レザーに囲まれた最高の空間!
宮城県大崎市に広大な店舗を構えるウルフパックは、近県からも大勢のアメカジファンが集う東北の名セレクトショップだ。そのウルフパックが、店舗の2階フロアをファインクリークをメインとしたレザー専用フロアに改装したという。
「革ジャンは安い買い物ではないですし、お客様にゆったりとお気に入りの一着を選んでもらいたい」という代表の齊藤さんの想いをそのままカタチにした、まさにレザーラバーの楽園のようなフロアなのだ。ファインクリークやボーテスなど、ファインクリーク代表・山﨑さんの手掛けるレザーブランドをメインに、ブーツなどもディスプレイ。革好きなら、是非足を運んでみては?
2階フロアではレザージャケットだけでなくブーツも取り扱う。レッドウィングやビルトバック、メーカーズなど名だたるブランドが並ぶ。
2Fのレザーフロアで出会える至極のレザージャケットをピックアップ。
FINE CREEK LEATHERS/LEON CUSTOM
ファインクリークレザーズの中でも、Gジャンタイプのリッチモンドと人気を二分する代表モデル、レオン。こちらのカスタムモデルは、エポレットとベルトを最初から切ってあるユニークなモデルだ。1950〜’70年代のダブルライダースのディテールをミックスさせ、理想のライダースを作り上げた。1.8㎜厚のタンニン鞣しの馬革を使用し、まず芯通しで茶の水性染料で染め、その後に黒の水性染料で丸染めした、いわゆる“サンドウィッチ”仕様。着込むほどに革の表面が擦れ、顔料仕上げにありがちな「点落ち」ではなく、面でうっすらと茶芯が出現する「面落ち」が存分に楽しめる。20万6800円〜
FINE CREEK LEATHERS/GRAHAM
1930年代の名作スポーツジャケットをデザインモチーフに、ファインクリークらしい味付けを施して今に甦らせた意欲作、グラハム。スポーツジャケット特有の野暮ったさもなく、非常にシャープな印象を受ける一着に仕上がっている。実際に着用すると、体のラインに吸い付く着用感に驚くはずだ。素材には2.0㎜厚の染料仕上げの馬革を採用。光沢感がありながらもシボ感や皺などホースハイド本来の風合いを堪能でき、ヴィンテージさながらにうっすらと現れる茶芯も楽しめる。センタープリーツやアコーディオンプリーツ、ボールチェーンなどヴィンテージファン垂涎のディテールも満載だ。22万3960円〜
FINE CREEK LEATHERS/TRIANGLE
ファインクリークレザーズから、新たなるシングルタイプが登場した。そちらがこちらのトライアングルだ。1930年代に見られたスポーツジャケットの意匠を組み合わせ、代表の山﨑さんの理想を具現化した、いわばオリジナルモデル。2.0㎜厚のベジタブルタンニン鞣しの馬革を使用、芯を茶に染め、その後、黒で丸染めしたいわゆるサンドウィッチ仕様でありながら、表面にアニリン仕上げを施し、独特の風合いを実現している。肩幅や胸回り、袖幅をややゆったりとさせつつ、裾幅と袖幅を絞っているため、逆三角形の美しいフォルムを作り上げている。背中は贅沢な一枚革仕様。24万2000円〜
【DATA】
WOLF PACK
宮城県大崎市古川若菜町2丁目1-5
11時〜19時 火曜休
TEL0229-25-9795
https://www.wolfpack-webshop.com/
ファインクリークレザーズ
TEL050-3390-2470
http://www.finecreek.jp
(出典/「Lightning 2024年11月号 Vol.367」)
Photo/A.Sekiguchi 関口アツシ
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