クラフトビールを飲むだけでなく買って帰れる、三軒茶屋の「ピガール東京 」。

三軒茶屋駅からすぐの場所にある、一見ヨーロッパの雑貨屋のような店構えの小さな建物。「ピガール東京」は、オーナーの個性がそのまま形になったような、独自の世界観が魅力のビアバーだ。わずか5坪の店内には、ヨーロッパのブルワリーを中心に、オーナーがよいと思ったものだけをラインナップ。店内で飲むだけでなく、ボトルを買って帰ることもできる、セレクトショップのようなビアバーだ。

独特の世界観も魅力的な、ビールのセレクトショップ。

真っ赤な壁が印象的な店内は、まるでヨーロッパの古いパブのような雰囲気。壁にかかるアンティークな写真なども見ているだけで楽しい。カウンター奥のキッチンスペースに6タップあり、ヨーロッパ系をメインに随時入れ替わっていくという

東急三軒茶屋駅から数十秒ながら茶沢通りの東側という人通りの少ない裏路地にひっそりと建つ「ピガール東京」。店内に入ると真っ先に目に入る赤い壁面にはアンティークの写真やポスターなどが並び、カウンターには実際にイギリスのパブで使われていたというアンティークのスツールが置かれている。間口は狭く店内も決して広くはないが、落ち着いた雰囲気だ。

店主の山田さん自ら年に1回は渡欧してブリュアリーを巡りコネクションを構築しているというだけあって、特にヨーロッパ系のビールを中心に豊富にラインナップしている。6タップは基本的にヨーロッパ系がメインとなる。

ヨーロッパのブリュアリーと一緒にイベントを開催することもあるそうだが、そんな時は店の外まで人が溢れかえってしまうそうだ。

またヨーロッパ系のピンや缶のビールも豊富にストックしている。ここでしか飲めない銘柄も少なくないそうで、わざわざ遠方から訪れるファンも多いという。

ビール提供に使われるグラスは、ショップのオリジナルの脚付きで、色違いのロゴが入るもの。

ショップオリジナルのグラスはワイングラスのような脚付きのものを採用。香りを楽しむのに最適な形状で、ロゴの色も数種類ある。

このお店の最大の特徴は、酒類販売の免許を取得しており、ビールを飲むだけでなく購入することも可能という点だ。通常の酒店では購入できないマニアックなビールも揃うため、購入目当てのカスタマーも多いという。

冷蔵庫の中にはヨーロッパ系を中心にマニアックなビールが豊富に揃う。店内で飲むだけでなく、購入して持ち帰ることも可能
間口は狭いが、季節ごとに色とりどりの花が飾られており、これが目印になっている
山田夫妻は夫婦でショップを切り盛りする。お二人ともビール愛に溢れており、ヨーロッパビールのお話を伺うだけでも楽しい

「Pigalle Tokyo」で飲みたいビールとフード。

YOROCCO Saison #004

日本のYOROCCOビールのセゾン#004。神奈川県の小さな醸造所で作られるベルギースタイルのビール。

Br. DeLa Senne TARAS BOULBA

ベルギーのブリュッセルにあるデ・ラ・セーヌ醸造所のドラフトビール。透き通った薄い黄金色が特徴。

O/O Brewing Bangatan IPA

スウェーデンの醸造所O/O BrewingがヘイジーIPA。柑橘系の香りと苦味の程よいバランスが特徴。

ホットドッグ

デンマークのホットドッグは同店の人気フードメニュー。ビールと相性の良く、片手でかぶりつける手軽さも魅力。

【DATA】
ピガール東京
東京都世田谷区太子堂2-15-8
TEL03-6805-2455
営業/15:00~23:00(火〜土曜)、13:00~21:00(日曜)
休み/月曜
http://www.pigalle.tokyo

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning2019年8月号増刊 東京クラフトビール」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズが手がける「ゴールド」。高品質な素材選びに一切の妥協なし。

  • 2026.10.20

1965年に創業した日本屈指の老舗メーカー東洋エンタープライズ社が手がける〈ゴールド〉。同社が得意とするヴィンテージへの膨大な知見と技術力の高さを活かしつつも上質にモダナイズしたものづくりに定評がある。着用時のシルエットはもちろん、高品質な素材選びに一切の妥協をしないこと。それこそがシンプルな服に深...

気鋭のアイウエアブランド「CUBITTS」が描く、クラシックとモダンの共鳴

  • 2026.10.19

18世紀から20世紀にかけて眼鏡産業の世界的な中心地であったものの戦後、衰退の一途を辿ったロンドン。この地で2013年に創業した「キュービッツ」は当時を彷彿とさせるクラシックスタイルをモダンに昇華させた独自の世界観を築く気鋭のブランドだ。 伝統と現代とを繋ぐアイウエアの研究所 「キュービッツ」は伝統...

19世紀から英国紳士に愛され続ける世界最高峰のハンドメイド傘

  • 2026.10.19

年間を通じて降水頻度が高い英国において傘は必需品。ひいては英国紳士を象徴するプロダクトのひとつだ。その中でも、旧くから英国王室や上流階級の紳士たちに愛されてきたFOX UMBRELLAS(フォックス アンブレラズ)は最上級の存在である。 手作業から生まれる圧倒的な造形美 真のトラッド好きは服だけでな...

金子ノブアキが着る【REDKAP × FREAK’S STORE】

  • 2026.10.21

長い歴史を持つワークウエアブランド〈レッドキャップ〉と〈フリークス ストア〉のコラボアイテムを金子ノブアキが今の感覚で着こなす。年齢を重ねたからこそ楽しめる服のこと、ブランドが持つ哲学のこと、そしてこれから大切にしていきたいこと。45歳を迎えた金子さんに、ファッションと生き方について話を聞いた。 タ...

Pick Up おすすめ記事

東京・入谷にできた靴づくりの新聖地「THE ZINE FOOTWEAR CLUB.」にメディア初潜入!

  • 2026.10.18

「ブラザーブリッジ」や「シュアブーツ」を手がける「ザ ジン フットウェア」。店舗と企画・縫製工場がひとつになったいわば“本拠地”を入谷に新設した。メディア初公開となる、その全貌に迫る。 メーカーでもあり店舗でもある新拠点 弊誌の読者であれば、おそらく「ブラザーブリッジ」という革靴ブランドはご存知であ...

「BEORMA」140年の伝統を受け継ぐ、英国屈指のレザークラフト

  • 2026.10.21

英国トラッドを語るうえで欠かすことのできない存在がレザークラフトだ。140年の歴史とクラフトマンシップを受け継ぎ、現代のスタイルにも馴染む唯一無二のプロダクトを生み出す〈べオーマ〉は、その筆頭となりうる存在だ。 熟練職人の魂宿る伝統のレザークラフト 英国中部の小さな町・ウォルソール。革加工・馬具産業...

金子ノブアキが着る【REDKAP × FREAK’S STORE】

  • 2026.10.21

長い歴史を持つワークウエアブランド〈レッドキャップ〉と〈フリークス ストア〉のコラボアイテムを金子ノブアキが今の感覚で着こなす。年齢を重ねたからこそ楽しめる服のこと、ブランドが持つ哲学のこと、そしてこれから大切にしていきたいこと。45歳を迎えた金子さんに、ファッションと生き方について話を聞いた。 タ...

原毛から生地まで。一貫生産を守る英国生地の名門「ムーン」とは?

  • 2026.10.19

服を突き詰めていくと辿り着くのが生地。トラッド好きなら一度は耳にしたことがあるであろう英国の名門が「ムーン」だ。羊毛から紡績、染色、織布を一貫して行う英国最後の生地メーカーが誇る伝統のモノづくりに迫る。(写真は、生地の製造において重要な“織り”の工程。タテ糸とヨコ糸をゆっくりと交差させ、チェック柄が...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR