1.シューズ
ハリソンが唯一自らセレクトしたというオールデン社製。劇中チラリと見えるトーマスヒールはファンの間では萌ポイントとされている。
前職は大工だったというハリソンがかつての経験からセレクトしたというオールデン社製モックトゥ「405」。インディブーツの愛称はもちろん本作から。
2.ベルト
日本ではガチャベルとして親しまれる簡易的なスライドバックルを備えたウェブベルトも、欠かすことのできない名プロップのひとつ。
『インディ・ジョーンズ レイダース 失われたアーク《聖櫃》』モデル
一作目では真鍮、またはスチール製のスライドバックルとダークブラウンのベルトが採用された。ブランド非公表のため各自で揃えるとか。
『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』~『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』モデル
三作目と四作目ではカーキのベルトへと変遷。照明の具合で色みが変わることから好きなシーンに合わせて揃えるのが彼らの定石となっている。
3.バッグ
1作目から最新作までインディが使うショルダーバッグは第二次大戦中に英軍や警察で採用されたMK-VIIガスマスクバッグ。
『インディ・ジョーンズ レイダース 失われたアーク《聖櫃》』モデル
オリジナルのウェブベルトを約2センチ幅ほどのレザーストラップへとセルフカスタマイズすることで正しいインディ仕様に。
『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』~『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』モデル
各作品でレザーストラップの色とベルト金具が異なる。一作目以外はローラーのついた金具。レイダースモデルのみ形状の違う金具を使用。
『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国 』モデル
旧西ドイツ軍の山岳部隊で採用せれたバックパックをDIY。ネームパッチにはインディの本名ヘンリー・ジョーンズのイニシャルが入る。
『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』モデル
最新作で採用されるキャンバス仕様のバックパックは、わずかな情報から検証を重ねた結果、米フロストリバー社製と推測されている。
4.ウィップ
インディのメインアームといえば、牛追いに用いられるブルウィップ。様々なシーンやスタントに合わせ、じつに30本以上ものバリエーションが揃えられた。
『インディ・ジョーンズ レイダース失われたアーク《聖櫃》』~『インディ・ジョーンズ最後の聖戦』モデル
一作目から三作目までは、界隈では広く知られた名匠デヴィッド・モーガン氏が手掛けた8〜10フィートモデルがメインに採用された。
『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国 』モデル
四作目ではデヴィッド・モーガン謹製に加え、プリプロ時に用意されたテリー・ジャッカ氏が設えたブルウィップも一部採用されている。
5.ガン
ブルウィップと並ぶセカンダリアーム。基本的にはリボルバーモデルが採用されているが、一部ではオートマチックも見て取れる。
『インディ・ジョーンズ レイダース 失われたアーク《聖櫃》』モデル
米陸軍でも採用されたスミス&ウェッソン社が1917年に開発した「M1917-A」。劇中ではバレルを短めにカットしている。
『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』~『インディ・ジョーンズクリスタル・スカルの王国 』モデル
三作目、四作目では1885年頃に英ウェブリー社がエドウィンソン・C・グリーンと共同製作したウェブリー・グリーンが採用された。
6.その他
劇中で使用されたレザーグローブもブランド非公表のため、各自が研究を重ね最適解を導き出す。こちらは米ウェルズラモント社製。
同じくネクタイもブランド非公表ながら素材のみ公にされ、なるべく年代が合致する黒いポプリンタイをeBayなどで掘り当てる。
一作目から三作目まで劇中でインディが使用する眼鏡は、英国のサヴィル・ロウのOsrc5 Panto
(出典/「Lightning2023年7月号 Vol.351」)
Text/T.Hakusui 白水健寛 Photo/Y.Roppongi 六本木泰彦
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