転がして感動するローラーバッグって?「コトパクシ」のローラーバッグ

物欲旺盛なライトニング編集部員たちが、今の気分で選んだ欲しいモノや身銭を切って購入したアイテムをジャンルレスで報告! 「年明けの三連休に長野に帰省した。今年は暖冬で雪が全然ないじゃんと思っていたら、朝景色が一変。銀世界が広がっていた。あぁ、地元ってこんな感じだったわ」と語るライトニング編集部の旅する女・めぐミルクがお届け。

一目惚れして現品をその場で購入した、「コトパクシ」のローラーバッグ

日本ではまだ扱っているところは少ないが、コトパクシはアメリカ発のアウトドアギアブランド。ローラーバッグには耐久性と耐水性に優れたポリエステルと、軽量かつ丈夫なバリスティックナイロンパネルを使用し、ハードにガシガシ使えるのがいい。写真は2泊3日くらいにちょうどいい38ℓ(5万5000円)。ひと回り大きい65ℓもある(6万500円)(コトパクシ https://cotopaxi.jp

ちょっと昔、美容室で席に案内されるとミラーの前に雑誌が数冊並べられていた。お客さんに合わせて好みの雑誌を美容師さんがセレクトして、施術中に読めるようにしてくれる。お客さんは男女年代バラバラだから、それぞれのジャンルで毎月最新号を揃えるのは大変だっただろうと思う(作り手としては大変有り難い)。

そして令和のいま、ミラーの前に置かれるのはタブレット。dマガジンに登録されているあらゆる雑誌が読み放題だ。先月もいつもようにタブレットで雑誌を探していたら、初めて見る雑誌名があった(本当に失礼なのですが、雑誌名を忘れました)。著名人や雑誌を担当しているスタイリストさんなどの愛用品とかが掲載されている特集で、コスメからファッションまでいろいろなモノが紹介されていた。その中に小さな扱いだったけれど、すごく気になるものを見つけてしまった。コトパクシのローラーバッグだ。

お恥ずかしながらこのブランド名も初めて目にした。アメリカのアウトドアギアブランドで、残材や残布を集めて、職人さんが自由にそれらを組み合わせてバッグやギアを作っている。どうしても現物を見たくなり、東京・下北沢の直営店を訪れてみた。柔らかい素材だけれど、耐久性が高いのは触ればすぐわかる。そして持ってビックリ、めちゃくちゃ軽い! 2.79㎏。転がしてビックリ、ローラーがスムースすぎる!

現在あまりの人気に在庫切れ(次の入荷は未定)。でもど~しても欲しくなりディプレイ用だった現品を即買い。早速帰省したときに使い心地をチェック。大満足。今回もいい買い物をしたなぁ。

フロントの上部にはボディバッグが収納できる大きめのポケットがある。よく出し入れするものの収納に最適。内側にはメッシュポケット付き
見た目以上にたっぷりと収納できるのも嬉しいポイント。ブルーとオレンジのファスナー部分がアクセントになりなんともおしゃれ!
一番感動したのがこのローラー。動きがスムースで重量があっても軽く引くことができる。2輪でしっかり立つので電車内でも安心
ジッパーストラップもブルーとオレンジ。オレンジのラウンドジップには鍵の取り付けも可能な穴を設置。気の利いたギミックがあちこちに!

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2024年3月号 Vol.359」)

この記事を書いた人
めぐミルク
この記事を書いた人

めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

Pick Up おすすめ記事

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...