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シンプル・イズ・ベストな、MX Keys MiniのMac用USキー8月18日発売。試してみた

小ぶりでシンプルなキーボードが欲しい。しかし、品質には妥協はしたくない……という人にピッタリなキーボードが登場した。それがMX Keys MiniのMac用(1万5950円(税込))。8月18日発売のこの商品を、ひと足先に試してみた。

MX Keys MiniにもMac専用モデル登場

『普段はMacBookシリーズ本体のキーボードを使うから、ストロークの長いキーボードは苦手』『テンキーは要らない。小ぶりでコンパクトなキーボードがいい』『でも、クオリティ感は欲しい』そんな人にピッタリなのが、LogicoolのMX Keys Miniだ。

そのMX Keys MIniにMac専用モデルが登場した。USキー配列なので、キートップの表示もシンプルなのが嬉しい。

Logicool MX Keys Mini(Mac用)
https://www.logicool.co.jp/ja-jp/products/keyboards/mx-keys-mini-for-mac.920-011219.html

MX Master 3sに代表されるように、MXシリーズはLogicoolの高級ライン。MX Keysはテンキー付きのフルサイズモデル。Miniはテンキーを持たず幅30cmを切るコンパクトモデルだ。

ちなみに、従来のスタンダードモデルはペールグレー、グラファイト、ローズの3色をラインナップするが、Mac用はペールグレーのみ。

高剛性ボディに、充分なストロークのパンタグラフ

キーの仕組みは、ノートパソコンと同様のパンタグラフ式。

しかし、薄く作らねばならないノートパソコンと違ってキーストロークもあるし、アルミボディなので剛性感も高い。アップルの純正のMagic Keyboardはちょっと前のMacBookシリーズ的なストロークの短いキータッチだが、MX Keysシリーズはもう少しストロークが長い。こちらの方が好みだという人が多いのではないかと思う。

MX Keysシリーズはノートパソコン的なキータッチで、より高級な外付けキーボードを望む人には理想的だと思う。モバイル状況下ではノートパソコン、オフィスや自宅など、外部ディスプレイのある環境ではMX Keysという使い分けなら違和感も少ないと思う。

今回発売されたMac用は、USキー配列のみで、キートップの文字の刻印も非常にシンプル。『高品質かつシンプル』を望む人には理想的なキーボードだと思う。

実はMac専用にBluetoothがチューニングされている

裏面はご覧のような構造。裏ぶたと後ろの足の部分はプラスチック製だが、おそらくこれは電波の飛びを良くするためだと思われる。

今回のMac版は、BluetoothもMac専用のチューニングがされており、Mac環境においてより接続性が良くなっているのだという。Bluetoothはオープンな規格だが、やはりMacの独自性というのもあり、専用にチューニングするとより安定感が高まるのだそうだ。

最近のLogicoolの一連の製品と同様、ボタンで3台の端末にペアリングできる。筆者は、日常的にMacBook ProとiPad ProとiPhoneにペアリングしているが、複雑な操作なしでワンボタンで切り替えられるのは便利だ。

特に、デスクワーク中にメッセージを受信した時に、iPhoneに切り替えて素早くキーボードで入力できるというのは、慣れると欠かせない機能になる。

電源のオン/オフに物理スイッチがあるのもいい。iPad Proと一緒にバッグに突っ込んだりする時に、目視確認しなくても、手だけで確実にスイッチオフの操作ができるのは安心だ。

充電はUSB-C。フル充電後最長10日使用出来る。またバックライトをオフにすれば最長5カ月使用可能。

インテリジェントなバックライトも魅力的

そう言われるとバックライトをオフにして使用したくなるかもれないが、センサーが内蔵されており、バックライトが点灯するのは暗所で、かつ手を上にかざした状況のみ。つまり、明るい部屋で使用している限り、さほどバッテリーは消費しない。

それでいて、薄暮の状況などで、文字を書こうとキーボード上に手をかざしただけで、ホワッと美しいシンプルな文字が刻まれたキートップが浮かび上がるのは心地よい。キーボードが自分の意を酌んでくれている気がする。

スタンダードモデルとMac用を細かく比較してみよう

手元にある、MX Keys Mimiの日本語キーボード(Mac専用ではないタイプ)と比較してみよう。

左が、今回発売されるMac用。USキーボード配列で若干キーの数が少なく、キートップの文字表示もシンプルなのがお分かりいただけるだろう。リターンキーあたりのデザインも異なる。筆者は日本語配列に慣れているので、リターンキーあたりで打鍵ミスをしがちだ。

従来のモデルは『変換/かな』『カタカナひらがな/ローマ字』『無変換/英数』キーなどを備えており、少しキーの数が多く、その分スペースバーが短いなどの違いがある。

このあたりの違いにこだわる人は、それぞれの違いをよくチェックしてから選んだ方がいい。

デリートキー、リターンキーあたりの造作も少し違う。

どちらを選ぶかは好みとしか言いようがないが、コンパクトで洗練されたデザインのMX Keys MiniにMac専用/US配列のシンプルなキートップは非常に美しい。

少々お高いが、シンプルデザインでコンパクト、高品質なキーボードが欲しければ、MX Keys Miniがベストだと思う。スタンダードモデルか、Mac専用かは、好みによって選ぶといい。

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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