「ファインクリークレザーズ」の今季新新作を、全国のレザーラバーにその名を知られる有名人がおすすめする。

今や世界中にファンを持つレザーブランド、ファインクリークレザーズを愛してやまない男がいる。河合祐介。帯広のセレクトショップ「…Danny」の代表を務める河合さんは、「リッチモンド河合」の名で全国のレザーラバーにその名を知られる有名人でもある。ファインクリークレザーズを扱い、数多くの革ジャンを売ってきた彼の目から見た、今季のおすすめモデルを見ていくことにしよう。

北海道・帯広にある名セレクトショップ「…Danny(ダニー)」。さほど広い店ではないが、代表の河合氏の審美眼に適ったアイテムがずらりと並び、全国から問い合わせが来るほどの有名店でもある。「リッチモンド河合」と呼ばれるほどにファインクリークレザーズのGジャンタイプの金字塔「リッチモンド」を愛し、彼の着込んだリッチモンドは、無数の皺が刻まれ、ため息が出るほどに美しい。河合氏のリッチモンドに憧れ、購入を決めたファンも多数いる

北海道帯広市 大通南25丁目14-1 (倉庫内西側) TEL0155-29-0929 https://danny-k.jp/

FINE CREEK LEATHERS [RICHMOND]|「Gジャンタイプ」旋風を巻き起こした立役者。

往年のデニムジャケットの意匠を落とし込み、レザーで再構築したリッチモンド。今でこそ一般的になった「Gジャンタイプ」の火付け役であり、ファインクリークレザーズの名を一躍有名にしたモデルだ。1.2㎜厚のフルベジタブルタンニン鞣し・アニリン仕上げの馬革を使用し、革本来の表情を楽しめ、着用するほどに特有の皺が刻まれていく。特筆すべきはそのパターン。もともとワークシャツの袖付けが施されるデニムジャケットだが、ライダースジャケットの袖付けに変更し、野暮ったさを一切排除している。15万9500円

FINE CREEK LEATHERS[NOWK]|理想のヴィンテージをイメージした意欲作。

ダブルライダースのような凛々しさと、クラシカルな意匠が共に楽しめる「ノーク」。1930年代のスポーツジャケットをデザインソースとしながら、ファインクリークレザーズ代表・山﨑氏の理想のディテールを盛り込み具現化した、オリジナルモデルとなる。採用したのは、タンナーと二人三脚で完成させたオリジナルレシピによる2㎜厚のフルベジタブルタンニン鞣し・染料仕上げの馬革。着込むほどにダイナミックなエイジングが楽しめ、経年でうっすらと面で出現する茶芯は、もはや芸術的とさえ言える。19万5800円

FINE CREEK LEATHERS[ANNE]|往年のスポーツジャケットが、新たな解釈で蘇る。

スポーツジャケットのディテールを各所に散りばめながら、スタイリッシュにバランスよく仕上げた「アン」。右ページの「ノーク」と対をなすモデルで、「UNKNOWN」(誰も知らない)の単語を二つにわけ、「アン」と「ノーク」と名付けられている。1930年代のデザインを取り入れながら、「将来、ヴィンテージの題材とされるようなモデルを作りたい」という代表・山﨑氏の理想を形にした、まさに「夢のジャケット」と言える。使用する革は、ノークと同様の2㎜厚のフルベジタブルタンニン鞣し・染料仕上げの馬革。18万4800円

【問い合わせ】
ファインクリークレザーズ
TEL050-3390-2470
http://www.finecreek.jp

(出典/「Lightning 2024年2月号 Vol.358」)

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モヒカン小川
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モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
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