【東京クラフトビール図鑑】世田谷の地元に密着したビール作りをするブルワリー「ライオットビール」(祖師ヶ谷大蔵)

  • 2023.10.08

世田谷区砧の住宅街にある小さなブリューパブ、ライオットビール。ここではアメリカ系のIPAを中心に様々なビールを作り提供している。大きなタンクなはく、少量生産。だからこそ様々なチャレンジができ、訪れた人は常に新しいビールを楽しむことができる。

小ロットで新しいビールを作り続ける地元密着型ブルワリー。

ブリュワーになる2〜3年前までIT業界で働きながら、好きなビールの製造方法を勉強していたという江幡貴人さん。そして、半年ほどヨーロッパの小さな醸造所を巡り、帰国後も東京・十条にある「十条すいけんブルワリー」で修行、2017年に念願だったブリュワリー「ライオットビール」をオープンさせた。

「現在はアメリカ系のIPAが多いのですが、ベルギー系、イングランド系、アメリカ系をバランスよく出すことが目標です。1回に作る量が150ℓと少ないので、毎回新しいものに挑戦できるのが、ウチの特徴ですね」

現在10タップあり、オリジナルが作れた分だけ繋げ、その他はゲストを入れているそうだ。

「醸造で麦芽のカスが大量に出るんですが、常連の農家さんが肥料として引き取ってくれ、それで育てた野菜を持ってきてくれたりするんです。スタッフがその野菜で気まぐれにピクルスを作ってくれたりして(笑)。今年はその農家さんがホップも作ってくれていて、秋にはそのホップを使ってビールを作ってみようと思ってるんですよ」

おつまみは地元の農家からもらった野菜を使ったお手製のピクルスやナッツなどがいただける

作る量が限られているため、同じビールを何回も飲むことはできないが、それゆえに新しい味に出会えるのが、ライオットビールの魅力なのだ。

ブリューパブの奥にブリュワリーがある。通常は大きなタンクを用いるが、スペースを有効活用するために、冷蔵庫の中にビニール袋を入れて発酵容器にした「石見式」という方法を採用。少量しか作れないが、その分様々な種類のビールが作ることができる
カウンターと簡単なテーブルを設置した約10席ほどのこじんまりとした空間で、気軽に立ち寄りやすいのが魅力。奥にブリュワリーがある
オーナーの江幡貴人さん。2018年にブリュワリーとタップルームをオープンし、切り盛りをしている。一番好きなビールスタイルは、ビールにはまるきっかけとなったイングリッシュエール。タップルームでも何種類か提供

「RIOT BEER TAP ROOM」で飲みたいビール。

IPA

しっかりとした麦感とホップの香り、苦みを感じられる一杯。ライオットビールの定番で、まずはこのIPAを味わってみるのがおすすめだ。

ベルジャンセゾン

二次発酵にシャンパン酵母を使用したスッキリとした飲みやすいセゾン。芳醇な香りと飲み口にシャンパンらしさがあり、優雅な口当たりが魅力。

ポーター

黒ビールならではの麦芽由来のロースト感を楽しめるビール。香ばしさとコクはしつこくなく、夏でもサラッと飲みやすい仕上がりが魅力だ。

【DATA】
ライオットビール タップルーム
東京都世田谷区砧5-11-10
TEL050-5809-9387
営業/15:00〜21:00(平日)、12:00~21:00(土日曜)
休み/なし

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning2019年8月号増刊 東京クラフトビール」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部