フェローズのヘビーウェイトスウェット
街を歩いていると、胸にドーンとロゴの入った服を着ている人はとても多い。それを見た人が、そんなでっかいロゴ入りの服を欲しくなって、買ってしまう。その連鎖の果て大ブームが巻き起こったりするんだから、ブランドはロゴの付いた服をいっぱい出すのも当然だ。お金を出して購入して、宣伝までしてあげるんだから、お人好しだよな、なんて思ったり。
しかし、そんなことを考えている自分自身、ブランドロゴ入りの服を買ってしまっている。つい先日購入したこのスウェット、正確にいえば胸のプリントはロゴマークではない。しかし、ブランド名がドカンと。いや、ブランド名だ・け・が、ドカンとプリントされている。しかも、そのプリントが、とても読みやすいフォントと配色で「はい、これは見ての通りフェローズの服です!」って大声で叫んでいるかのようなデザイン。
他の要素は何もないから、視認効果絶大、サンドウィッチマンの看板より読みやすいだろう。ちょっとばかり悔しいけど、これがカッコいいのだ。万が一、フェローズのことを知らない人だったら、「フェローズ大学? どこの州?」って聞かれちゃいそうなこの文字デザインの塩梅、たまらなくツボに刺さってしまった。
※情報は取材当時のものです。
(出典/「Lightning 2024年5月号 Vol.361」)
photo/シーマン天津 S.Amatsu
関連する記事
-
- 2024.10.26
セカンド編集部が「今」気になるシューズやらスウェットやらアイウエアやら4選!
-
- 2024.10.10
音楽室では上ばかり見ている少年だった男が選んだスウェットシャツ。