メンズ誌編集者の散財ダイアリー「LA発のアイウエアに老眼の私もひと目惚れ」編。

ファッションは新品でも古着でも、さらにはアンティークや、その他ちょっと変わった(本人はいたって普通だと思っている)物欲で、おっさんになっても散財が絶えない編集者であるラーメン小池が送る散財日記。ぶらぶらとネタを求めて街をパトロールしながら、行く先々で出会って手に入れたプロダクツを不定期で紹介していく企画がこれ。今回はアメリカブランドのアイウエアを紹介。

アイウエアは何個持っていても困らない。

ボリュームのあるフレームなのに、細部のラウンドシェイプによって程良くムッチリとしたデザインが、実はかけてみるとそこまで主張しすぎないのがいい。私がチョイスしたのはTOFFEEというカラーで2万2000円

20代まではメガネはほとんどかけず、コンタクトレンズユーザーだった私。じつはメガネ男子になったのは30歳を過ぎてから。今ではほとんどコンタクトレンズを使わなくなってしまった。というのも、メガネっていろいろなフレームやカラーが楽しめるし、着る服に合わせてかけるメガネを替えたりと、私にとって気分を上げるアイテムになったからというだけでなく、老眼も始まっているので、メガネの方が都合がよくて(笑)。

今ではかなりのフレームを所有していて、なかには持っているだけで何年もかけていないものもあるほど。好きになったモノは際限なく増えていくのは、キン肉マンの消しゴムを集めていたときから何も成長がない悪いクセ。

そんな私のアイウエアコレクションに加わったのは、アメリカはロサンジェルス発のブランドであるAKILAのモデル。

このブランド、2018年にストリートウエアやアイウエアブランドで活躍したクリス・マート氏が「モダン・アイウエア」というコンセプトを元にロサンジェルスで立ち上げたブランドだ。

西海岸発らしく、わかりやすくポジティブなイメージのシェイプやカラーが特徴なだけでなく、環境に配慮したモノ作りで、LAセレブにも多くの愛用者がいるほどのブランドなのだ。

私が出会ったのは主張したデザインながら、角が取れたムッチリとしたシェイプが特徴のMUSAというモデル。

こいつをチョイスした理由は全体のデザインだけでなく、セルフレームでありながらノーズパッドが独立しているので、私のアジア人特有の低い鼻(笑)にもしっかりとフィットしてくれたというのも大きい。

個人的な性格上、明るめのカラーをチョイスしたけれど、シックなダークカラーもラインナップしているので、オンでもオフでも使えるラインナップがそろう。ここ最近、再びボリュームのあるセルフレームが気分。気になった人はぜひお試しあれ。

素材は環境に配慮したハンドメイドのアセテート。最初から100%UVA/UVBプロテクション&ブルーライトカットのレンズが入っている。もちろん度入りレンズへの交換も可能なのもありがたい
海外ブランドのセルフレームだと一体型のノーズパッドが低くて顔にフィットしない場合もあるけれど、このモデルはセルフレームながら独立したノーズパッドなのでアジア人でもかけやすい
試しにかけてみるとこんな感じ。明るいフレームカラーをチョイスすれば思っているほど主張しないでしょ。それでいてしっかりとアイウエアに存在感がある。カラーレンズを入れようかなと現在思案中

【DATA】
AKILA
https://akila.jp

life store tokyo
東京都渋谷区神宮前4ー4ー9
11時〜20時
TEL090-6006-0420

この記事を書いた人
ラーメン小池
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ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
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