スカジャンのスペシャリストが作った、寅年の今年ならではのトラづくしスカジャン登場!

  • 2022.06.26

ヴィンテージスカジャンのスペシャリストとして知られるテーラー東洋の松山さんが、今年が寅年ということもあり、いつも以上にこだわったトラづくしのスカジャンを作り上げた。そのこだわりについて語っていただいた。

今年ならではのTORA! TORA! TORA! TORA!

強面だが、実は気さくな松山さん。ついつい笑い話をしてしまうのだが、スカジャンの話になると真剣な表情に。どんな質問にも真摯に向き合ってくれる

ヴィンテージのスカジャンは、誰もが知る存在ではあったが、一点モノ的な要素が強いため、どんな図案が存在するのか、どのような色の組み合わせが多いのかなど、詳細は意外と知られていなかった。そんな中で昔からヴィンテージスカジャンに魅せられ、スカジャンの専門書『JAPANESE EMBROIDE RED JACKETS』まで上梓した経歴を持つのが、テーラー東洋の松山さんだ。世界で初めてのスカジャン専門家であり、おそらく最も多くのヴィンテージスカジャンを見てきた人物である。

これ全部ヴィンテージ!!

そんな彼の知識が、テーラー東洋のモノづくりの根幹だ。しかも、テーラー東洋を手掛ける東洋エンタープライズは、ヴィンテージスカジャンでお馴染み『港商商会』を前身に持つ。そんな“本物”のスカジャンメーカーが、世界一のスカジャン愛好家の手によって作られているのだから、テーラー東洋のスカジャンを“ヴィンテージの復刻”と簡単な言葉で済ますことに、どこか違和感を覚えてしまうのだが、今回リリースする2着のスペシャルエディションにおいては、復刻という言葉がちょうどいいのかもしれない。なぜなら、寅年になぞらえ、両面ともに激レアなトラの図案を組み合わせた、今年限りの創作モデルだからだ。

もとにしたのは、数多くアーカイブしているテーラー東洋のヴィンテージコレクションの中でも、松山さんが選りすぐった指折りのトラ刺繍のものが4着使われている。選んだ基準は単純明快だ。

プリントのスカジャンはスーパーレアな逸品!

「カッコイイかどうか。それに尽きます。同じ絵柄のスカジャンの刺繍には、基本的には同じ刺繍型が使われますが、すべて同じ仕上がりになるわけではありません。刺繍の出来はミシンを操る職人の技量によるからです。同じ刺繍型を使っても、臨場感あふれる迫力のあるものから、間抜けたものまで存在します。それが面白さなのですが、やはりトラ刺繍は前者が魅力的です。個人オーダーのような極めて数の少ない図案も好きですね。今回は私自身、これ1着しか見たことがないものも1柄使いました」

そんな特別なスカジャンが、この春にリリースされた。

Early 1950s Style Acetate Souvenir Jacket “KOSHO & CO.” Special Edition “BAMBOO & TIGER” × “TIGER PRINT”

1950年代初期に作られた2着のヴィンテージからA面(主役となる面)のトラ柄を抜き出して1着に落とし込んだ。表面の竹林から姿を現すトラの絵柄は、松山さんをして「これ1着した見たことない」という。リバーシブル面は手捺染によるプリントのトラ柄。ヒゲなどには刺繍も組み合わせた、職人技の光る絵柄だ。8万6900円

REVERSIBLE

Early 1950s Style Acetate Souvenir Jacket “KOSHO & CO.” Special Edition “TIGER HEAD” × “ROARING TIGER”

こちらも1950年代初期のヴィンテージのA面を組み合わせた。表面は「タイガーヘッド」と呼ばれる絵柄だが、唸り声が聞こえてきそうな迫力の出来栄えは随一。たてがみ部分の凝った刺繍も見事だ。リバーシブル面は、天空を睨む非常に希少な構図。あえて虎斑をネイビーにしてボディとのコントラストを演出している。8万6900円

REVERSIBLE

【問い合わせ】
テーラー東洋(東洋エンタープライズ)
TEL03-3632-2321
https://www.tailortoyo.jp/

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning2022年5月号 Vol.337」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部