3mmの衝撃 ― Y’2 LEATHERが放つ別格の極厚スポーツジャケット

12月、革ジャン好きにとって一年で最も心が躍る季節。連日レザージャケットを求める来店客で賑わう御殿場のバーンストーマーに、Y’2 LEATHERより25AWシーズン待望の新作モデルが到着した。今回登場したのは、実測約3mm厚という圧巻のボリュームを誇るステアハイド(雄の成牛革)を使用したスポーツジャケット。手に取った瞬間に伝わる革の密度、そしてずしりと腕に伝わる重量感は、まさに“本気のレザー”と呼ぶにふさわしい仕上がりだ。

OILED ROUGH STEER SPORTS JACKET / WSR-45

本作は「革そのものの存在感を最大限に楽しむ」というコンセプトのもと、あえて胸ポケットや袖口のカフスボタンといった装飾的な要素を削ぎ落とし、極限までシンプルにまとめられたデザインが特徴。余計なディテールが無いからこそ、3mm厚ステアハイドが放つ迫力と質感が前面に押し出されている。

OILED ROUGH STEERについて

使用されているレザーは、ホースハイド専業として知られるタンナーにて鞣された特別なステアハイド。

革本来の表情を生かすためアニリン染料仕上げが施され、表面には奥行きのある艶が宿る。

極厚ながらもしっかりとオイルを含ませることで、触れると“もっちり”とした独特の弾力を感じさせ、重厚な見た目とは裏腹に着心地は驚くほどしなやか。

着込むほどにブラックの下から茶芯が浮かび上がり、一着ごとに異なる経年変化を楽しむことができる。

襟は主張しすぎない程よいサイズ感。

顔周りをすっきりと見せつつ、革の重厚な質感をしっかりと引き立ててくれるバランスだ。

背面はV字ヨークと腰部分の切り替えを配したクラシカルな構成。

派手さはないが、だからこそ革の表情とシルエットの美しさが際立つ。

このモデルの最大の魅力は、シンプルなデザインゆえに“革の個体差”がそのまま主役になる点。

細かなシボ感とダイナミックな皺が、パーツごとに計算されたように配置されている。

フロントにはUNIVERSALファスナーを採用。

極厚レザーに負けない頑丈さを備えつつ、スライダーの動きは非常に滑らか。開閉のたびに精密な機械らしい心地よさを感じさせてくれる。

袖口にはあえてカフスボタンを設けず、潔い仕上がりに。

無駄を削ぎ落とすことで、全体の印象がよりストイックな方向へとまとめられている。

ライニングにはクラシカルなコットンウール素材を使用。

見えない部分にも妥協のない作り込みがされており、着用時の保温性と肌当たりの良さを両立。

左胸には内ポケットを装備し、実用性もしっかり確保されている。

一般的なレザージャケットの革の厚みが1.2mm程度のところ、本作では倍以上の厚みとなる約3mm厚のレザーを使用しているというから驚きだ。

バーンストーマーに並ぶ約700着の在庫の中でも、最も分厚いレザーを使用したモデルとなる。

数値や写真では伝えきれないこの一着の本当の迫力は、ぜひ店頭で確かめてほしい。

\詳細はこちらから/

サイズ34~42 価格¥169,400(税込)
https://www.barnstormer.jp/view/item/000000016622?category\_page\_id=ct77

サイズ44~48 価格¥186,340(税込)
https://www.barnstormer.jp/view/item/000000016665?category\_page\_id=ct77

【DATA】
BARN STOMER&CO.
静岡県御殿場市御殿場17-3 11時〜19時 火曜休
TEL0550-75-7755
https://www.barnstormer.jp

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

Pick Up おすすめ記事

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...