FINE CREEK LEATHERS [RICHMOND]|「Gジャンタイプ」旋風を巻き起こした立役者。
往年のデニムジャケットの意匠を落とし込み、レザーで再構築したリッチモンド。今でこそ一般的になった「Gジャンタイプ」の火付け役であり、ファインクリークレザーズの名を一躍有名にしたモデルだ。1.2㎜厚のフルベジタブルタンニン鞣し・アニリン仕上げの馬革を使用し、革本来の表情を楽しめ、着用するほどに特有の皺が刻まれていく。特筆すべきはそのパターン。もともとワークシャツの袖付けが施されるデニムジャケットだが、ライダースジャケットの袖付けに変更し、野暮ったさを一切排除している。15万9500円
FINE CREEK LEATHERS[NOWK]|理想のヴィンテージをイメージした意欲作。
ダブルライダースのような凛々しさと、クラシカルな意匠が共に楽しめる「ノーク」。1930年代のスポーツジャケットをデザインソースとしながら、ファインクリークレザーズ代表・山﨑氏の理想のディテールを盛り込み具現化した、オリジナルモデルとなる。採用したのは、タンナーと二人三脚で完成させたオリジナルレシピによる2㎜厚のフルベジタブルタンニン鞣し・染料仕上げの馬革。着込むほどにダイナミックなエイジングが楽しめ、経年でうっすらと面で出現する茶芯は、もはや芸術的とさえ言える。19万5800円
FINE CREEK LEATHERS[ANNE]|往年のスポーツジャケットが、新たな解釈で蘇る。
スポーツジャケットのディテールを各所に散りばめながら、スタイリッシュにバランスよく仕上げた「アン」。右ページの「ノーク」と対をなすモデルで、「UNKNOWN」(誰も知らない)の単語を二つにわけ、「アン」と「ノーク」と名付けられている。1930年代のデザインを取り入れながら、「将来、ヴィンテージの題材とされるようなモデルを作りたい」という代表・山﨑氏の理想を形にした、まさに「夢のジャケット」と言える。使用する革は、ノークと同様の2㎜厚のフルベジタブルタンニン鞣し・染料仕上げの馬革。18万4800円
【問い合わせ】
ファインクリークレザーズ
TEL050-3390-2470
http://www.finecreek.jp
(出典/「Lightning 2024年2月号 Vol.358」)
Text/T.Ogawa 小川高寛 Photo/A.Sekiguchi 関口アツシ
関連する記事
-
- 2024.11.21
この冬の相棒必至の革ジャン6選! スポーツジャケット編
-
- 2024.11.20
この冬の相棒必至の革ジャン7選! ライダースジャケット編
-
- 2024.11.15
経年変化とカスタムで、自分だけの一着を作る悦びを味わってみないか?
-
- 2024.11.12
いろんな革製品をゴシゴシしたくなる革専用ブラシ。