実録! デニムの色落ち実験室【これを一年穿いてみたらどうなる経年変化!?】

以前「実録! デニムの色落ちレポート」という企画で、新品からほぼ毎日1年穿き続けるとデニムはどのように経年変化するか? という記事をやってきたけど、無事に1年穿き続けてイイ感じに色落ちしてくれた。それに懲りずに新たな1本でまた穿き続けてみようというのがこの企画。今回チョイスしたのはフルカウントから新たに発売された0105SSWに。懲りずにまた穿き続けてその経年変化をレポートしていく。

まだ経年変化の実例が少ないライトでソフトな新定番モデルでチャレンジ。

今回、穿き続けてみようとチョイスしたのはフルカウントが新たに発売したスーパースムースと名付けられた11.5オンスデニム。いわゆる定番的な13、14オンスよりも軽く、しなやかな生地にして、通常のフルカウントデニムと同様、ヴィンテージさながらの経年変化も楽しめるというふれこみ。

まだ発売されて間もないので、リアルな経年変化は誰もわからない。ならば色落ちレポートの企画にぴったりだよなと、このモデルをチョイスしてみた。そもそもヘビーオンスはよく聞くけど、ライトオンスというアプローチが実にフルカウントらしい。

11.5オンスという数値ではピンと来ない人も多いと思うけど、穿いてみるとその名の通りスーパースムース。フルカウントが大事にしている、毎日でも穿きたくなる穿き心地の良さを徹底的に突き詰めたというだけあって、ジーンズ特有のゴワゴワとしたストレスは皆無。

一度このしなやかな生地感に慣れてしまうと、通常の13~14オンス、ましてやヘビーオンスのジーンズを穿くことがストレスになってしまうかもしれないと思うほど気持ちいい。

ただ、その色落ち、経年変化はどうなの? というところが気がかりでしょ。で、とりあえず今回はワンウォッシュを手に入れ、チェーンステッチで裾上げした後、穿き始める前を紹介。ここからどのように経年変化していくかを毎月レポートしていくぞ。

こいつを穿き続けたらどうなる?

0105SSW Wide Denim Super Smooth One Wash

フルカウントならではのヴィンテージさながらの縫製仕様や色落ちをキープしながらもよりストレスフリーな穿き心地への追求によって生まれた11.5オンスデニムを採用して、定番シルエットの0105になるモデルが今回の実験台。個人的にも大好きなヴィンテージデニムのようなゆったりとしたシルエットなので、さらにストレスフリーな穿き心地を実感。筆者はさらにゆったりと穿きたいのでオーバーサイズのW32をチョイスしてみた。写真はチェーンステッチで裾上げ後、一度家庭で洗濯した状態。まだまっさらの濃紺という状態。裾上げ後に撮影しているのがかなり短足に見えるのはご愛敬。3万580円(FULLCOUNT https://fullcount-online.com

フロントはボタンフライ。個人的にはジーンズはボタンフライしか穿かない派。バックポケットは隠しリベット仕様なので、裏にはリベットが見えている。ここも表からは経年変化が生まれる部分。このモデルはゆったりとした股上とワタリがあるので、ヒゲなどのアタリがはっきり出るのかも検証していきたいね。

バックポケットを見ると毛羽感がかなり出ているのがわかる。下ろしたてのジーンズらしさでもある。これは生地を構成する糸に付いている余分な繊維が洗濯や穿き込みによって出てくる現象。こいつが無くなってくるまで穿くのが最初の目標かな。バックポケットには装飾も赤タブもなくすっきりとしたデザイン。過度に主張をしないのもフルカウントらしさ。

シボ感のあるレザーパッチは新品の状態でかなりの雰囲気。ここも着用や洗濯によって経年変化していく部分。モデル名である0105SSがスタンプで印字される。

生地がライトオンスのせいか、裾上げ後に一度洗濯しただけでバックヨークの縫製部分にははっきりとパッカリング生まれている。これは縫製糸が綿糸のため、洗濯、乾燥によって縮んで生地が引っ張られて生まれる現象。この凹凸感がバックスタイルの表情をカッコ良くしてくれる。早くもそのポテンシャルを感じて期待大。

チェーンステッチで裾上げしたので、斜めに入る裾のパッカリングも早くも出ている。アウトシームに生地のセルビッジ部分が来るのでここのアタリや色落ちも今後生まれてくるのが楽しみ。はっきりと出てくるのは何カ月後くらいだろうか?

【基本データ】
トータル穿き込み期間:2024年5月から穿き込み開始
穿き込み頻度:週6日程度を予定
トータル洗濯回数:1回(製品ワンウォッシュ時を含めず)

この記事を書いた人
ラーメン小池
この記事を書いた人

ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

【Tricker’s × 2nd別注】英国の伝統と歴史が宿る質実剛健なカントリーブーツをネイビーで

  • 2026.03.18

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 革靴の名門「トリッカーズ」とのコラボが実現。ストウ ネイビーカーフ 革靴の聖地として名高い英国・ノーサンプトンにて1...

“ユニオンスラック”って知ってる? アメカジにもトラッドにもバチっと決まる、万能パンツシリーズを全部見せ

  • 2026.03.16

“ユニオンスラック”は、「トラディショナル ウェザーウェア」を代表するベストセラーパンツシリーズ。シルエットのバリエーションが豊富でそのどれもが美しく、ベーシック。ワードローブにあるアメカジ服もトラッド服も、クリーンにまとめ上げる名作だ。 太シルエットをほどよく楽しむセミワイドな大人気モデル|ユニオ...

【SETTLEMIER’S×2nd別注】メイドインポートランドの王道スタジャン登場

  • 2026.02.11

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! SETTLEMIER’S×2nd AWARD JACKET  1990年の創業以来、ポートランドの工場で今もなお地元...

ヘビーデューティど真ん中! レトロなデイパックに注目。

  • 2026.01.26

1977年に発売された『ヘビーデューティの本』という名著をご存知だろうか。当時数々の雑誌で、イラスト・ルポ(自ら現地に赴いて取材した内容をイラストを用いながら報告すること)を描いていた小林泰彦さんが手掛けた1冊で、いまだファッション好きにとってのバイブルとなっている。ヘビーデューティとは、「耐久性が...

奈良の名セレクトショップ「アンボイ」代表がおすすめする『ファインクリーク』のレザージャケット4選

  • 2026.03.06

奈良県にある名セレクトショップ、アンボイ。今回はその代表である今西さんに登場していただいた。ファインクリークのレザーウエアを扱い、シンプルながら奥深い着こなしを提案する今西さんのセンスは、多くのレザーファンに支持され、奈良以外の関西近県からも大勢のお客がアンボイに足を運ぶ。今西さんのファッション哲学...

Pick Up おすすめ記事

2000年代初頭に姿を消した「XS バゲージ」が復活! スタイルで選ぶ、3つの選択肢

  • 2026.03.18

アメリカのファクトリーブランド「XS バゲージ」。2000年代初頭に姿を消してから10年以上の時を経て、いま再び動き出す。アイコニックなモデルを含む3つのアイテムを、3つのスタイルで提案する。 もし続いていたら。その記憶を、いまの基準で。 独特な“XS”マークのアイコンを掲げ、さまざまなスタイルのカ...

ヘビーデューティど真ん中! レトロなデイパックに注目。

  • 2026.01.26

1977年に発売された『ヘビーデューティの本』という名著をご存知だろうか。当時数々の雑誌で、イラスト・ルポ(自ら現地に赴いて取材した内容をイラストを用いながら報告すること)を描いていた小林泰彦さんが手掛けた1冊で、いまだファッション好きにとってのバイブルとなっている。ヘビーデューティとは、「耐久性が...

【VAN×2nd別注】スポーティなレタードカーティガンでひと味違うアイビースタイルを。

  • 2026.02.03

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【VAN×2nd】トラックカーディガン[レタードワッペンセット] 日本にアイビーの礎を築いたブランド、「VAN(ヴァ...

“ユニオンスラック”って知ってる? アメカジにもトラッドにもバチっと決まる、万能パンツシリーズを全部見せ

  • 2026.03.16

“ユニオンスラック”は、「トラディショナル ウェザーウェア」を代表するベストセラーパンツシリーズ。シルエットのバリエーションが豊富でそのどれもが美しく、ベーシック。ワードローブにあるアメカジ服もトラッド服も、クリーンにまとめ上げる名作だ。 太シルエットをほどよく楽しむセミワイドな大人気モデル|ユニオ...

エディー・バウアー吉祥寺 1周年イベント完全レポート! 来店したアツいファンの着こなしにも注目

  • 2026.03.17

2025年12月13日(土)〜21日(日)の期間で開催されたエディー・バウアー吉祥寺店の1周年イベント「Archives Meets New」は、大盛況のうちに幕を閉じた。期間中は多くのエディー・バウアーラバーが来店。熱気に包まれた会場風景とそこで出会ったファンたちをスナップで紹介する。 過去と現在...