世界屈指の洒落者に学ぶ、ミリタリーHBT(ヘリンボーンツイル)の着こなし

ミリタリーHBTの魅力はよくわかっているけれど、どのように着こなすのが良いのだろう? そこで世界各国からウェルドレッサーとして認められている稀代の洒落者である「ブライスランズ」のイーサンを直撃。そのコツはあえてオリジナルに近いものを着ることだった。

イーサン・ニュートン|Bryceland’s Tokyo オーナー。1980年生まれ。オーストラリア出身。13歳でヴィンテージへ興味を持ち、17歳からテーラードの勉強を始める。20歳で来日し、デニムブランドに従事。様々なブランドを経て、2016年にブライスランズを開店。

当時のシルエットをモダンに着こなす矜持

オーストラリア出身のイーサンは、20歳で来日し、日本の有名デニムブランドを経てラルフローレンのシニアディレクターを務めた、洋服への造詣が深い人物だ。10年前に東京にオープンしたブライスランズでは、イーサンがこよなく愛する30〜50年代のヴィンテージをモチーフに、信頼する世界各国の職人に生産を依頼したオリジナルが並ぶ。今回のHBTパンツに関しても強いこだわりがある。

「あえてヴィンテージのシルエットを忠実に再現し、当時の生地感に限りなく近いHBTをチョイスしました。オリジナルは股上がとても深いし、裾にかけて絞りのないストレート。出自がミリタリーなので、機能美を追求した結果です。そのアンファッションなバランスがおもしろく、それをあえてドレスダウンする時に使うことがモダンなことだと思います。俺はヴィンテージを根底から再構築するのではなく、オリジナルの良さを残すことが服作りで大切だと思っているんですよ」

DRESS

ドレススタイルのハズしにHBTトラウザーズを有効活用した、テーラリングを深く理解するイーサンらしい提案。ツイードジャケットに白×黒のギンガムチェックシャツを合わせ、ブラックHBTでカジュアル過ぎないバランスに。シルクのニットタイもいいアクセント。ニットタイ15,400円、ボウヒル&エリオットとのコラボシューズ58,300円、その他私物

CASUAL

ブラックHBTを用いたM43モチーフのミリタリートラウザーをベースに、全身を同色でコーディネート。シャンブレーシャツの上にスウェット、チェックのウールベストを重ね、ヘビーデューティな雰囲気に。黒なので精悍さもある。シャツ45,100円、スウェットシャツ25,300円、ボウヒル&エリオットとのコラボシューズ58,300円、その他私物

HBTトラウザーズは、あえてカットオフすることでよりカジュアルで抜け感のある印象を与えている。短めにカットすれば、靴も合わせやすい

【おすすめアイテム】あえてオリジナルのシルエットを再現|Bryceland’s P13 Trousers HBT

第二次世界大戦時にUSアーミーで支給されていたM-43トラウザーをサンプリングしたオリジナル。当時のシルエットを活かしつつ、オリジナルと同様のODカラーの他に、リバーシブルのフロッグスキンと黒を展開する。47,300円

【問い合わせ】
Bryceland’s Tokyo 
Tel.03-6721-0133
https://brycelandsco-tokyo.com

(出典/「Lightning 2026年5月号Vol.385」)

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