音楽室では上ばかり見ている少年だった男が選んだスウェットシャツ。

物欲旺盛なライトニング編集部員たちが、今の気分で選んだ欲しいモノや身銭を切って購入したアイテムをジャンルレスで報告! 今回は「自分で歌が下手だと思ったことはないし、40代までは「将来の夢は歌手」と公言していた。しかし、楽器は打楽器しかできないし、楽譜もチンプンカンプン」と語るライトニング編集長であり買い物番長の松島親方がお届け!

フェローズのプリントスウェット。

中学校の音楽の授業は辛い思い出ばかり。「オマエだけ、ドレミファソラシドを正しい音階で歌えていない」と、みんなの前で、ピアノに合わせてドレミを繰り返し歌わされた。俺はその先生がキライで、授業中は顔を見るのもイヤだった。だから、いつも壁の上の方に掛けられていた歴史的音楽家の肖像画をジッと見ていたから、音楽家の顔と名前に妙に詳しい中学生になった。

バッハ、ベートーベン、モーツァルト、ショパン、シューベルト、ブラームス、チャイコフスキー……。いろんな音楽家の顔と名前を覚えた。このスウェットに初めて出逢った時、とても懐かしく、旧い友だちとの同窓会に参加している気分になった、と言ったら大袈裟だろうか。でも、興奮しすぎて、スマートクロージングストア原宿店の姫野さんに即ライン送信。「一番大きなサイズを両色予約!」と。

オートミールにはカラー多色プリントだけど、グレーにはブラックの単色プリントという色の使い分けも有り難い。フェローズの顔面いっぱいシリーズはこれで2作目だけど、毎度買い続けてしまうんだろうな。

次は、どんな人たちが登場するか、今から楽しみだ。歴史好きとしては、こういう百科事典系? なプリントはどんどんやっていただきたい。アメカジは歴史を伝える。

両Vガゼットのヴィンテージスウェットを初めて復刻したフェローズ。いまから30年以上も前のことだ。フェローズの両Vスウェットファンは数多い。毎シーズン、様々なプリント柄のスウェットをリリースしているが、数年前に往年の映画俳優たちを一堂に集めたクリエイティブな柄をこのコーナーで紹介しているが、今回も同じシリーズと位置付けていいだろう。1万7380円(スマートクロージングストア原宿 TEL03-3406-0012 http://www.pherrows.com/

フェローズが創業して間もない頃、その名を世に知らしめたアイテムの一つが前後両Vガゼット付きのスウェットだった。いまでも多くのファンを持つ。

ボディカラーはグレーとオートミール。どっちも同じ柄だが、プリントの配色の違いで全く違うものに見えてしまう。悩む必要はない。両方買うのが正解。

(出典/「Lightning 2024年11月号 Vol.367」)

この記事を書いた人
松島親方
この記事を書いた人

松島親方

買い物番長

『Lightning』,『2nd』,『CLUTCH Magazine』男性スタイル&カルチャー誌の統括編集長。ロンドンのセレクトショップ「CLUTCH CAFE」のプロデューサーも務める。 物欲を満たすためには海をも越え、全地球規模で買い物を楽しんでいる。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

2025年秋冬、「ジェラード」から厳選されたヴィンテージモチーフが息づく至高のコレクションが到来!!

  • 2025.12.12

2025年秋冬、ジェラードらしいネイティブアメリカン、ミリタリー、クラシックなワークウエアなど、厳選されたヴィンテージモチーフが息づく至高のコレクションが到来。Lightningがその中からおすすめアイテムを厳選して紹介する。 Salem Coat [Lot No_AG12420] 6年ぶりのリリー...

Pick Up おすすめ記事

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...