トロピカルでクリーンな印象のミリタリーウエアに注目です!

  • 2023.08.12

ミリタリーとアメカジを主体としつつも、最近はキャンプグッズも積極的に扱うhallelu。「ミリタリーキャンプ」という新たなスタイルを作り上げたショップが推奨する夏のミリタリーは、アウトドアの要素も取り入れ、タウンユースでもレジャーでも使える汎用性が大きな魅力だ。

「ハレル」オーナー・加瀬善隆さん|各国ミリタリーウエアや雑貨を扱う中目黒のショップ、ハレルを運営。ブッシュクラフトのスタイルも追求中。最近はオールドMTBが再燃。車体カスタムも行っている

トレンドを取り入れたミリタリースタイルを提案。

ミリタリーを軸にしながら、アメカジやアウトドアも抑えた店内。異なるテイストの組み合わせもお任せ

讃美歌のハレルヤからお客様を敬うという意味を持ち、響きが良いからと日本語の“晴れる”の意味も掛け合わせたセレクトショップのハレル。近年はミリタリーキャンプなる独自のスタイルを打ち出し、新たなミリタリーの形を世の中へ提唱している。

「10年前のオープン当初から、ミリタリーを推しているのは変わっていません。でも軍は、簡単にいうと生活してる集団なので、洋服以外も何でもあるんです。それに古着屋さんが軍モノの洋服を扱うのは当たり前だったので、それなら雑貨にも面白いアイテムがたくさんあるんだよという形で、トータルで魅せる独自の表現をしてきたんです」

とオーナーの加瀬さん。その中で転機となったのがオープンから程なくして始めたキャンプだ。

トレンドを意識した構成になっている最前列の棚。今はオリジナルや’90年代のTシャツが旬とのこと

「せっかくなら軍モノでやりたかったんです。今はいろんなキャンプスタイルがありますけど、当時はミリタリーキャンパーと呼ばれる人がいなかったので。そこからお店に小物を充実させていって、同時にアウトドアを掛け合わせた新たなミリタリースタイルの提案もするようになりました。今季はそのテイストがより強くなると思います。

自分はキャンプに行くからといって、いかにもキャンプな格好をするのが苦手で、普段着てる格好のまま行けるのが楽でいいじゃん! という考えなので、タウンユースにもレジャーにも使えるモノをセレクトしてますね」

’80年代のヴィンテージファイヤーマンジャケット。軍で火事が起きた際に対応する消防団のもので、セットアップは珍しい。リフレクターのデザインもグッド!
かなり反応が良かったことから、アメカジブランドもミックスして提案しているカーゴパンツ。シックスポケットで利便性も高いため、キャンプへ行っても重宝するマルチなアイテムだ
取材時に加瀬さんが穿いていたのは流行り廃りなく使えるプロッパーのBDUジップカーゴショーツ。たっぷりとしたシルエットは’90年代を思わせるボリューム感。ヒザにかかる位の丈感で年代問わず穿けるシロモノ

組み合わせ自由自在。ミリタリーをクロスオーバーできる秀逸アイテム。

フレンチミリタリーのM-52チノショーツ デッドストック

2インプリーツの今っぽく穿けるワイドシルエットが特徴で、ここ数年枯渇状態となっているM-52チノショーツ。官給品では希少なインタックの入りで、綾織り特有のハリやコシもある厚めの生地も魅力的。バケットハットにボタンシャツ、ビッグシルエットTシャツなどがベストマッチ。1万780円

ロシア軍放出USSRスリーピングシャツ

旧ソ連軍に官給されていた希少なデッドストック。風合いの良い生地感で、シンプルながらヘンリーネックなどこだわりのディテール。1万780円

Arc’teryx S/S Tシャツ

ミリタリーラインも展開するアウトドアブランド、アークテリクスの通気性に優れたTシャツ。胸元にロゴをあしらったシンプルデザイン。1万4080円

イタリアンミリタリーのユーティリティージャケット

程良いショート丈でボックス型シルエットのジャケットは、Gジャン感覚で合わせられる。100%コットンで経年変化を楽しめるところも◎。1万1880円

U.S. Navy デッドストックユーティリティーショーツ

通称”ベーカーパンツ”をロング丈から独自の視点でショーツに変更。コットン×ナイロンの特殊な素材で、鈍い光沢感とハリを放つ。1万5180円

U.S. ArmyのM-67チノトラウザーズ

大戦中に存在したモデルの後継となるUSアーミーのM-67チノトラウザーズ。股上が深すぎず、やや細身のシルエットとなっている。1万7380円

【DATA】
hallelu
東京都目黒区上目黒1-19-1 高野ビル1F
営業/13:00~ 20:00(月曜定休)
TEL 03-5734-1946
http://store-hallelu.jp

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning2023年7月号 Vol.351」)

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