「TENJIN WORKS」オーナー・髙木英登さんの1961年式 ホンダ ドリーム CB72 スーパースポーツ【愛してやまない、こだわりの一台】

愛車は、ただの移動手段じゃない。休日の相棒であり、人生を彩る最高の趣味でもある。だからこそ、選ぶ一台には、その人らしさやこだわりがぎっしりと詰まっている。ここでは、ファッション業界で活躍するビークル好きたちが愛してやまない一台を紹介する。今回は、「TENJIN WORKS」オーナー・髙木英登さんの愛車をピックアップ。

モノクロスポーツ時代が生んだ端正な造形美とノスタルジー|1961 HONDA DREAM CB72 SUPER SPORT

ホンダの名車、CB72を愛車にする高木さん。約2年前に購入し、日々の通勤で活躍している。お気に入りは、何と言ってもエンジンの造形美。

「エンジンから左右に伸びるマフラーの造形が本当に美しい。それに、1970年代以降の派手なカラーが登場する前、銀と黒だけで構成された“モノクロスポーツ”の時代らしい渋さというか、硬派な雰囲気にも惹かれます。サイズもちょうどよく軽くて、スポーツモデルだけあって操作性も抜群。決して速くはないですが、都内を走るには本当に気持ちいいバイクですね。当時のモノクロ写真集を見るのも好きで、大学生たちがCBに乗って、真知子巻きをした女性を後ろに乗せて走るような風景に、その時代ならではのノスタルジックな空気を感じます。そんな世界観も、このバイクに惹かれる理由のひとつです」

劣化したゴムパーツの交換やタンクエンブレムの装着以外は、ほぼオリジナルの状態をキープ。エンジンから左右へ美しく伸びる2本出しマフラーや、銀と黒で構成された端正なカラーリングなど、CB72ならではの造形美が色濃く残されている。細部に宿る当時の雰囲気も、このバイクならではの魅力だ。

(出典/「Lightning 2026年9月号 Vol.389」)

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