今回は実は『趣味の文具箱』編集部に在籍していたことがあるが、最近はペン離れのせいか漢字が出てこない……という、編集部の紅一点・めぐミルクがお届け!
久々にときめく文具発見! 編集部にユーザーが3人います。
ここしばらく文房具店からすっかり足が遠のいていたため、最近の文房具にかなり疎くなっている。だから、まさかこんなペンが登場したなんて、まったく信じがたかった。私の頭の中では、そんなこと不可能じゃない? としか思えなかったから。実際に手元に届いて思った。久しぶりに心がときめく文房具と出会ってしまった。
それが、台湾発のブランド「アントウ」のマルチアダプタブルペン。名前だけ聞くと、一体どんなペンなの? と思うのは当然。でもよくよく考えてみると、「あ、そういうことか」となる。
実はこのペン、ヨーロッパタイプ(パーカータイプ)から国産の100円ボールペンまで、ほとんどのリフィルを装填できるという。実際手元にあった海外モノや国産ボールペン、最も汎用性のある4Cリフィルを装填してみたら、見事にフィット。
ペン先のチャック(爪)の部分が替え芯をしっかり固定するという職人技が効いた仕組みになっているのだ。滑らかで柔らかい書き心地が私好みのジェットストリームの替え芯を、早速このペンに装填。100円ボールペンから高級ボールペンへと一気にランクアップ。何といってもデザインがいい!
この情報をもたらしてくれた編集長・松島親方と先輩・モヒカン小川もいま、同じペンを手にしてます。
「ANTOU」のボールペンC マルチアダプタブルペン
アルミニウムを10面に美しく面取りしたボディに職人魂を感じる。またザラッとした質感が男らしい。リフィル窓が付いているので、どのリフィルが装填されているのかわかりやすいのも気が利いている。長さ約145㎜、最大軸径約12.5㎜、重さ38g。写真のガンメタリックのほか、シルバー、ブラックがある。9900円
こちらのアイテムは「世界の筆記具ペンハウス」にて購入した。気になる人はチェックしてみてほしい。
(出典/「Lightning 2021年4月号 Vol.324」)
Photo/Y.Amino 網野貴香