新鮮なコーデが目白押し! 古着ショップスタッフSNAP【12選】

ヴィンテージの旬な着こなしは、古着ショップスタッフに学ぶべし。何も、高いレアものを身に着ければいいってもんじゃない。より安価でクールな着こなしを、古着のエキスパートたちに伝授してもらったぞ。自分の目指すスタイルがきっと見つかるはずだ。

H:ハット&キャップ O:アウター I:インナー P パンツ S:シューズ A:アクセサリー

1.「ベルベルジン」青木優夢さん

H:’70sブランド不明/5280円 O:’90sチャンピオン/1万9580円 P:’60sUSARMY/私物 S:’80s VANS /2万5800円

日本を代表するヴィンテージショップのひとつであるベルベルジン。スタッフの青木さんは、パーカにミリタリーのカーゴパンツという王道のコーデ。それでも個性的に見えるのはカラーリングの妙。あえてグリーンのワントーンでまとめたのが正解だ。

BerBerJin

デニムやスウェットなど、王道のアメリカンアイテムがこれでもかと揃うのが、ベルベルジンの魅力。入荷日には、オープン前から行列ができるのは、もはやお馴染みの光景だ。

【DATA】
東京都渋谷区神宮前3-26-11 原宿SH ビル
TEL03-3401-4666
https://webstore.berberjin.com/

2.「ボストック」原田廉平さん

O:’40sヴィンテージ/8万4990円 I:’90sブランド不明/私物 P:’90sブランド不明/私物 S:’80s フローシャイム/私物

とんちゃん通りにある老舗ヴィンテージショップであるボストックは、良質で手の出しやすいアメリカンクロージングが数多く揃う。原田さんはレアな大戦のカバーオールを太めの2タックスラックスに合わせることで、今っぽい着こなしを実践している。

VOSTOK

原宿の古着の聖地であるとんちゃん通りに位置する。アメリカから良質なレギュラーからスーパーヴィンテージが入荷される。トレンドもしっかりと反映してるのが◎。

【DATA】
東京都渋谷区神宮前3-25-7 丹治ビル1 階
TEL03-3470-2221
http://vostok1.jp/

3.「フェイクα」古橋尚樹さん

O:’50sリーバイス/7万6780円 I:’50sブランド不明/4万3780円 P:LEE/私物 S:’90sレッドウィング/私物

デッドストックまたはミントコンディションのヴィンテージが数多く揃う名店。’50sスタイルを得意としており、古橋さんも体現。コンディション抜群のリーバイスのサテンジャケットに、リーのフリスコパンツをチョイス。足元はPT91でより男くさく!

Fakeα

フェイクαの象徴が、壁一面に詰まったデッドストックデニム。様々な年代のアメリカンジーンズが並ぶ。モーターサイクル関連のアイテムが強いのも特徴のひとつである。

【DATA】
東京都渋谷区神宮前1-8-21 2F
TEL03-3404-0168
https://berberjin.com

4.「ジレ」林田大輔さん

O:’60s US.ARMY/私物 I:’80sブランド不明/私物 P:’90sブランド不明/私物 S:BENCH/私物

別格に数少ないジャングルファティーグジャケットの最初期モデルをサラッとした着こなしたオーナーの林田さん。この手のミリタリージャケットは、あえてスラックスに合わせるのがトレンド。インナーに遊びの効いたTシャツをセレクトしたのも正解!

gilet

レギュラーからスーパーヴィンテージまでラインナップされた店内。古着のおもしろさがギュッと詰まった空間で、思わぬメッケものに出会えるのも醍醐味である。

【DATA】
東京都渋谷区神宮前6-7-9 ネスト原宿I202
TEL03-6427-6678
https://anchor.fm/giletbana

5.「フォヴォス」中村厚さん

O:’40s U.S.M.C. タイプ/2万5900円 I:’70sブルックスブラザーズ/1万4900円 P:’70sリーバイス/ 3万9900円 S:’90sコンバース/私物

テーマは” 大人ヴィンテージ”。’70sのブルックスブラザーズの6個ボタンダウンシャツや、’40sのタイプP-41 HBTジャケット、リーバイス505のビッグEなど、シンプルながら動きやすいサイズセレクトも含め、大人ならではのこだわりが随所に見える。

FOVOS

‘40〜’00年頃のワーク、ミリタリー、デニム、トラッド、スポーツなど幅広くコンディションの良いアメリカ古着をセレクト。小物も充実しているので全身コーデもOK。

【DATA】
東京都渋谷区神宮前5-13-14 SEKINE HOUSE B1F
TEL03-3797-5822
https://www.instagram.com/fovos_tokyo/

6.「グレース」三浦知也さん

O:’90s ザ・ブラックドッグ/1万7380円 I:’60sアイビークラシックス/1万780円 P:’60sリーチェトパ/1万4080円 S:’70sレンジャー/2万1780円

ショップのテーマであるワークスタイルに米東海岸のハンティングアイテムを落とし込んだコーデ。秋を意識しつつもダークすぎるトーンにならないよう、柔らかいアースカラーでインナーにバーガンディを挟みこみ、スウェットの猟犬柄も良いアクセント。

GRACE

ヴィンテージ、オールド、デイリーウエアの3テーマの下、1点1点を厳選してセレクト。特にコンディションに重点を置き、リアルアメリカを感じられるスタイルを提案。

【DATA】
東京都渋谷区神南1-14-1-101
TEL03-6416-3457
https://www.gracevintage.com/

7.「イルミネート」丹野巧規さん

O:バブアー/3万580円 I:ブルックスブラザーズ/2万1780円 P:リッチフィールド/2万9700円 S:クロケット&ジョーンズ/私物

打ち込みの強いツイルを使用したクラシカルなチノトラウザーズは、リッチフィールドのもの。アウターにはオールドのバブアーを着用し、首元のアクセントとしてヴィンテージバンダナをプラスすることで、キレイめな古着ミックススタイルが好印象。

Illminate

店内はヴィンテージ6割、インポートもの4割ほどで構成され、古着ミックススタイルを提案。銘品として愛されているアイテムや希少なデッドストックなども揃う。

【DATA】
東京都渋谷区神南1-7-8 豊産ビル3F
TEL03-5458-9211
http://illminate.com

8.「ホリデーワークス中目黒」木村弘樹さん

O:’80s チャンピオン/3万2780円 P:ディッキーズ/7480円 S:’90s コンバース/私物 A:‘90s U.S. アーミー(バッグ)/4180円

ここ数年の人気ぶりが枯渇状況を加速させているチャンピオンのリバースウィーブ。中でも人気のミリタリープリントを中心にしたコーディネイトは、バッグやネックレスを取り入れた小物と、差し色のミリタリーカラーの色使いでワンランク上の印象に。

HOLIDAY WORKS 中目黒店

祐天寺に続く2店舗目もオーセンティックなUS古着とヴィンテージを中心にラインナップ。レディースがメインながらユニセックスアイテムも豊富。夫婦やカップルにも◎

【DATA】
東京都目黒区青葉台1-13-11 ライラックハウスB1F
TEL03-6809-0442
https://holidayworks.fashionstore.jp

9.「アルケオロジー」土師絢斗さん

O:’50ノースカントリースポーツ/4万3780円 I:’50sアロー/6380円 P:’40s U.S.ARMY/3万2780円 S:90’sレッドウィング/2万328円

マウンテントラウザーズを主軸に、スウェードやウールと言った秋冬向き素材の小物やアウターで秋らしいコーディネイトを意識。リバーシブル仕様のジャケットは、カスリ柄の面を表にすると、ヴィンテージ感のあるクラシカルで大人な雰囲気に様変わり。

archeologie

’20 〜’80 年代のUS・EU古着をメインに、古き良きスタンダードなヴィンテージウエアから癖や味のある今らしい古着まで幅広く展開。深夜迄営業している点も大きな魅力。

【DATA】
東京都目黒区中町2-48-25 サンハイム祐天寺101
TEL03-6673-5342
https://www.archeologie.com

10.「グリーフル下北沢 1st」本谷正明さん

O:’50s /私物 P:RRL /私物 S:ジャックパーセル/私物

柏の名店であるグリーフルの下北沢店。マネージャーの本谷さんは、カバーオールにデニムパンツという王道のワークスタイルだが、こなれて見えるのはキャスケット使いと足元のスニーカー。自身で色落ちさせたというRRLのエイジングが、お見事!

Gleeful SHIMOKITAZAWA 1st

すべてアメリカから仕入れた什器を使った重厚感ある雰囲気の中に、ヴィンテージから旬なレギュラーまで取り揃えている。今年の3月には増設し、1FとB1の2フロアに。

【DATA】
東京都世田谷区北沢2-9-3 ひさとみビル1F-B1F
TEL03-6407-0029
http://www.gleeful.co.jp

11.「デザートスノー下北沢1号店」山浦大成さん

O:’50s ヴィンテージ/私物 P:’50s フレンチアーミー/私物 S:ジャランスリワヤ/私物

白シャツにミリタリーパンツというお決まりのスタイルでも個性的に魅せられる好例。鍵となるのは、太めのボトムス。ここ数年ですっかりと市民権を得たフランス軍のM47を着用。ハットとシューズのカラーリングをブラックで統一したのも注目したい。

DESERTSNOW SHIMOKITAZAWA 1号店

とにかく量をチェックしたければ、まず訪れたい人気店。量はかなり多いが、しっかりとカテゴリー分けさ
れており、見やすいのも人気の理由のひとつと言えるだろう。インポートアイテムも充実。

【DATA】
東京都世田谷区北沢2-30-14 重宗ビル2 階
TEL03-5790-9601
http://www.desertsnow.co.jp

12.「スパイク」高橋史宏さん

O:’50s Beau Brummer /私物 T:’90s ブランド不明/私物 P:’80s ISSEI MIYAKE /私物 S:アイランドスリッパ/私物

’50年代のシャツに’80sのデザイナーズをミックスさせた感覚のおもしろさが引き立ったスタイリング。モノトーンでまとめたカラーリングや遊びの効いたピカソのTシャツなど、シンプルながらもこだわりを感じる。足元のアイランドスタイルもバランス感も◎。

Spike

アメリカを中心に古着好きの心を掴むようなマニアックなレア物から、王道のヴィンテージまで取り揃える実力派。レギュラーも一癖あるような個性的なものが多く、古着の醍醐味が詰まっている。

【DATA】
東京都世田谷区北沢2-35-15 下北沢マンション1F 63 号
TEL03-6407-0123
Instagram @ spike_shimokitazawa_tokyo

(出典/「Lightning 2021年10月号 Vol.330」)

この記事を書いた人
ランボルギーニ三浦
この記事を書いた人

ランボルギーニ三浦

ヴィンテージ古着の目利き

全国的に名を轟かせていた札幌の老舗ヴィンテージショップに就職。29歳で上京。Lightning編集部、兄弟誌・2nd編集部で編集長を務めた後、現在は、Lightning副編集長に。ヴィンテージ、古着の知識はその道のプロに匹敵。最近はヴィンテージのロレックスが最大の関心事で、市場調査も日課のひとつ。ランボルギーニ三浦の由来は、もちろんあの名車。
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