革ジャンのペイントカスタムのやり方とは? 水性顔料を使って自作でやってみた。

  • 2022.12.27  2021.12.18

ミリタリーやモーターサイクルのヴィンテージに見られる「ペイントカスタム」。その時代を感じさせるモチーフが手書きで描かれており、既製品とは違う味わい深いオリジナリティ溢れるデザインが魅力だ。

そこで本誌Lightningのカスタム特集で、私モヒカン小川がどうしてもやりたかったのが「ワンスターのロックカスタム」。ワンスターってバイカーのイメージもあるけど、俺的にはやっぱりロックのアイコン。1970〜’80年代のロックのイメージでカスタムしてみた。

とはいえ、全く絵心のない俺。上手く出来るだろうか……って、そんなことを考えるようじゃ、ロックの神様に笑われちまう。大切なのは、勢いのみ。失敗したって、それがロックじゃね? 失敗を恐れず、ワンスターとのセッションを楽しむ感じで、いざスタート!

「Schott(ショット)」ワンスターにロック魂を吹き込むぜ。

BEFORE

実際のヴィンテージをベースに、背中にスペードのペイントを入れたショット×ライトニングのスペシャルモデル。ヴィンテージ同様、フロントと袖のジッパーがゴールドをゴールドに換装した。11万6640円(https://club-lightning.com/

使ったアイテムはこちら!

今回使用したのは、スペイン発のブランドTARRAGOの「スニーカーケア」、スニーカーをはじめ、スムースレザーなどに使える塗料で、カラーの種類も豊富。筆も付属するのも嬉しい。(http://tarrago-jp.com/

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価格:1,320円
(2022/12/27 11:45時点)

あとは思い切って描いていくのみ!

スペードのプリントの周囲を黄色で囲むことに。スニーカーケアに付属の筆で、ぷるぷる震えながら丁寧に描いていく。

ベルト部は、市販のステンシルシートをなぞり、ペンで描くことに。ベルトやフロント部の文字は、ぺべオのセタマーカーを使用した。

いきなり描き始めるのがロックだが、心配な方は下書きを。10Bの鉛筆ならレザーにも描けて便利。キドニーパッドにLIGHTNINGの文字を入れることにした。

Schott ONESTAR“MOHAWK CUSTOM”が完成!

こちらが堂々完成のモヒカンカスタム! よく見るとアラがすごいが、自分的には満足のいく出来栄えに。大切なのは、全体のバランス感。背中のカスタムにボリュームがあるので、フロントは控えめに。こう見ると、ベルトループの文字が、案外効いている。

ベルトループの【CB/MO】はカスタム バイ モヒカン小川、【L-20.F】は、ライトニング2月20日(カスタムした日)を意味している。

エポレットの下には“隠れスター” を描いた。これなら、エポレットを俺みたいに切っちゃってもスターが残るでしょ。こんな遊びも楽しい。

「稲妻の走った男の背中、どうよ、ロックだろ?」

参考にしたい! ヴィンテージアイテムのペイント図案を紹介!

ヴィンテージには、カスタムの参考となるお手本に溢れている。ここではミリタリーやモーターサイクルのペイントカスタムのサンプルを一挙紹介。

1940s USAAF TYPE A-2

フライトジャケットはペイントカスタムの素晴らしいサンプルの宝庫。こちらは背中に爆撃機、左胸にスコードロンパッチ、右胸にヘタウマピンナップと贅沢なカスタムだ。

1940s USAAF TYPE A-2

南西太平洋戦域で活躍していた第320爆撃飛行隊ジョリー・ロジャースのバックペイントを背負ったA-2。まさに戦時下での王道のペイントカスタムと言える。

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