この佇まいに心躍らない男はいないでしょ! Case 61953L SS ”Russ Lock” アンバーボーン

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、「アウトドア用品の見た目のカッコよさにヤラれ、ついつい買ってしまうくせに、使うタイミングで忘れることが多すぎる……。俺、買って満足しちゃうタイプ(泣)」と語る、ライトニング編集部の古着番長・ランボルギーニ三浦がお届け!

Case 61953L SS ”Russ Lock” アンバーボーン

ナイフに心をくすぐられる男は少なくないはず。あのかっこいい見た目はもちろん、「危ない」というスリルがたまらないのかな。自分は完全にくすぐられるタイプ。子供の時にカッターナイフで鉛筆を初めて削った時、その感触に自分はグッときたし、以来、オレンジやリンゴの皮むきの時間も好きだった。料理をするようになった今は、包丁を使って食材を切っている時の緊張感がたまらん。

ナイフの中でも折り畳み式のモデルってさらにかっこよく思えてしまう……。このラスロックは、グリップの種類が豊富で、自分が買ったものはアンバーボーンという、最もクラシックな見た目の角を使ったタイプ

そんなわけで、先月のカリフォルニア出張時にひと目惚れしたナイフを紹介する。これは『Case(ケース)』というアメリカで最古のファクトリーナイフのブランドのもので、ラスロックという、片手でブレードオープンできるのが特徴のモデル。これまた男心をくすぐるボーンのグリップのクラシックなスタイル、馴染みのいいサイズ感、独創的なデザインが本当に魅力的なナイフだ。

先日、自宅でのBBQで早速その切れ味を試したところ、かなり良くて大満足。見た目もかっこいいので、肉を切っていてかなりテンションが上がってしまった。

日本の法律では、ブレード(刃)が60㎜以上のものが銃刀法違反の対象になる。このラスロックはそれが67㎜。つまり、そのまま衣類などのポケットに入れてはNG。キャンプなどに持って行く際は、ケースなどに入れ、ギアの道具と一緒に収納することを忘れずに。今回、撮影するために会社に持って行く必要があったわけだが、昨年3回も職質にあった(それまで無縁だったのに……なぜ)ことが脳裏をよぎり万全を期すことに。箱、ポーチ、さらに他の撮影備品と一緒にトートに入れて持ち運んだ。あ~何事もなくてよかった。

ナイフの中でも折り畳み式のモデルってさらにかっこよく思えてしまう……。このラスロックは、グリップの種類が豊富で、自分が買ったものはアンバーボーンという、最もクラシックな見た目の角を使ったタイプ。カリフォルニアで$95だったのだが、日本でも1万数千円くらいで売っているようなので、欲しい方は探してみて!

折り畳むとこんな感じ。このブレードの端にあるバーを親指で押し込むとブレードが現れる。このデザインがラスロックの特徴だ
ブレード自体がややJ型になっていて非常に切りやすい。お肉を切ってみると、その切れ味の良さにびっくりしてしまう!
角を使ったグリップは、モデルガンなどのカスタムでもお馴染みのもの。この質感に心惹かれる。そこにCaseのエンブレムが鎮座

(出典/「Lightning 2023年7月号 Vol.351」)

この記事を書いた人
ランボルギーニ三浦
この記事を書いた人

ランボルギーニ三浦

ヴィンテージ古着の目利き

全国的に名を轟かせていた札幌の老舗ヴィンテージショップに就職。29歳で上京。Lightning編集部、兄弟誌・2nd編集部で編集長を務めた後、現在は、Lightning副編集長に。ヴィンテージ、古着の知識はその道のプロに匹敵。最近はヴィンテージのロレックスが最大の関心事で、市場調査も日課のひとつ。ランボルギーニ三浦の由来は、もちろんあの名車。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

【BIG SMITH×2nd別注】米軍の名作バッグをデニムで再構築! 経年変化が楽しめるデニムのエプロンバッグ。

  • 2025.09.22

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! BIG SMITH × 2nd ワーカーズエプロンバッグ 1940年代のアメリカン・レッドクロス(米国赤十字社)が製...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

【Willis & Geiger×2nd別注】ミリタリーとサファリが香るアーバンアウトドアウエア

  • 2025.09.17

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 90年代のアーカイブをデザインソースに、上品さを加えてアップデート。ウールメルトンジャケット[メトロ ウォーカー] ...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

Pick Up おすすめ記事

【BIG SMITH×2nd別注】米軍の名作バッグをデニムで再構築! 経年変化が楽しめるデニムのエプロンバッグ。

  • 2025.09.22

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! BIG SMITH × 2nd ワーカーズエプロンバッグ 1940年代のアメリカン・レッドクロス(米国赤十字社)が製...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...