ひとつひとつ手作りで生み出される一生モノのレザープロダクツ。
基本的にPREBLICではその場に在庫しているモデルはレザー小物しかない。アトリエに並ぶレザージャケットはすべて試着用のサンプルで、自分のお気に入りのモデル(現在は14モデルからチョイス可能)を選び、革の種類やサイズオーダーをするというのがスタイル。必要としている人に必要な数を届けるというコンセプトの元、オーナー兼デザイナーの今村さんがひとつひとつハンドメイドで作り上げていくのがその特徴になっている。
レザーの裁断、縫製、仕上げまですべてこのアトリエで完結させるという手法なので、オーダー時に仕様変更や着丈、袖丈の微調整も可能。既製品では難しい自分のイメージにジャストなレザージャケットがオーダーできるというのがその強みだ。
あえて大量生産ではなく、必要な人たちと時間をかけて向き合うというスタイルなのは、今村さんが英国でビスポークのテーラリングや、ルイスレザーズに勤めていた経験から学んできたからにほかならない。
現在では納期はだいたい3~4カ月。とっておきの1着に出会える場所として、レザー好きは新しいアトリエに足を運んでみることをおすすめしたい。
自分だけのレザージャケットをオーダーできる。
PREBLICのレザージャケットは14型ある基本モデルからレザーの種類やサイズをチョイスするだけでなく、袖の長さの微調整やディテールのカスタムも可能。ビスポークならではの手法で、自分だけの1着をオーダーすることができる。
Grain(グレイン)
金属製のパーツはファスナーだけというシンプルな作りで、襟を小さめにすることでストリートでの着用できるイメージでデザインしたモデル。クラシカルなDポケットもアクセントになっている。これは約8カ月着用したサンプル。素材はゴートスキン。23万1000円
Crank(クランク)
一見ブラックに見えるが、太陽の下ではうっすらとグリーンがかって見えるという茶芯のダークグリーンに染めたシープスキンを使っているカーコートタイプ。テーラードの作りを採用することで、ワークウエアの匂いを最小限にとどめている。22万円
Bunch(バンチ)
ライダースジャケット用のベジタブルタンニングのホースハイドを採用したテーラードジャケット。茶芯のブラックになるので着込むことで下地のブラウンが見えてくる。これは3年着用したサンプルで独特な光沢感も生まれている。シープスキンやゴートスキンでもオーダー可能。26万4000円
レザーバッグもすべてハンドメイド。
バイクに乗るときや週末のバッグとしても使い勝手のいいレザー製ボディバッグもおすすめ。すべてアトリエメイドで、丁寧な作りが特徴になっている。
TATE(テイト)
1.6mm厚のイタリア産ベジタブルタンニングのカウハイドを採用したボディバッグ。背面にもファスナーが付いて使い勝手がいい。ストラップをカスタムオーダーすればウエストバッグとしても使用可能。5万2250円
Dallis(ダリス)
ヴィンテージのメールバッグとウエストバッグのデザインを融合させたモデル。素材はイタリア産ベジタブルタンニングのカウハイド。バッグの上部に付くサドルレザーのハンドルがデザインのアクセントにもなっている。6万8200円
【DATA】
PREBLIC
渋谷区元代々木町54-1 東京セントラル代々木101
TEL03-6884-8197
13時~20時 水曜定休、木曜は予約制
https://www.preblic.jp/
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