【スタイル1】ビッグシルエット
近年主流となっているビッグシルエットのコーディネイト。ボリュームが出やすいシルエットが多いフライトジャケットだけに、その大きさを活かして着こなすのがポイントだ。
「ARKnets」竹石直也さん
オーバーシルエットにモディファイされたCWU-45Pをさらりと羽織る竹石さん。カラーも淡いベージュとなっているため都会的に着こなせるのも◎。抜け感のあるトップスとは対照的に、足元はジャコメッティの革靴でしっかりと締めた上級者のコーディネイトだ。
「JOB314」坪井芳樹さん
福島の名店JOB314の坪井さんは、薄手のL-2Bをビッグサイズで着こなした好サンプル。ボトムスも太いコーデュロイパンツをチョイスし、全体をルーズなアイテムで構成している。またアイテムの色数を押さえることでコーディネイトに統一感が生まれている。
【スタイル2】ワントーン
色味に統一感を持たせることで、コーディネイトにまとまりを出すテクニック。ブラックやブラウンなどシックな色をチョイスすることで秋らしく仕上がるのだ!
「AVIREX新宿店」寺島絢一さん
定番のMA-1をベースにトップガン仕様のワッペンが縫い付けられた新作をチョイスした寺島さん。オーバーサイズに加え、全アイテムをブラックで構築しているため、バランスも取りやすくストリート感もプラスしている。
「ALPHAショップ渋谷店」片岡力弥さん
今季の新色であるコヨーテカラーのL-2Bを主軸にブラウン系のトーンでまとめた秋らしいコーディネイト。カーディガンやテーパードシルエットのパンツなど、上品なアイテムを使うことでカジュアルなジャケットを際立たせるテクニックを披露してくれた!
【スタイル3】技アリコーデ
着こなし方やアイテムの素材感でコーディネイトに差を付けたテクニックを紹介する。ファッショニスタならではの柔軟な服の着こなしを学びたい。
「ハミングバーズヒルショップ」小林直人さん
中綿が入っていないL-2Aは、ドレープ感も美しく着やすいフライトとして知られるが、あえて肩掛けして着崩すという技アリなスタイリング。全体的に色数を少なくすることで、ジャケットにあしらわせたスコードロンパッチがアクセントとなっている。
「スマートクロージングストア町田」小野寺忍さん
本来B-15Aはコットンツイル生地だが、フェローズの新作はモディファイドタイプで撥水性の高いベンタイル生地を採用したオリジナル。シルエットもややタイトに変更しているため、どんな着こなしもサマになる。素材感にも気を遣ったセンスが光るコーデといえる。
【スタイル4】黒テーパードパンツ
着こなしに取り入れやすい黒のテーパードパンツは、MA-1 にも合わせやすい。一本持っておくと便利なのでぜひワードローブに揃えておきたい。
「ARKnets」竹石直也さん
リアルマッコイズのMA-1に黒のテーパードパンツを合わせたシンプルなコーディネイト。ブリムハットやクレイジーカラーのスニーカーなど、印象的な小物を取り入れてスタイリングにスパイスを加えているのがポイントだ。
「ARKnets」竹石直也さん
タイトシルエットのMA-1をあえてオーバーサイズで着こなし、パンツとシューズをブラックで統一することで、スマートな印象を打ち出した絶妙なバランス感がお見事。アイテムを選択するセンスが問われるが、ぜひお手本にしたいコーディネイトサンプル。
(出典/「Lightning 2020年11月号 Vol.319」)
Text/K.Sakamoto 坂本桂樹 Photo/Arknets、JOB314、K.Sakamoto 坂本桂樹
関連する記事
-
- 2024.11.04
ワークモードのスイッチが入るプロが仕事で愛用するワークエア。渋谷ECW SHOTO編
-
- 2024.10.29
ワークウエアの着こなしスナップ「ボクの大好きなカバーオール」