これであなたも目利き! アメリカ発4大アウトドアブランドの年代別タグの見分け方を伝授

  • 2025.02.06

古着ブームは留まることを知らず、ヴィンテージは枯渇、値段高騰も甚だしい。そんな世間でスポットライトを浴び始めたのが、これからヴィンテージになりうる1970年代以降の「ネクストヴィンテージ」。ここでは、そんな古着たちを深掘りする。今回はアメリカを代表するアウトドアブランドを掘り下げる。

コロンビア、エディ・バウアー、ウールリッチ、エル・エル・ビーンの4大アウトドアブランドのアイコニックアイテムとは?

アメリカのアウトドアブランドにはそれぞれを代表するようなアイコニックなアイテムが存在する。「エル・エル・ビーン」であれば1番初めに作られた[ビーン・ブーツ]、「エディー・バウアー」ならアメリカの探検隊の為につくった[カラコラム]などは現代も残るブランドの顔だ。まずはブランドごとのアイコンアイテムを覚えておこう。

Columbia|フィッシングベスト

フィッシングベストをはじめとするフィッシングアイテムの人気がきっかけで、ネクストヴィンテージとして頭角を現し始めた。古着市場において、評価基準に差がある為、まだまだ安く面白い古着が掘れる。

Eddie Bauer|カラコラム

1920年にアメリカ・ワシントン州のシアトルにて創業。現在まで100年以上続く老舗ブランド。アメリカで初めてダウンジャケットを作ったブランドであり、古着市場でもさまざまなスタイルのダウンアイテムが見つかる。

L.L.Bean|ビーンブーツ

アメリカ・メイン州にて1912年に創業。名著「オフィシャル・プレッピー・ハンドブック」に掲載されるなど当時からの高い人気が伺える。[ボート・アンド・トート]などの名作を数多く生み出してきた。

Woolrich|マウンテンパーカ

1830年、アメリカ・ペンシルベニア州にて創業。バッファローチェックをはじめ、画期的な生地を生み出してきたブランド。様々なブランドのマウンテンパーカを請け負っていたことも有名な話。

それぞれのタグの変遷を辿ってみよう!

年代判別をする上で、生地の違いやディテールなどアイテムによっての違いも重要な手がかりとなるが、1番に分かりやすいのはタグの変遷を覚えておくことだろう。一般的にヴィンテージと呼ばれる旧い年代はこれまで何度も紹介されているので、ここでは70年代以降の比較的新しいタグの変遷を追っていく。

Eddie Bauer

1970s初頭〜’80s後半

ブランド名の下に「EXPEDITION OUTFITTER」と入るのものが「黒タグ」前期。2段目の「PREMIUM QUALITY GOOSE DOWN」は年代の判別には関係ない。

1980s後半〜’90s前半

「黒タグ」後期になるとブランド名の下の文字が「EXPEDITION OUTFITTER」から「OUTDOOR OUTFITTER」へ変わる。アメリカ製以外のアイテムが増えるのもこの頃である。

1990s初頭〜’90s後半

1990年代に入ると「黒タグ」から「白タグ」に変更される。この時にはほとんどのアイテムがアメリカ以外で作られており、ファッションとしてのウエアを主に展開している

Columbia

1970s〜’80s後半

現行のアイテムにもみられる「コロンビア」のダイヤモンド型のマークは70年代から付いているこのタグから見られるようになった。通称「イエローストーンタグ」と呼ばれている。

1980s後半〜’90s後半

1980年代の後半から、白地だったタグは紺地に変更。通称「紺タグ」が付くようになる。この形以外にも、アイテムによって「紺タグ」は何種類か存在するのだが、年代は同じく変わらない。

1990s後半〜

’90年代から2000年代にかけては再度白地のタグに変更される。この年代頃のアイテムから特に特徴的な生地の切り替えや蛍光カラーを使うアイテムが増え、同ブランドらしいアイテムが増える。

L.L.Bean

1980〜’90s後半

生成りの生地に緑の糸で「FREEPORT MAINE」と「Made in U.S.A」の文字が入る。同じ要素で構成されたタグでもブランド名の右上につく「®」が「™」表記となる方が旧い

1990前半〜’90s後半

アメリカ製のアイテムが減りだした’90年代頃のタグからは「Made in U.S.A」の文字が消え、ブランド名と「FREEPORT MAINE」だけが載るシンプルなデザインに変わる。

2000s〜

2000年代に入ってから、現在まで採用されているタグである。ブランドの創業地「FREEPORT, MAINE」の文字が消え、創業年と「QUALITY GUARANTED」の文字が入る。

Woolrich

1970〜’80s前半

’70年代からは、それまでのタグのテイストとは異なり、リアルなヒツジからロゴのように簡素化ヒツジが刺繍されるようになる。大きめなものから三角タグなど大小様々なサイズが存在する。

1980s前半〜’90s前

’80年代に入ると、白地だったタグから紺地のものへと変更される。記載される文字に多少の違いはあるが年代の違いはない。三角タグやサイズの小さいものなど変形も存在する。

1990s

’90年代に入ると、「紺タグ」が同時期に存在しますが筆記体やレザー素材など、様々な形や素材のタグが混在するようになる。この頃からアイテム自体もユニークなものが増える。

(出典/「Lightning 2025年2月号 Vol.370」)

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