【世界の主要ウイスキー図鑑】ブレンデッドウイスキーの代表銘柄10選。香りやテイストも解説!

  • 2023.08.05

ブレンデッドウイスキーとは、3040種類のモルトウイスキーと34種類のグレーンウイスキーをブレンドしたウイスキーのこと。そんなスコッチの中でも主要なブレンデッドを10アイテムご紹介。香りや味わい、バランスなどのチャートで比較しよう。

1.CHIVAS MIZUNARA 12 YEARS OLDシーバスリーガルミズナラ 12

1801年創業のシーバスリーガル。世界100カ国以上で販売されており、芸術的ともいえるブレンディング技術によって仕上がる芳醇でまろやかな味と香りが特徴だ。ミズナラ12年は、厳選されたモルト原酒とグレーン原酒を日本原産のミズナラ樽でマリッジして仕上げた特別なウイスキー。オレンジと洋梨の甘いフルーティさにクリーミーで甘いタフィの香り。ペルノ・リカール・ジャパン TEL03-5802-2756

2.BALLANTINE’S AGED 12 YEARS(バランタイン12年)

バランタイン社の創業者であるジョージ・バランタインがブレンデッドウイスキーの製造を始めたのが1853年のこと。安定した品質を得るためにレシピを磨き、最高峰へとのし上がっていった。バランタイン12年は、40種類を超える原酒を最低12年以上熟成させた、上品でキレのある味わい。かすかに感じる潮の香りと爽やかに伸びる余韻が魅力だ。サントリー TEL0120-139-310

3.JOHNNIE WALKER BLACK LABEL AGED 12 YEARS(ジョニーウォーカー ブラックラベル12年)

1819年、14歳だったジョン・ウォーカーはウイスキーのブレンドを研究しはじめたことがジョニーウォーカーの始まり。以後6世代にわたり彼の技術が受け継がれている。ブラックラベル12年は、29ものシングルモルトをヴァッティングしたウイスキー。スモーキーな香りやバニラのような甘みやフルーティな味わいなど、ブレンデッドならではの味が魅力。キリン TEL0120-111-560

4.JOHNNIE WALKER RED LABEL(ジョニーウォーカーレッドラベル)

ジョニーウォーカーの名を世界に知らしめたのがこのレッドラベル。数々の賞も受賞した銘酒といえる。スコットランドの東海岸のライトなウイスキーと、西海岸のピーティなウイスキーのブレンデッドで、スパイシーで力強く、スモーキーな味わいが特徴だ。フレッシュなリンゴや洋梨のようなフルーティさもあり、スコッチの醍醐味を味わえる1本だ。キリン TEL0120-111-560

5.ABERFELDY 12 YEARS OLD(アバフェルディ 12年)

デュワーズブランドの核となるシングルモルトウイスキー。スコットランドのハイランド地方に設立されたバフェルディ蒸溜所で造られている銘柄だ。オレンジトフィやナッツのような香りに、芳醇なハチミツのようなまろやかさとフルーティな味わい。スパイスとほのかなスモーキーさが残る後味を堪能あれ。バカルディジャパン http://www.bacardijapan.jp

6.ROYAL SALUTE AGED 21 YEARS(ローヤルサルート21年)

ブランド名は、1953年に行われた英国女王エリザベス2世の載冠式で放たれた英国王室へ敬意を表する21回の皇礼砲「ローヤルサルート」に由来。写真は21年以上熟成されたブレンデッドウイスキーで、甘いオレンジマーマレードとフレッシュな洋梨を感じさせる味わいが特徴。豊かなスパイス香とヘーゼルナッツの香ばしさにスモーキーさがプラス。ペルノ・リカール・ジャパン TEL03-5802-2756

7.WHITE HOURSE FINE OLD(ホワイトホース ファインオールド)

1890年に誕生したホワイトホース。ブレンデッドウイスキーの中でも人気の銘柄だ。キーモルトになっているのは、創始者のピーター・マッキー氏の叔父がオーナーをしていたラガブーリン蒸溜所のラガヴーリン。それにグレンエルギンなど甘味のあるスペイサイドモルトを加えてピート感と滑らかさを併せ持つ絶妙な味わいを実現している。キリン TEL0120-111-560

8.CUTTY SARAK(カティサーク)

ライトでスムースなブレンデッドウイスキーとして定評があり、作家・村上春樹の小説にも登場する有名銘柄だ。写真はカティサークの原点となるウイスキーで、ハーブやバニラ、ほのかなチョコレートのような香りに、ライトでスムースな飲み口。飲み終わった後にはほんのりフルーティなすっきりとした余韻を楽しめるのもいい。アサヒビール TEL0120-011-121

9.DEWAR’S 12 YEARS OLD(デュワーズ12年)

1846年に創業したデュワーズは世界的に人気ブランド。デュワーズ12年は、アバフェルディを中心とした40種類以上の原酒をブレンド。その後再び樽に戻して6カ月ほど熟成させることにより、メロウで芳醇な香りとスムースな味わいに仕上がる。飲み込んだ後はキャラメルのような滑らかな余韻を楽しめる。バカルディジャパン http://www.bacardijapan.jp

10J&B RAREJ & B レア)

イエロー地にレッドの文字ラベルが印象的なJ&B1749年に創業したジャステリーニ&ブルックス社のイニシャルを銘柄にした。J&B レアはスペイサイド地方のモルトを核に42種類の原酒をブレンド。リンゴや洋梨のようなフルーティな香りとスムースな味わいが特徴だ。コーラ、ジンジャエールなどとの相性もよくいろいろな楽しみ 方ができる。ディアジオ ジャパン TEL0120-014-969

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/別冊Lightning Vol.214「ウイスキーブック」

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