予想を超える完成度。重いなんて誰が言った?「ハーレーダビッドソン」のパン アメリカ1250スペシャル

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 

今回は、10年前はハーレー専門誌「クラブハーレー」に所属し、久々に書くハーレーの原稿にウキウキしている編集部の何でも屋・サカサモトがお届け!

リターンバイカーとしては好印象なパンアメリカ。

ハーレーの新機軸として今夏登場したパンアメリカ1250スペシャル。新設計された水冷レボリューションマックスエンジンや、同モデル専用機能の自動可変サスARHを装備する。268万700円〜

HD初のアドベンチャーモデルであるパンアメリカ。そもそもアドベンチャーモデルとはオンオフ問わずに走れるよう設計されたバイクで、クルマで言うところのSUVに近いカテゴリー。

私も大好きなジャンルだが、これまで伝統のスタイルを貫いてきたハーレーが、まさかアドベンチャーを出すなんて。しかもルックスも見るからに重そうだし、どうせ……と乗ったことも無いくせに軽視していたのが恥ずかしい。いまやその考えは真逆である。

考えを改めるキッカケとなったのは、先日行われたパンアメリカのローンチイベント。軽井沢のダートコースで試乗させて頂いたが、目からウロコがボロボロ落ちる。

車重はスポスタと同じぐらいだが、断然扱いやすい印象で、まるで欧州車のような乗り心地。新設計のエンジンは高回転まで気持ちよく回りパワーも十分。HD特有のドコドコ感はないものの、程よいパルス感は、私のようなリターンバイカーとしては好印象だった。

特に気に入った機能が可変サス。停車中は車高が低く、走行中は自動で車高が上がるのだ。170㎝の私にとってアドベンチャーモデルの弱点だった足がつかない問題(笑)を解決しているのだ。まだ伝えたい機能や性能はたくさんあるが、文字数も無いので最後に一言。マジで欲しい。

アドベンチャーモデルのアイコンとも言うべきパニアケースもオプションで搭載可能。荷物満載でロングツーリングに行きたくなる
エンジンは低速域での程よいトルクがあるため扱いやすい。それでいて高回転まで回せるという特性は、幅広い人に受け入れられるはず
試乗会では悪路も走行。初試乗のパンアメリカでのいきなりのオフ走行にビビったが、走ってみると、軽く扱いやすいためすぐに慣れる
安定した走りも楽しめるオンロード。エンジンフィールも癖がなくポジションも楽なので、ロングツーリングでも疲れ知らずに違いない

【問い合わせ】
全国のハーレーダビッドソン正規ディーラー https://www.harley-davidson.com

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning 2021年10月号 Vol.330」)

この記事を書いた人
サカサモト
この記事を書いた人

サカサモト

アメカジ系動画ディレクター

Lightning、2nd、CLUTCH Magazineの公式YouTubeチャンネル「CLUTCHMAN TV」のディレクター。元Lightning副編集長ということもあり、クルマ、バイク、ミリタリーなど幅広い分野に精通。現在はもっぱら動画作成機材に夢中。ニックネームは、スキンヘッドにヒゲ面をいう「逆さ絵」のような顔に由来する。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズが手がける「ゴールド」。高品質な素材選びに一切の妥協なし。

  • 2026.10.20

1965年に創業した日本屈指の老舗メーカー東洋エンタープライズ社が手がける〈ゴールド〉。同社が得意とするヴィンテージへの膨大な知見と技術力の高さを活かしつつも上質にモダナイズしたものづくりに定評がある。着用時のシルエットはもちろん、高品質な素材選びに一切の妥協をしないこと。それこそがシンプルな服に深...

「BEORMA」140年の伝統を受け継ぐ、英国屈指のレザークラフト

  • 2026.10.21

英国トラッドを語るうえで欠かすことのできない存在がレザークラフトだ。140年の歴史とクラフトマンシップを受け継ぎ、現代のスタイルにも馴染む唯一無二のプロダクトを生み出す〈べオーマ〉は、その筆頭となりうる存在だ。 熟練職人の魂宿る伝統のレザークラフト 英国中部の小さな町・ウォルソール。革加工・馬具産業...

メイド・イン・ノーサンプトンを貫く英国靴の筆頭「Crockett & Jones」のモノづくり

  • 2026.10.21

革靴の聖地であるノーサンプトンにて1879年に初声をあげた〈クロケット&ジョーンズ〉。英国靴を語る上で欠かすことのできない同ブランドのモノづくりの現場に足を運んだ。 一足の革靴に宿る147年の歴史と誇り 革靴産業の一大拠点として名を馳せる英国・ノーサンプトン。中世から靴職人が集まり、17世紀には軍用...

世界最高峰のニットメーカー「JOHN SMEDLEY」が編むもの。

  • 2026.10.20

イングランド中部、リーミルズの自社工場で240年以上前からニットウエアを作り続ける〈ジョン スメドレー〉。1784年に創業した同ブランドが編んできた歴史と伝統が息づく場所で彼らが編むものとは。 240年の伝統と魂が息づくファクトリー 英国のトラッドブランドとして群を抜く歴史を持つのが〈ジョン スメド...

気鋭のアイウエアブランド「CUBITTS」が描く、クラシックとモダンの共鳴

  • 2026.10.19

18世紀から20世紀にかけて眼鏡産業の世界的な中心地であったものの戦後、衰退の一途を辿ったロンドン。この地で2013年に創業した「キュービッツ」は当時を彷彿とさせるクラシックスタイルをモダンに昇華させた独自の世界観を築く気鋭のブランドだ。 伝統と現代とを繋ぐアイウエアの研究所 「キュービッツ」は伝統...

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズが手がける「ゴールド」。高品質な素材選びに一切の妥協なし。

  • 2026.10.20

1965年に創業した日本屈指の老舗メーカー東洋エンタープライズ社が手がける〈ゴールド〉。同社が得意とするヴィンテージへの膨大な知見と技術力の高さを活かしつつも上質にモダナイズしたものづくりに定評がある。着用時のシルエットはもちろん、高品質な素材選びに一切の妥協をしないこと。それこそがシンプルな服に深...

原毛から生地まで。一貫生産を守る英国生地の名門「ムーン」とは?

  • 2026.10.19

服を突き詰めていくと辿り着くのが生地。トラッド好きなら一度は耳にしたことがあるであろう英国の名門が「ムーン」だ。羊毛から紡績、染色、織布を一貫して行う英国最後の生地メーカーが誇る伝統のモノづくりに迫る。(写真は、生地の製造において重要な“織り”の工程。タテ糸とヨコ糸をゆっくりと交差させ、チェック柄が...

「BEORMA」140年の伝統を受け継ぐ、英国屈指のレザークラフト

  • 2026.10.21

英国トラッドを語るうえで欠かすことのできない存在がレザークラフトだ。140年の歴史とクラフトマンシップを受け継ぎ、現代のスタイルにも馴染む唯一無二のプロダクトを生み出す〈べオーマ〉は、その筆頭となりうる存在だ。 熟練職人の魂宿る伝統のレザークラフト 英国中部の小さな町・ウォルソール。革加工・馬具産業...

19世紀から英国紳士に愛され続ける世界最高峰のハンドメイド傘

  • 2026.10.19

年間を通じて降水頻度が高い英国において傘は必需品。ひいては英国紳士を象徴するプロダクトのひとつだ。その中でも、旧くから英国王室や上流階級の紳士たちに愛されてきたFOX UMBRELLAS(フォックス アンブレラズ)は最上級の存在である。 手作業から生まれる圧倒的な造形美 真のトラッド好きは服だけでな...

金子ノブアキが着る【REDKAP × FREAK’S STORE】

  • 2026.10.21

長い歴史を持つワークウエアブランド〈レッドキャップ〉と〈フリークス ストア〉のコラボアイテムを金子ノブアキが今の感覚で着こなす。年齢を重ねたからこそ楽しめる服のこと、ブランドが持つ哲学のこと、そしてこれから大切にしていきたいこと。45歳を迎えた金子さんに、ファッションと生き方について話を聞いた。 タ...