調布ビアワークスのビールが飲める唯一のお店「ジャクソンホール」(調布)【東京クラフトビール図鑑】

人気漫画の影響で一躍有名になった調布の「ジャクソンホール」。ここでオーナーの池森薫さんっが2015年に創業したのがマイクロブルワリーの「調布ビアワークス」だ。調布ビアワークスのビールが飲めるのはこの店だけ。そんな貴重なビールを、絶品のアメリカンフードと、こだわりがつまったインテリアの店内でいただこう。

料理をする感覚で副原料も積極的に使う、個性的なビールがラインナップ。

今にもどこかからカウボーイが現れそうなウェスタンな風情が漂う外観。扉絵にも暴れ馬に乗ったカウボーイがあしらわれている

調布駅から天神通り商店街を通り抜け、甲州街道にぶつかると、そこにはジャクソン・ホールがある。2000年代に大ヒットした『NANA』という漫画の舞台となり、その後映画化もされた。店のコンセプトはアメリカワイオミング州のウィンターリゾート「Jackson Hole」を再現すること。オーナーの池森薫さんは、現地まで直接買い付けに行き、照明やポスター、鹿の剥製、椅子やテーブルなど、様々なインテリアを現地から取り寄せた。

壁や天井にはしっかりとしたウッドが惜しみなく使われ、まるで山小屋で寛いでいるような気分に浸れるソファ席。右側の奥にある二人席は、隠れ家的でデートに最適

1999年5月に開店し、今年は20周年を迎えた老舗だ。その池森さんが2015年6月、新たに創業したのがビールのマイクロブルワリー「調布ビアワークス」。2016年12月に醸造免許を取得。ビールのブランド名は「St.Robinson」。20年以上、料理人として活躍している池森さんは、「ビールは料理のようなもの。素材の相性を見極め、自分のイメージに合うようにレシピを決める」という。

全部で10タップ。調布ビアワークスが作るSt.Robinsonは、4〜5タップ程度。通常、毎週火曜日に新しいビールを開栓している。週に1回通えば、常に違うビールが楽しめるのでビール好きにはうれしいサイクル

そのコンセプトを実践し、毎週1回の仕込みで、すでに190種類以上のレシピでビールを醸造。料理人らしく、フルーツやスパイスなどの副原料を使うことにも積極的で、桃、洋梨、ふきのとう、ほうじ茶、黒糖などのビールがお客さんに大好評。調布ビアワークスのビールが飲めるのはジャクソン・ホールだけという貴重な店だ。

京王線国領駅から徒歩6分ほどにある調布ビアワークスの醸造所。醸造所ができてから約3年ほど、左側のスペースが立ち飲みのタップルームだった。この場所でクラフトビールの虜になった人は数知れず。今は、醸造タンクを増設し、以前より醸造できる量が増えている
醸造タンクがずらりと並んでいる。1回あたり200ℓで週に1〜2回程度醸造。材料の調達、レシピ作成、醸造作業まで池森さんがひとりで行なっている
建築士の資格も持っている池森さんは、醸造所の設備を自ら設計して作り上げている。DIYも得意であり、この流し場も自分で工事をしているという

「JACKSON HOLE」で飲みたいビールとフード。

ハニードリッパーズ

アカシアの蜂蜜を加えたペールエール。糖はしっかり切れていて、蜂蜜のフレイバーと旨みが感じられるビール。蜂蜜とビールの相性って素晴らしい。

ジャクソンバーガー

グリルドトマト、レタス、チーズ、オニオンスライスと肉汁感たっぷりで歯ごたえのあるパテを、ゴマペースト入り自家製バンズで挟んで食べると美味い!

アメリカンフィッシュ&チップス

ジャガイモは北海道のニセコひらふ産の物を使用。一度塩茹でしてから揚げていてふわふわ。魚は塩麹に漬けていて旨味がしっかり。

【DATA】
ジャクソンホール
東京都調布市布田1丁目3-1
TEL042-486-3951
営業/16:00~22:00(火~木曜、祝前日)、16:00~23:00 (金曜)、11:30~15:00 (料理L.O. 14:30 ドリンクL.O. 14:30)、16:00~23:00 (土曜)、11:30~15:00、16:00~22:00 (日祝日)
休み/月曜

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning2019年8月号増刊 東京クラフトビール」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

奈良の名セレクトショップ「アンボイ」代表がおすすめする『ファインクリーク』のレザージャケット4選

  • 2026.03.06

奈良県にある名セレクトショップ、アンボイ。今回はその代表である今西さんに登場していただいた。ファインクリークのレザーウエアを扱い、シンプルながら奥深い着こなしを提案する今西さんのセンスは、多くのレザーファンに支持され、奈良以外の関西近県からも大勢のお客がアンボイに足を運ぶ。今西さんのファッション哲学...

エディー・バウアー吉祥寺 1周年イベント完全レポート! 来店したアツいファンの着こなしにも注目

  • 2026.03.17

2025年12月13日(土)〜21日(日)の期間で開催されたエディー・バウアー吉祥寺店の1周年イベント「Archives Meets New」は、大盛況のうちに幕を閉じた。期間中は多くのエディー・バウアーラバーが来店。熱気に包まれた会場風景とそこで出会ったファンたちをスナップで紹介する。 過去と現在...

【SETTLEMIER’S×2nd別注】メイドインポートランドの王道スタジャン登場

  • 2026.02.11

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! SETTLEMIER’S×2nd AWARD JACKET  1990年の創業以来、ポートランドの工場で今もなお地元...

ヘビーデューティど真ん中! レトロなデイパックに注目。

  • 2026.01.26

1977年に発売された『ヘビーデューティの本』という名著をご存知だろうか。当時数々の雑誌で、イラスト・ルポ(自ら現地に赴いて取材した内容をイラストを用いながら報告すること)を描いていた小林泰彦さんが手掛けた1冊で、いまだファッション好きにとってのバイブルとなっている。ヘビーデューティとは、「耐久性が...

最古のジャパンアイビーブランド「ヴァン」と伝統の“ジャパンブルー”が織りなす究極のトラディッショナル

  • 2026.03.17

明治時代から"ジャパンブルー"と称され、深い歴史を持つ日本の「青」。そして、日本のファッション黎明期に誕生した最古のジャパンアイビーブランド「ヴァン」。旧きよき伝統という点で共通する掛け合わせが、“究極のトラディショナル”という境地で交わる。 伝統でつながるヴァンと青 スタンドジップアップスウェット...

Pick Up おすすめ記事

2000年代初頭に姿を消した「XS バゲージ」が復活! スタイルで選ぶ、3つの選択肢

  • 2026.03.18

アメリカのファクトリーブランド「XS バゲージ」。2000年代初頭に姿を消してから10年以上の時を経て、いま再び動き出す。アイコニックなモデルを含む3つのアイテムを、3つのスタイルで提案する。 もし続いていたら。その記憶を、いまの基準で。 独特な“XS”マークのアイコンを掲げ、さまざまなスタイルのカ...

ヘビーデューティど真ん中! レトロなデイパックに注目。

  • 2026.01.26

1977年に発売された『ヘビーデューティの本』という名著をご存知だろうか。当時数々の雑誌で、イラスト・ルポ(自ら現地に赴いて取材した内容をイラストを用いながら報告すること)を描いていた小林泰彦さんが手掛けた1冊で、いまだファッション好きにとってのバイブルとなっている。ヘビーデューティとは、「耐久性が...

【SETTLEMIER’S×2nd別注】メイドインポートランドの王道スタジャン登場

  • 2026.02.11

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! SETTLEMIER’S×2nd AWARD JACKET  1990年の創業以来、ポートランドの工場で今もなお地元...

最古のジャパンアイビーブランド「ヴァン」と伝統の“ジャパンブルー”が織りなす究極のトラディッショナル

  • 2026.03.17

明治時代から"ジャパンブルー"と称され、深い歴史を持つ日本の「青」。そして、日本のファッション黎明期に誕生した最古のジャパンアイビーブランド「ヴァン」。旧きよき伝統という点で共通する掛け合わせが、“究極のトラディショナル”という境地で交わる。 伝統でつながるヴァンと青 スタンドジップアップスウェット...

101周年を迎えた「Lee」、受け継がれし伝統の『COWBOY 101』『RIDERS 101』を継承する逸品が登場。

  • 2026.03.05

1925年に生まれた「Lee COWBOY 101」は、48年に「Lee RIDERS 101」としてリニュアールを遂げ、その後も進化を遂げながら時代を超えて愛され続け、今年“101周年”という節目を迎えた。そして、この名作のまたとないアニバーサリーを記念して特別なコレクションが登場。「Past&F...