LA POCHEのANNE -BLACK-
遂に、ワタクシ、上等なブーツを購入〜! ここ最近はスニーカーとローファーの二刀流で過ごしていたので「今日の格好にはブーツが合うよな〜」なんて日もあった。そんなもどかしい気持ちともようやくおさらばだ。靴は実際に履いてからの購入がマイルールなので、浅草に構える店舗へ出向いた。ラポシュのデザイナー、Aiquaさんとは過去のクラッチの撮影振りだったので、約1年振りの再会。
まず始めに、計測器で正確に足のサイズを測ってもらい、自分の足のカタチを人生25年目にして、ようやく理解。やや細身で左足の方が若干デカい。丁寧に商品の説明をしてくれて、久々にきちんと接客してもらったなと感じた。
レディスのブーツだと可愛くなりすぎるし、メンズのブーツは、武骨すぎて履きこなせなかったり。いい塩梅のブーツを探しているアメカジ女子も多いのでは? このブーツはまさに、ワガママ女子待望のいいとこ取りなディテールが詰まっている。
重厚感のある革やカタチからは漢気を感じるし、随所で見受けられる曲線が、美しいシルエットを演出してくれる。こういうブーツはなかなか存在しない。私のワガママを見事に叶えてくれた。
1920〜40年代のレスリングシューズをベースに製作。姫路で鞣されたオリジナルのカーフレザー、「ダッチ タロウェ カーフ」を使用した1足。商品名の「ANNE」は、レスリング女子の公式試合初代チャンピオンの名前から名付けた。ラポシュの商品名にはどれも裏エピソードがひっそりと隠されているのだ。6万6000円(ラポシュ https://lapoche.co/)
靴紐はベージュとブラックの2種類が付いてくる。靴紐のカラーが異なるだけで、グッと印象が変わるので、2足買った気分だ!
踵部分にかけて、曲線が描かれている。ここがくびれているおかげで、力強い雰囲気と女性らしさの両立が実現した。
グリップ力が強く、擦り減りづらい丈夫なビブラムソールを使用。履いた瞬間、足裏から持ち上げられているような感覚が癖になる。
トゥからシャフトにかけて、なめらかに上がっているので、シルエットが綺麗。スカートやワンピースと合わせてもブーツが浮くことはない。
(出典/「Lightning 2024年11月号 Vol.367」)
Photo/N.Hidaka 日高奈々子
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