【東京クラフトビール図鑑】6畳ひと間の小さなブリュワリーから、武蔵野市の名産品を目指す「26Kブルワリー」(武蔵境)

住みたい街ランキング上位に常にランクインしている吉祥寺の商業施設内にある、ブリューパブ「26Kブルワリー」。クラフトビール初心者でも気軽に試してもらえるよう、軽めの味わいのビールを中心に展開し、同じ商業施設内にあるコーヒー焙煎所のコーヒーを使用したビールも作るなど、昼間からカフェ感覚で使える。

カフェ感覚で気軽に利用できる吉祥寺のブリューパブ。

人気の街、吉祥寺から2駅、新宿から快速電車で約20分と、交通の利便性がよく住みやすい街として知られる武蔵境。カフェやコーヒー焙煎所など、5つの店舗を併設したクラフトフードショップ「オンド」が駅近の高架下にあり、その中のひとつに「26Kブルワリー」がある。

日差しが降り注ぐ開放的な客席は、「オンド」を構成する5つのショップで共有。外にはテラス席が設けられ、特に今の季節は気持ちよくビールが進むことだろう。雰囲気はカフェそのものなので、ひとりでも気軽に入れるのがうれしい限り。左側の扉の奥が3坪の醸造所で、企業や飲食店のOEMにも対応しているとのこと

「全国的知名度を誇る名産品が少ない武蔵野市。ですので、クラフトビールが地域を代表する名物となるように、2018年に設立しました」

代表の見木さんがそう話すとおり、すべて武蔵野市の水を使い、はちみつや唐辛子など、地元産の原料を使ったビールを多数揃えている。

ここの最大の特徴は、店内奥にあるたった3坪の醸造所で仕込んでいること。狭小がゆえ一度に製造できるのが90ℓと少量だが、それを逆手にとって多彩なビールを次々と生み出す。常時5種類がタップに繋がれていて、それとは別に3から5種類以上がスタンバイしているので、いつ行っても飽きることはない。

クラフトビールに馴染みが薄い人でも飲みやすいテイストを心がけているので、ライトエールやフルーツエールが得意なスタイル。その味と、カフェ感覚で利用できるハードルの低さによって、地元のクラフトビールファンを増やしているブリューパブなのだ。

5タップが設置され、個性的なラインナップが揃う。ユーモア センスを感じる名前にも注目だ。もし迷ってしまったら、3種類を飲み比べできるビアフライトがオススメ
隣には自家焙煎コーヒーショップの「コーヒーフィロソフィア」があり、そのコーヒー豆を使ったエールビールを作ることも

「26K Brewery」で飲みたいビールとフード。

はつはなLPA

さっぱりとしたライトペールエールは、26Kブルワリーの処女作。ホップの苦味とフルーティなアロマを両立させ、喉を通った後の余韻が心地いい。

なつIPA

スパイシーなホップの香りを残しながら、軽めのボディでサラッと飲める。苦すぎず甘すぎないバランスが秀逸。IPAは季節によって味を変えている。

スーラちゃん

小麦・オレンジピール・コリアンダーを使ったホワイトエール。アタックは、徐々に複雑な味が広がる。それは点描画家ジョルジュ・スーラの作品のよう。

おつまみデリ3品

旬の野菜を使った手作り惣菜「マーコールデリ」では、10種類以上の中から好きな3種類を選んでワンプレートしてくれる「おつまみデリ3品」を注文できる。どれもビールに合うものばかり。

南国フルーツとオレンジのタルト

併設している手作りタルト専門店「バトー・ア・タルト」。軽い苦味のペールエールと相性がよく、クラフトビールの振り幅の広さを実感できる。ほとんどのビールはアルコール度数が低めなので、この組み合わせを昼から楽しみたい。

【DATA】
26Kブルワリー
東京都武蔵野市境南町3-2-13
TEL0422-38-5500
営業/9:00〜21:00(月~金曜)、土日曜10:00〜21:00(土日曜)
休み/水曜
http://ond-craftfood.com/26k-brewery/

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning2019年8月号増刊 東京クラフトビール」)

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