BROOKLYN OVERALLのベイカーパンツ
いまから3〜4年前、兄弟誌『セカンド』の取材で初めて行ったニューヨーク。ずっと行ってみたかった場所で、撮れ高も抜群だったので、概ね満足の旅だったのですが、スケジュールの都合で橋を越えてブルックリンまで行くことが叶わず。映画、音楽、古着。いろんなカルチャーと深い関わりのある場所だし、一度は行ってみたかったな、とちょっと後悔しています。
そんなブルックリンは、いまでこそお洒落な町として観光客にも人気ですが、かつては造船所や工場が並んでいたり、ブルックリンブリッジの建設があったりと、労働者が多く住んでいた町だったそうです。ブルックリンオーバーオールは、そんなリアルワーカーたちへ労働着を販売していた老舗のブランドで、なんと120年以上前の1904年に創業。1970年代ごろには、カジュアルブランドとしての認知も獲得。2019年に日本でリブランディングされ、ワークウエアのみならずミリタリーアイテムなども幅広く手掛けています。
今回僕がピックしたのはベイカーパンツ。ちゃんと質実剛健な雰囲気もありつつ、ポケットだけ別生地が使われていて、遊び心に富んでいます。ブルガリア軍のパンツを研究して織り上げた生地を使うなどこだわりも強く、かつ日本製でこの価格というのも嬉しい!

ブルガリア軍のパンツの生地を紐解き、糸からこだわって製作した1本。ほどよい厚さのあるタフで無骨な素材感は、グレーがかったオリーブへと経年していく様も楽しめる。最大のポイントはポケットのみ別布になっている点。同系色のため、シックな印象が損なわれることはなく、あくまでさりげないアクセントとして効く絶妙な仕上がりになっている。シルエットはややゆとりのあるストレートで、穿き回しやすい。23,980円(ニコル プレスルームTel.03-5778-5445)

本アイテムを特別たらしめているのは、同系色の異素材で配されたポケット。ベイカーパンツの象徴的なデザインを際立たせるギミックだ。

フロント同様、バックポケットも異素材の生地が使われている。また、左右で異なるポケットデザインが、実用性と独自性を高めている。

1904年にブルックリンで創業したワークウエアブランド。2019年に日本でリブランディングし、デイリーウエアを幅広く展開している。
(出典/「
photo/Kazuya Hayashi 林和也
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