タイガーストライプの新解釈!「オッティギア」の2020年春夏新作アロハシャツに注目!

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 夏に向けて柄シャツを物色そていた矢先に出会ったこのタイガー迷彩アロハ。ラインナップの“アフガニスタン”をテーマにしたアロハシャツも気になる、ミリタリー通のADちゃんがお届け!

タイガーストライプの新解釈に心がワクワク。

軍モノ好きにも様々な趣味趣向がある。軍装衣類に興味がある者もいれば、銃器や戦闘車両にワクワクする者もいる。もちろん歴史的な部分にときめく者もいる。そんな趣味性が分かれる軍モノの世界だが、誰もが認める歴史的な映画作品がある。1979年に公開され、昨年40周年を迎えた『地獄の黙示録/ApocalypseNow』だ。

監督はフランシス・フォード・コッポラ、俳優はマーロン・ブランドやマーティン・シーン、ハリソン・フォード、デニス・ホッパー、ロバート・デュバルら実力派俳優たちが登場。18歳のローレンス・フィッシュバーンの演技も若々しい。で、劇中カーツ大佐(マーロン・ブランド)の暗殺任務につくウィラード大尉(マーティン・シーン)が着用するタイガーストライプに憧れた人は多いはず。

OTTE Gear×Bawidamann “Aloha Now Tiger Stripe”

オッティギアがベースに選んだのはADSパターンと呼ばれるタイガーストライプ。製作にあたり1年以上の月日を掛け、ライトパターソン空軍基地にある国立アメリカ空軍博物館のアーカイブを含む実物のタイガーストライプを研究。ベトナム戦争時に使われたUH-1ヘリコプターやB-52戦略爆撃機、PBRリバーボートなどを柄に隠し込んでいるのが魅力だ。125ドル(OTTE GEAR http://ottegear.com)

……という前置きからの「オッティギア」の2020年春夏新作を紹介。2004年に米国ニューヨークでスタートしたタクティカルブランド「オッティギア」が、ナイフなどのタクティカルギアブランド「バウィダマン」とタッグを組み、映画『地獄の黙示録』の40周年を記念し、完成まで1年以上かけて製作したタイガーストライプ柄のアロハシャツ。柄に隠されたデザインは、まさに「地獄の黙示録」の世界観を再現する!

アロハシャツらしく、使用するボタンにリアルココナッツボタンを補強ステッチで装着。ADSパターンのゴールドカラーとマッチしている。

タイガーストライプ迷彩の柄の中に隠されたUH-1ヘリコプター。劇中に登場するビル・キルゴア中佐率いる米陸軍第一騎兵師団を想像させる。

タグにデザインされた“Made in the Shade” の文字は、「極上の状態」という意味と、“クール” といった「爽やかさ」を連想させる言葉である。

ベトナムの国花であるハスの花を全面にコラージュ。開いて閉じるを繰り返すことが再生の象徴とされ、仏教のシンボルともされている。

【問い合わせ】
OTTE GEAR
http://ottegear.com

(出典/「Lightning 2020年8月号 Vol.316」)

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ADちゃん
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ADちゃん

ストリート&ミリタリー系編集者

Lightning本誌ではミリタリー担当として活動中。米空軍のフライトジャケットも大好きだけど、どちらかといえば土臭い米陸軍モノが大好物。そして得意とするミリタリージャンルは、第二次世界大戦から特殊部隊などの現代戦まで幅広く網羅。その流れからミリタリー系のバックパックも好き。まぁとにかく質実剛健なプロダクツが好きな男。【得意分野】ヴィンテージ古着、スケートボード、ミリタリーファッション、サバイバルゲーム
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