純喫茶気分でプリンが食べられるVINTAGE INOXのバールアイスカップ。

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、「今どきのやわらかいプリンと、昔ながらの硬めのプリン、どっちが好きか論争になるけれど、私はやっぱり純喫茶で食べるような硬めが好きです」と語る、編集部の紅一点・めぐミルクがお届け!

自宅が純喫茶に! いつものプリンが格別に。

今号の特集である「ヴィンテージ」をキーワードにネットでいろいろと調べていたら、「ヴィンテージイノックス」なるブランドを偶然見つけた。ステンレスにダメージ加工を施した器やカトラリーを展開しており、シンプルで無機質な感じがとてもいい。

窯元を巡ることが趣味のひとつでもあるため、普段使っているのは、民芸系の陶器が多い。厚みがあって少し重厚感のある手触りが好みで、得意ではない料理も、なんか誤魔化せるというのも陶器を選んでしまう理由かもしれない。それにちょっと変わったデザインのものを見つけてしまうと、使わなくても欲しくなっちゃうよね。

ものづくりの街、新潟県燕市でステンレスのにダメージ加工を施し、使い込まれたようなマット仕上げにしているのがヴィンテージイノックスの最大の特徴。バール アイスカップのサイズはφ103×H82㎜で、受け皿は少し深みがある。3080円(ヴィンテージイノックス https://vintageinox.com)

ではなぜステンレス製の器を選んだのか。それはまるで純喫茶で出てくるような器だったから。高校時代、学校帰りに友達とよく立ち寄った喫茶店「ロン」。昭和感溢れる内装やインテリアがなんか落ち着いた。今の高校生だったら、“カフェ”なんだろうけれど、長野の片田舎にはそんなオシャレなお店はほとんどなく。でもこのお店の雰囲気が好きで通っていたことを急に思い出し、思わずネットでポチッとしていた。

この器にプッチンプリンを入れて食べてみたら、当時の甘酸っぱい思い出がちょっとだけ蘇った。手軽に純喫茶気分を味わえるのも意外といい。

脚の縁も織り込まれ美しいシルエットを実現。安定感も抜群。裏側には「VINTAGE INOX」のロゴのプリントを施している
縁を少し外側に開くことで、レトロ感アップ。シンプルゆえに、こういった手間が、使いたくなる欲をかき立ててくれる
ステンレス製でそのまま冷蔵庫で冷やせば、アイスクリームなど冷たいデザートの温度をキープしながら食べられる

(出典/「Lightning 2023年4月号 Vol.348」)

この記事を書いた人
めぐミルク
この記事を書いた人

めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズが手がける「ゴールド」。高品質な素材選びに一切の妥協なし。

  • 2026.10.20

1965年に創業した日本屈指の老舗メーカー東洋エンタープライズ社が手がける〈ゴールド〉。同社が得意とするヴィンテージへの膨大な知見と技術力の高さを活かしつつも上質にモダナイズしたものづくりに定評がある。着用時のシルエットはもちろん、高品質な素材選びに一切の妥協をしないこと。それこそがシンプルな服に深...

HISTORY OF B.V.D. 着心地を追求した150年

  • 2026.10.20

1876年、ニューヨークで誕生したB.V.D.。風を通すゆったりとした肌着から、水着、街や休日を彩るシャツまで。その歩みを貫くのは、日々を心地よく過ごすための工夫だ。時代ごとの広告や製品を手がかりに、着心地を追求してきた150年をたどる。 HISTORY OF B.V.D. 1876年 ニューヨーク...

金子ノブアキが着る【REDKAP × FREAK’S STORE】

  • 2026.10.21

長い歴史を持つワークウエアブランド〈レッドキャップ〉と〈フリークス ストア〉のコラボアイテムを金子ノブアキが今の感覚で着こなす。年齢を重ねたからこそ楽しめる服のこと、ブランドが持つ哲学のこと、そしてこれから大切にしていきたいこと。45歳を迎えた金子さんに、ファッションと生き方について話を聞いた。 タ...

メイド・イン・ノーサンプトンを貫く英国靴の筆頭「Crockett & Jones」のモノづくり

  • 2026.10.21

革靴の聖地であるノーサンプトンにて1879年に初声をあげた〈クロケット&ジョーンズ〉。英国靴を語る上で欠かすことのできない同ブランドのモノづくりの現場に足を運んだ。 一足の革靴に宿る147年の歴史と誇り 革靴産業の一大拠点として名を馳せる英国・ノーサンプトン。中世から靴職人が集まり、17世紀には軍用...

世界最高峰のニットメーカー「JOHN SMEDLEY」が編むもの。

  • 2026.10.20

イングランド中部、リーミルズの自社工場で240年以上前からニットウエアを作り続ける〈ジョン スメドレー〉。1784年に創業した同ブランドが編んできた歴史と伝統が息づく場所で彼らが編むものとは。 240年の伝統と魂が息づくファクトリー 英国のトラッドブランドとして群を抜く歴史を持つのが〈ジョン スメド...

Pick Up おすすめ記事

HISTORY OF B.V.D. 着心地を追求した150年

  • 2026.10.20

1876年、ニューヨークで誕生したB.V.D.。風を通すゆったりとした肌着から、水着、街や休日を彩るシャツまで。その歩みを貫くのは、日々を心地よく過ごすための工夫だ。時代ごとの広告や製品を手がかりに、着心地を追求してきた150年をたどる。 HISTORY OF B.V.D. 1876年 ニューヨーク...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

金子ノブアキが着る【REDKAP × FREAK’S STORE】

  • 2026.10.21

長い歴史を持つワークウエアブランド〈レッドキャップ〉と〈フリークス ストア〉のコラボアイテムを金子ノブアキが今の感覚で着こなす。年齢を重ねたからこそ楽しめる服のこと、ブランドが持つ哲学のこと、そしてこれから大切にしていきたいこと。45歳を迎えた金子さんに、ファッションと生き方について話を聞いた。 タ...

メイド・イン・ノーサンプトンを貫く英国靴の筆頭「Crockett & Jones」のモノづくり

  • 2026.10.21

革靴の聖地であるノーサンプトンにて1879年に初声をあげた〈クロケット&ジョーンズ〉。英国靴を語る上で欠かすことのできない同ブランドのモノづくりの現場に足を運んだ。 一足の革靴に宿る147年の歴史と誇り 革靴産業の一大拠点として名を馳せる英国・ノーサンプトン。中世から靴職人が集まり、17世紀には軍用...

「BEORMA」140年の伝統を受け継ぐ、英国屈指のレザークラフト

  • 2026.10.21

英国トラッドを語るうえで欠かすことのできない存在がレザークラフトだ。140年の歴史とクラフトマンシップを受け継ぎ、現代のスタイルにも馴染む唯一無二のプロダクトを生み出す〈べオーマ〉は、その筆頭となりうる存在だ。 熟練職人の魂宿る伝統のレザークラフト 英国中部の小さな町・ウォルソール。革加工・馬具産業...