俺、こいつで人生の第2ステージ迎えます。「Schott」の503UST COLORED ONE STAR
私、齢49を迎え、五十路イブを記念して、人生初のグリーンの革ジャンを手に入れました。「なぜグリーン?」と聞くのは、愚問である。カッコよかったからである。あまりに嬉しくて、さっそくその日にエポレットとベルトをハサミで切っちゃった。
ジオングを前にした“赤い彗星”シャア大佐が、整備兵に向かって「脚はついていないのか……」と呟いた際、その整備兵が「あんなものは飾りです。偉い人にはそれがわからんのです!」と言い放ったあの名シーン(知らない人、ごめんなさい)。たしかに宇宙(そら、と読みます)での戦闘において、脚は必要ない。
同様に、俺の地上における生活においても、エポレットとベルトはまったく必要ない。だから躊躇なく切った。マジで要らないんだもん。周囲から「ワンスターを切るなんて信じられない」とのお言葉をいただいたが、俺はワンスターを切ったのではなく、あくまでエポレットを切っただけ。ワンスターの“魂”まで、切ったわけではない。
まぁそれはいいとして、そもそも肩が張るように見えてしまうエポレットは好きではないが、特にこの503USTは、非常に柔らかい牛革を使っているので、肩をちょっと落とした感じで着るのもアリ。エポレットがあったら、そんな「いい意味で若干ルーズ」な雰囲気を、醸し出せなくなっちゃう。
この503USTを試着した際、ジャストサイズは38だったが、今回はあえて40を選んだ。フロントを閉めてもストレスは全く感じず、色もグリーンなので、ライダース特有の「頑張ってる感」もまったくない。50歳を前に、そんな“余裕”を持って、ライダースと向き合うのもいいかなと思ったわけ。気付けば半世紀も生きて、老眼も始まったけど、まだまだ人生楽しいぜ。
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Schott Grand Store TOKYO
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http://www.schott-nyc.jp
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(出典/「Lightning 2020年12月号 Vol.320」)
Photo/A.Kuwayama 桑山章
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