10.「Hummingbirds’hill Shop」PR・小林直人さん
ハミングバーズヒルショップとディアホーンスミスズとのコラボレーションで作られたレザージャケット。いわゆる1stタイプのデザインでエゾ鹿の革をインディゴ染めしたもの。「インディゴ染めのレザーに蝦夷鹿のツノを加工したボタンがアクセントとなっています」
11.「OLD JOE」スタッフ・ローガンさん
今シーズンにリリースされたオールドジョーのレザージャケットは早くもいい風合いに。この理由は、レザーと製品の段階で2回の加工を施したオリジナルのパティーナレザーだから為せる技。このレザーは茶芯のブラウンなので、奥行きのあるカラーリングとなっているのだ。
12.「THE FLAT HEAD JINGUMAE」スタッフ・田村倫也さん
厚みのあるホースハイド製のライダースジャケットは3年半ほど愛用。ダブルライダースは、ワークウエアなど、ワイルドなアイテムと合わせるのが多いのだとか。「茶芯レザーを使用している革で、着用ごとに徐々にブラウンがかった色へと経年変化していくのを楽しんでいます」
13.「Schott Grand Store Tokyo」店長・鈴木瞬さん
ショットのニューダブルブレストライダースを中心に、全身をブラックで合わせた鈴木さん。しなやかなシープスキンは身体馴染みがよく、軽い着心地も気に入っているという。3年着用しているだけあり、腕にはゆったりとしたジャバラが出現し、光沢感が増している。気持ちゆったりしたサイズ感も◎。
14.「DAPPER’S」デザイナー・小松篤さん
イタリア産のホースハイドを使ったダッパーズのスポーツジャケットは、茶芯仕様なので着込んだだけ、風合いが増していく魅力を持つ。馬革と言えば光沢感が強い印象があるが、あえてツヤを抑えている。インナーにニットベストを合わせれば、冬場でも快適に過ごせるそう。
15.「JUNKY SPECIAL」代表・西 徹さん
バズリクソンズのB-3(BR80111)を見事に着こなしている西さんは「暖冬続きでなかなか着る機会がありませんが、着用する時は雨や雪でも気にしません」と語る。背中のペイントは、交流のあるマシンガン・ケリーさんの手によるもの。西さんの好きなモチーフを元に描いてもらった一点物だ。
16.「WAREHOUSE 阪急メンズ東京店」店長・坂本浩さん
ウエアハウスのホースレザーカーコートを主役としたスタイリング。5年ほど着込んでおり、パーツ毎に茶芯仕様ならではのムラが出て、まるでヴィンテージのような風合いになっている。特に背面は、そのムラ感が顕著で、作り手の狙い通りになっており、見事な経年変化である。
17.「Buzz Rickson’s」企画統括・亀屋康弘さん
フライトジャケットに関する知識は世界有数というフライト賢者、亀屋さん。この日のA-2はエアロレザーの1941年コントラクトモデル(BR80103)。15年着用しており表面が擦れ、特有の色気を醸し出している。襟やポケットフラップのスナップボタンの美しいアタリは、さすがの仕上がり。
18.「TROPHY CLOTHING」スタッフ・藤原一茂さん
茶芯仕様のオリジナルホースハイドを使ったトロフィークロージングのスポーツジャケットは、40sのヴィンテージがイメージソース。馬革特有の深いシワと奥行きのあるエイジングとなっている。あえてシャツをタックインして、よりクラシックな印象に仕上げている。
19.「天神ワークス」スタッフ・安藤大悟さん
アジの出た天神ワークスのJC01カークラブジャケットを無造作に羽織り、大ぶりなレザーアウターながら抜け感のあるスタイルを見せてくれた安藤さん。天神ワークスのカラーレザーは、色止めをしていないために経年で褪色していく。そんな色のコントラストが楽しめるのも天神の魅力だ。
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(出典/「Lightning 2022年1月号 Vol.333」)
Text/S.Sato 佐藤周平 T.Ogawa 小川高寛 K.Sakamoto 坂本佳樹 Y.Kinpara 金原悠太 T.Itakura 板倉環 M.Sasaki 佐々木雅啓
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