新潟・霊峰弥彦山の麓には、ミュージアムピースから手頃なヴィンテージミリタリーまで揃う店がある。

新潟の名店「マッシュルーム」はヴィンテージデニムのトップピースを得意とすることからワークのイメージが強いが、実はミリタリーに関しても日本有数の実力を持つ。第二次世界大戦時のレアピースを中心に、戦前のミリタリーファニチャーから、最新のMARSまで、豊富なラインナップである。

世界中の好事家たちが訪れる新潟の名店。

世界中のヴィンテージラバーから熱視線を集める新潟の名店マッシュルーム。これまでに多くのミュージアムピースのヴィンテージデニムを販売したことでも知られる同店であるが、ミリタリーに関してもスペシャルピースをユーザーに提供してきた。非常に販売力が高いため、店頭在庫が目まぐるしく変わっていくが、今回はかなりのスペシャルヴィンテージを撮影することができた。

当店の魅力は、ミリタリーやデニムに限らず、サイズ、コンディションをしっかりと重視した上で、見たこともない由緒正しいカスタマイズやレアカラーなど、コレクターの心を鷲掴みするような圧倒的な商品力にある。これは創業者である土田鏡さんと悠さんの兄弟が25年近く、毎月のようにアメリカへ渡り、現地のディーラーやコレクターと築いた信頼関係があるからこその品揃え。

ついついレアなミリタリーガーメンツに気を取られてしまうが、実はミリタリー関連のファニチャーも充実している。すべてしっかりとメンテされているので、実用性をしっかりと担保してくれているのも魅力だ。また花形の40年代を中心とした定番から近年盛り上がっているMARSなどの最新装備まで揃っている。

実はミリタリーファニチャー関連のアイテムも充実している。海軍の時計でブラックはまだ数があるが、ゴールドとシルバーは滅多に出ないスペシャルだ。ブラス¥165,000_、ニッケル¥297,000_、黒参考商品

第一次世界大戦から第二次世界大戦まで使われた米国海軍のフォールディングテーブルとベンチの希少なセット。洋服店の什器としても人気が高く、すぐに売り切れる。ベンチ¥275,000_、テーブル参考商品

【DATA】
MUSHROOM
新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦1108-1
Tel.0256-78-7966
11AM-6PM Close:WED
https://vintage-mushroom.net

ミュージアムピースから手頃なモデル、ラインナップを厳選紹介

1940s US NAVY

右はバックにハンドペイントのウォーアートが施されたN-1デッキジャケット。ジャングルクロスのネイビーカラーは圧倒的に少ない上に1点もののペイントが光る。左はデッキジャケットの中でも人気の高いフックタイプのパッチポケット仕様。状態も抜群である。R/¥2,970,000_、L/¥1,540,000_

1930s US ARMY

米国陸軍に1930年代より支給されていたデニムのユーティリティトラウザーズ。貴重なサイズタグ付きのデッドストックで32×30の良サイズ。¥858,000_

1960s US NAVY

N-1デッキジャケットの後継となるA-2デッキジャケットの最初期モデル。さらにスコードロンパッチの付いた人気もカスタム仕様となっている。¥132,000_

1940s US NAVY

1940年代にアメリカ海軍で使われていたサルベージパーカー。いわゆる防護服的な役割を担っていたためきれいな個体は極端に現存数が少ない。¥52,800_

US NAVY

近年、人気のHBTのカバーオールは、海軍のN-3シリーズ。貴重なデッドストックで、至るところにカッタータグが付く。胸にステンシル。¥187,000_

1940s US NAVY

防寒用のオーバーパンツとして米国海軍に支給されていたデッキオーバーオール。デッキジャケットとセットアップで着用された。グッドコンディション。¥85,800_

1940s US MARINE CORP

モンキーパンツと並んで、USMCのトップピースである通称ダックハンターカモトラウザーズ。各面に色の異なるダックハンターカモが施されている。¥187,000_

1940s US COAST GUARD

ミリタリーのトップピースであるコーストガード仕様のデッキジャケット。フロントのフックが6つではなく、7つになった幻の1着だ。¥3,850,000_

(出典/「CLUTCH Magazine 2026年5月号 Vol.103」)

この記事を書いた人
CLUTCH Magazine 編集部
この記事を書いた人

CLUTCH Magazine 編集部

世界基準のカルチャーマガジン

日本と世界の架け橋として、国外での販路ももつスタイルカルチャーマガジン。本当に価値のあるモノ、海外記事を世界中から集めた、世界基準の魅力的コンテンツをお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...

夏を彩るカラーゴールド。「市松」定番の18金シリーズはカラバリ豊富で夏に欠かせないアクセサリー

  • 2026.05.18

湘南に工房を構えるオーダーアクセサリーブランド「市松」。1997年に創業し、その2年後から27年も続く定番の18金シリーズは、カラバリも豊富で、いまや欠かせないブランドの顔だ。プロダクツとしての魅力だけでなく、夏の装いにも重宝する。 「市松」の定番、特別な5色の18金 「酷暑日」という言葉が新たに発...

革ジャン好きなら一度は通るべき! 「No,No,Yes!」の最上級オーダー“アルチザン”とは?

  • 2026.06.01

「世界にひとつだけの革ジャンを作る」。それは、レザーラバーの憧れだ。革好き注目のブランド「No,No,Yes!」が誇るオーダーメニューの中でも最上級に位置する「アルチザン」とはいったいなんなのか? その正体に迫る。 革ジャンの伝道師・モヒカン小川が実際に“アルチザン”を体験 これは単なる革ジャンの話...

磨き続けた伝統が、新たな定番を生み出していく。「アリゾナフリーダム」の新作に注目

  • 2026.06.03

長く愛される定番には理由がある。そして、その定番を更新し続ける覚悟があるからこそ、プロダクツは生き続ける。今回、紹介する新作は、奇をてらった変化ではなく、受け継がれてきた意匠や職人技を礎にしながら、細部にわたり静かな進化を重ねた美しい作品たち。変わらないために進化し続ける。そこには揺るぎないクラフト...

Pick Up おすすめ記事

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

磨き続けた伝統が、新たな定番を生み出していく。「アリゾナフリーダム」の新作に注目

  • 2026.06.03

長く愛される定番には理由がある。そして、その定番を更新し続ける覚悟があるからこそ、プロダクツは生き続ける。今回、紹介する新作は、奇をてらった変化ではなく、受け継がれてきた意匠や職人技を礎にしながら、細部にわたり静かな進化を重ねた美しい作品たち。変わらないために進化し続ける。そこには揺るぎないクラフト...

アイヴァン史上初の完全復刻。“ヒストリック コレクション”誕生の裏側に迫る!

  • 2026.05.22

「アイヴァン」2026年春夏の新コレクションとして突如発表された“ヒストリック コレクション”。これまでにもアーカイブを現代に甦らせる試みは幾度か行われてきたものの、どれも細やかなアップデートが施されていた。文字通りの“完全復刻”は今回が初となる。 アイヴァンには立ち返るべき原点がある どこぞのヴィ...

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...