ハワイは未経験だけど、この柄がツボなんです。「ユニオンサプライ」のパラカチェックシャツブラウス

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、「この原稿を書いている今から数えて一週間後に、人生初のハワイ出張が控えている。インドア派の僕には眩しすぎて縁がなかったハワイ、果たして何を思うのか」と語る編集・パピー高野がお届け!

ユニオンサプライのパラカチェックシャツブラウス

ピーカンの屋外よりもクーラーの効いた屋内を好み、体調を心配されるほどに細身で、生粋のカナヅチでもある僕は、生涯ハワイという場所に縁がないものだと思っていた。いくら「ファッションは自由」とは言っても、さすがにそんな僕がアロハシャツのようなハワイ発祥の服を着るのは、ちょっとお門違いなのではないかと思っていた。

ただしパラカシャツは例外。というか、パラカの存在を知った時、それがハワイ発祥だとは知らなかった。ただ単純に「この柄、かわいい!」と思って手にとっただけ。しかも服ではなく雑貨店で見かけたファブリックが最初の出会いだったと記憶している。それからハワイ発祥だということを知り、すごく深いルーツのあるものなんだなということを知った。

ルーツがあるんだったら、それを知り尽くした職人の方々が作る正統派を、記念すべき一着目として選びたい。そうして、みなさんご存知のサンサーフ中野さんが監修し、実名で復刻しているユニオン・サプライのパラカシャツに辿り着いたのである。ようやく手に入れた。パラカシャツこそが僕とハワイの初めての接点であり、現状の僕にとってハワイのすべて。そんな僕が、近日ハワイ出張に行くことになった。今はどんなアロハシャツを一着目に選ぼうかとワクワクしている。

日本生まれのヤスダ・カヨジが1922年に設立、高品質で手頃なワークウエアをハワイに移住した日本人へ提供していたユニオン・サプライ社。同社が手がけた10オンスのパラカチェックシャツ生地を使ったシャツブラウスは、丈夫さと動きやすさを兼ね備えたワークウエアとして、パラカを代表するアイテムとなった。そんな歴史背景を熟知したサンサーフが復刻。2万3100円(東洋エンタープライズ TEL03-3632-2321 https://www.sunsurf.jp)

日本生まれのヤスダ・カヨジが1922年に設立した、ユニオン・サプライ社製のパラカシャツブラウスを実名復刻している。

帯付けを備え、ワークジャケットならではの堅牢性の高さによって、末長く愛用できる一着。小ぶりなボタンはシェル製。

シンプルながら、ワークウエアならではの実用性も兼ね備えたパラカきっての定番品。インディゴで染められた生地は、着用による経年変化も楽しめる。

(出典/「Lightning 2025年4月号 Vol.372」)

この記事を書いた人
パピー高野
この記事を書いた人

パピー高野

断然革靴派

長崎県出身、シティーボーイに憧れ上京。編集部に入ってから服好き精神に火がつき、たまの散財が生きがいに。いろんなスタイルに挑戦したい雑食タイプで、ヨーロッパからアメリカものまで幅広く好む。家の近所にある大盛カレーショップの名を、あだ名として拝借。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

金子ノブアキが着る【REDKAP × FREAK’S STORE】

  • 2026.10.21

長い歴史を持つワークウエアブランド〈レッドキャップ〉と〈フリークス ストア〉のコラボアイテムを金子ノブアキが今の感覚で着こなす。年齢を重ねたからこそ楽しめる服のこと、ブランドが持つ哲学のこと、そしてこれから大切にしていきたいこと。45歳を迎えた金子さんに、ファッションと生き方について話を聞いた。 タ...

世界最高峰のニットメーカー「JOHN SMEDLEY」が編むもの。

  • 2026.10.20

イングランド中部、リーミルズの自社工場で240年以上前からニットウエアを作り続ける〈ジョン スメドレー〉。1784年に創業した同ブランドが編んできた歴史と伝統が息づく場所で彼らが編むものとは。 240年の伝統と魂が息づくファクトリー 英国のトラッドブランドとして群を抜く歴史を持つのが〈ジョン スメド...

HISTORY OF B.V.D. 着心地を追求した150年

  • 2026.10.20

1876年、ニューヨークで誕生したB.V.D.。風を通すゆったりとした肌着から、水着、街や休日を彩るシャツまで。その歩みを貫くのは、日々を心地よく過ごすための工夫だ。時代ごとの広告や製品を手がかりに、着心地を追求してきた150年をたどる。 HISTORY OF B.V.D. 1876年 ニューヨーク...

原毛から生地まで。一貫生産を守る英国生地の名門「ムーン」とは?

  • 2026.10.19

服を突き詰めていくと辿り着くのが生地。トラッド好きなら一度は耳にしたことがあるであろう英国の名門が「ムーン」だ。羊毛から紡績、染色、織布を一貫して行う英国最後の生地メーカーが誇る伝統のモノづくりに迫る。(写真は、生地の製造において重要な“織り”の工程。タテ糸とヨコ糸をゆっくりと交差させ、チェック柄が...

Pick Up おすすめ記事

原毛から生地まで。一貫生産を守る英国生地の名門「ムーン」とは?

  • 2026.10.19

服を突き詰めていくと辿り着くのが生地。トラッド好きなら一度は耳にしたことがあるであろう英国の名門が「ムーン」だ。羊毛から紡績、染色、織布を一貫して行う英国最後の生地メーカーが誇る伝統のモノづくりに迫る。(写真は、生地の製造において重要な“織り”の工程。タテ糸とヨコ糸をゆっくりと交差させ、チェック柄が...

HISTORY OF B.V.D. 着心地を追求した150年

  • 2026.10.20

1876年、ニューヨークで誕生したB.V.D.。風を通すゆったりとした肌着から、水着、街や休日を彩るシャツまで。その歩みを貫くのは、日々を心地よく過ごすための工夫だ。時代ごとの広告や製品を手がかりに、着心地を追求してきた150年をたどる。 HISTORY OF B.V.D. 1876年 ニューヨーク...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

東京・入谷にできた靴づくりの新聖地「THE ZINE FOOTWEAR CLUB.」にメディア初潜入!

  • 2026.10.18

「ブラザーブリッジ」や「シュアブーツ」を手がける「ザ ジン フットウェア」。店舗と企画・縫製工場がひとつになったいわば“本拠地”を入谷に新設した。メディア初公開となる、その全貌に迫る。 メーカーでもあり店舗でもある新拠点 弊誌の読者であれば、おそらく「ブラザーブリッジ」という革靴ブランドはご存知であ...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。