本場長崎のちゃんぽんを三鷹で味わう。
ちゃんぽんは麺類のチャンピオン。リンガーハットが席巻するずっと前から、そう思い続けている。豚骨スープに魚介風味が溶け込んで、得も言われぬ妙味。なにより野菜がたんと取れ、酒の〆にこの上ない。皿うどんなら当てにだってなるのだ。
2015年より、グラバー亭に2代目の健志さん夫婦がお店に加わった。大将の健志さんは、30歳で実家のちゃんぽん店に入り、父親に本場・長崎のちゃんぽん作りを鍛えられる。昔は喧嘩することもあったそうだ。奥方の方子さんはロック歌手でもあり、1999年にはソニーのオーディションでグランプリを受賞したほど。
アルコール類も充実し、中華の一品料理もおいしい。ちゃんぽんも650円とリーズナブルで、本場から取り寄せる、唐灰汁を使った麺の食感がたまらない。東京一のちゃんぽん屋だと太鼓判を押したい。
野菜たっぷりのちゃんぽんは絶対に外せない!
ちゃんぽん(900円)は本場から取り寄せる、唐灰汁を使った麺の食感がたまらない。一朗さんが長崎で修行した店の味がルーツだが、東京人が食べやすい味に少し変えたという。しかし、スープには本場さながらのコクがある。
皿うどん(950円)は長崎の金蝶ソースをかけてめしあがれ。
肉野菜炒め(750円)は、肉を油で揚げてから野菜と絡めて炒める。ビールとの相性がバツグン。
【DATA】
グラバー亭
東京都三鷹市下連雀3-25-8
TEL0422-45-1267
営業/11時半~14 時半、18時~21時、土・祝 11時半~14時半
休み/日曜
※値段など情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/別冊Lightning Vol.209「TOKYOノスタルジック横丁」)
Text/ R.Suzuki 鈴木隆祐 Y.Takeuchi 竹内佑騎 Photo/ A.Kuwayama 桑山章 Y.Amino 網野貴香
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