ジャパニーズウイスキーの魅力と飲み方を教えてくれる日本ウイスキー専門バー。|ゾートロープ(東京・西新宿)

  • 2023.09.05

カフェと同様、バーにも様々なコンセプトがあり、お酒はもちろんプラスαで楽しめる店がある。映画とジャパニーズウイスキー専門バーとしてウイスキー好きはもちろん、映画好きにも愛される「ゾートロープ」。300本以上のジャパニーズウイスキーと映画が楽しめる、ちょっぴりクセのあるバーを紹介する。

ジャパニーズウイスキーと映画をテーマにしたバー。

アンバーな店内。プロジェクターには常に映画が映し出されている。また壁一面にはジャパニーズウイスキーがずらりと並ぶ

東京・新宿の繁華街のビルの中に、隠れ家的なショットバー「ゾートロープ」はある。映画好きというオーナーの堀上敦さんがセレクトした映画が流れ、映画好きも多く訪れるという。

この店のもうひとつの特徴は、常時300本以上のジャパニーズウイスキーを扱う専門店ということ。国内の蒸溜所を巡り、製造現場の見学や新しいウイスキーの試飲、そして購入して来ることもあるそうだ。

「他の国のウイスキーと違って、日本のウイスキーはスコッチ寄りの製法と味ではあるけれど、より日本人の口に合うよう造っています。さらにいうとスコッチは伝統を守る造り方で、味も一定ですが、日本はびっくりするようなウイスキーをどんどん造っちゃうんですよね。それが面白いです」と話すのは、軽快なトークで質問に応えてくれるオーナーの堀上敦さん。

ウイスキーによってどんな飲み方がよいのかもレクチャーしてくれるのも魅力だ。日本以外の王道銘柄も用意しているが、やっぱり日本のウイスキーをいただきたい。

「回転のぞき絵」の意味を持つゾートロープ。ドアや内装は、日本映画美術の巨匠のデザインによるもの
オーナー・堀上敦さん|若い頃はスコッチやバーボンを飲んでいたが、日本のウイスキーに出会ってその美味しさを知ったという

ずらりと並ぶボトルと映画関連のグッズの絶妙なコントラスト。

テーブルや棚のウイスキーと一緒に映画にまつわるフィギュアやグッズ、パンフレットなどをさりげなくディスプレイされている。

店内の壁の一角にあるサインは、海外から訪れたお客さんによるもの。オーナーの堀上さんが大好きだという作品の脚本家さんのサインもあるのだとか。

またベンチャーウイスキーの肥土伊知郎さんのサインのほか、ウイスキー関係者のサインが!

そして壁の収納スペースにも『ブルース・ブラザース』のフィギュアなどグッズをディスプレイ。

ニッカウヰスキーの竹鶴政孝と妻のリタのパグ・ミラーも置かれている。

何よりも王道から珍しいウイスキーまでランナップが充実している。

ウイスキー本来の味を味わえるよう飲み方はシンプルに。

トワイスアップはウイスキーに水を加えることで香りが開き、そのウイスキーの美味しさを引き立てるという飲み方。一般的には11で加水するが、少しずつ入れて楽しむのがいい。

ゾートロープでは、ウイスキーをしっかりと味わって欲しいということで、ストレート、ロック、水割り、トワイスアップ、ハイボールの飲み方をおすすめしている。

【レシピ】
好みのシングルモルト 30ml
ミネラルウォーター 30ml

合わせたいおつまみ。

ウイスキーのおつまみは、ドライフルーツやナッツなどがおすすめ。乾き物のおつまみは、海外のお客さんに特に人気だという。

王道からクラフトまで飲むべき日本のウイスキー。

常時300本以上のジャパニーズウイスキーからピックアップしたのは、いま最も注目されているイチローズモルトの別注でボトリングされたオリジナルから、いまや販売されておらず、限られた店でしか提供していない特別なウイスキーまでラインナップ。メジャーブランドの中でもこれらは、飲んでいくべきウイスキーだ。

別注ボトリングのイチローズ・モルト

1樽丸ごと購入しボトリングしたシングルカスク、カスク ストレングスで、196本のみボトリング。バーボン樽で熟成し、バナナのような甘み。

富士御殿場蒸溜所 ディスティラーズセレクト

世界でも稀な3種類の異なるグレーンウイスキー蒸溜器を持つ御殿場蒸溜所の逸品。トウモロコシ由来の甘さと香味が広がる。蒸溜所限定商品。

マルスウイスキー 駒ヶ岳 ダブルセラーズ

長野で蒸溜された原酒を、長野と屋久島の2つの貯蔵庫で熟成し、それを再びヴァッティングしたシングルモルト。あんずやナッツのような風味。

ニッカウヰスキー 竹鶴17

もともとスタンダードな商品だったが、現在出荷制限されており、竹鶴アンバサダーのいる店など、限られた場所だけでしか味わえない。

江井ヶ嶋酒造 あかし

バーボンバレル5年熟成のシングルモルト。バーボン由来のほのかな香りと、柑橘系のフルーティな香り、甘さを楽しめる。アルコール50%

サントリー ブレンダーチョイス

17年の後継として発売されたブレンデッド。熟成で華やかな香りと風味が魅力。ワイン樽由来のフルーティな味わいが女性にもおすすめ。

ゾートロープのグラス考。

サントリー竹鶴のハイボールタンブラー

氷が溶けにくく冷えた状態が長続き。特に最初の一口めが特にキンキンに冷えている。

サントリー山崎のハイボールタンブラー

こちらもハイボール用に山崎が提供しているタンブラー。常に冷えた状態が飲める。

ストレート用のグラス

くびれがあり飲み口が広がったグラスはより香りが立つのが特徴。香りを楽しみながら少しずつ口に含んでみよう。

ロック用のグラス

ロックで提供する際のグラス の種類は様々だが、いわゆるオールド・ファッションドグラスを使用している。

DATA
SHOT BAR ゾートロープ
東京都新宿区西新宿7-10-14 ガイアビル3F
TEL03-3363-0162
営業/17時~24(L.O.2330)
休み/日祝日

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/別冊Lightning Vol.214「ウイスキーブック」

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部