トラッド巧者は“黒”をどう着こなす? 「BEAMS」芹沢さんは、黒は主役じゃなくアクセントで効かせる!

クラシックを愛する人ほど、“黒”に慎重になる。けれど、上品さと洒落感を両立させる鍵もまた、この色にある。トラッドを知る人たちは、黒をどう自分のスタイルに落とし込むのか。今回は「BEAMS」プレス・芹沢良輔さん流の着こなしに注目したい。

「BEAMS」プレス・芹沢良輔さん|1992年生まれ。静岡県出身。学生時代にビームスでアルバイトとしてキャリアをスタートし、2015年に入社。ビームスF 新宿のスタッフを経て、ビームスFのバイヤーに。現在はプレス業務を専任

アクセントになる黒使いの好例

パンツ3万5200円/オルテロ(ビームスF TEL03-3470-3946)、ベスト/オルテガ、ツイードジャケット/スティレ ラティーノ、シャツ/ヴィンテージ、シューズ/カステラーノ

トラディショナルでモダンなスタイルを提案するビームスFでバイヤーとして活躍し、現在はビームスのプレスを務める芹沢さん。取材を依頼したところ、アメリカの伝統工芸品であるチマヨベストを織り交ぜ、その巧者ぶりを発揮してくれた。

「僕が心掛けているのが、コーデ全体で黒の分量を少なめにすること。今日はブラウントーンで温かみのある雰囲気を作りつつ、そこにあえてトラッドとは正反対のアメリカのチマヨベストをプラス。ハンドクラフト感のあるブラックのアイテムなら堅くなりがちな雰囲気も緩和され、ベストなので分量も少ないため、うまくバランスを取れるんです。あえて黒をアクセントにするのも一興ですね」

【着用アイテム】オルテガのシェファーズベスト

ニューメキシコ州チマヨ村で先祖代々8代に渡って、昔ながらの製法で作るオルテガのベスト。レアなブラックに加えて、シェファーズベストと呼ばれる両サイドにボタンの付く珍しいデザイン。茶系のカラーリングを用いた柄も珍しいヴィンテージだ。私物

【コーディネイトのポイント】柄のカラーリングも考慮する

今回のスタリングを組む上で、オルテガのベストを主軸にしたかったため、ベストの柄の中にあるカラーをアイテムで拾い、色数を絞っている。そのためブラックを合わせてもしっかりと調和されており、巧者らしい細かな気配りが◎。

(出典/「2nd 2025年12月号 Vol.215」)

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2nd 編集部
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