2ページ目 - フェンダーだけでない、個性豊かなアメリカらしいヴィンテージギター。

  • 2023.05.23

2.ロカビリーと言えばこのブランド。「GRETSCH(グレッチ)」

1883年にドイツからの移民、フレデリック・グレッチによってニューヨークのブルックリンで創業されたアメリカの老舗楽器ブランド。当初はバンジョー、タンバリン、ドラムで知られたが、後にギター作りへも参入した。

【1958年製】#6120 Chet Atkins Hollow Body|ロカビリーギターの代表モデル。

ネオ・ロカビリー・ブームの立役者ブライアン・セッツァーが愛用したことでも知られ、ロカビリーを演奏するギタリストに人気が高い#6120チェット・アトキンス・ホロウ・ボディ。その名の通り、後のギタリストに多大な影響を与えたチェット・アトキンスのシグネチャー・モデルとして1954年に誕生した。オレンジにフィニッシュされたボディが印象的で、アメリカらしいルックスだ。

シングルコイルのダイナソニック・ピックアップから、58年頃にハムバッカーのフィルタートロンへと変更され、音がパワフルになった

【1964年製】#6137 White Falcon & Rouge|世界一美しいエレクトリック・ギター。

世界一美しいギターと形容される#6136ホワイトファルコン。1955年に誕生し、当初の価格はなんと600ドルという、かなりの高級ギターだった。‘62年頃からは写真のようなダブル・カッタウェイ・ボディへと変更された。ちなみにステレオ・モデルに関しては、#6137というモデル・ナンバーが振り分けられた。後ろに写っているアンプは、1960年代後半に登場したトランジスタ・アンプのルージュ。

3.ザ・ベンチャーズのモデルで有名。「MOSRITE(モズレー)」

リッケンバッカーで働いたこともあるセミー・モズレーと兄のアンディ・モズレーが、1956年にカリフォルニア州で創業したブランド。初期は手工だったが、ザ・ベンチャーズから資金提供を受け工場を作り、ベンチャーズ・モデルを量産した。

【1963年製】The Ventures Model Mark I|テケテケ・サウンドで一世を風靡。

日本で巻き起こったギター・ブームに大きな影響を与えたのは、テケテケ・サウンドでも知られるギター・インストを演奏するザ・ベンチャーズだ。彼らが手にしたモズライトは、日本のギター・ファンの間で人気となった。このモデルは、1963年に発売されたザ・ベンチャーズ・モデルのマークIで、初期モデルのためボディ外周にセルロイドのバインディングが入り、サイド・ジャックになっている点も特徴だ。

【1968年製】Messenger|マイク・ファーナー愛用モデル。

グランド・ファンク・レイルロードのマイク・ファーナーが愛用したことで知られるレア・ギター、メッセンジャー。かなり時代を先取りした仕様で、なんとネックは反らないアルミ合金製。ステレオ出力にも対応し、中にはトーン・メッサーと呼ばれるファズ回路を内蔵したメッセンジャーもあった。しかし時代を先取りし過ぎたためか、1967〜’68年にかけて僅かな数しか作られなかった幻のギター。

ブリッジ・サドルにローラーが配置された独自構造のブラス製ヴィブラミュート。これは’64年頃まで使われたユニットだ

【DATA】
HYPER GUITARS
東京都新宿区百人町1-11-23
TEL03-5386-4910
営業/13:00〜20:00
休み/水曜
https://hyperguitars.com/

(出典/「Lightning2023年5月号 Vol.349」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

Lightning, CLUTCH Magazine, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

ランボルギーニ三浦

Lightning

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

杉村 貴行

2nd(セカンド)

ブランドディレクター

杉村 貴行

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部