危険地帯ジャーナリスト・丸山ゴンザレスの命よりも大切な取材用メモ帳、何を使ってる?

子どもの頃から身近にあり、毎日使っている文房具。アナタはどんな基準で、どんな理由でその文房具を選んでいますか? TV番組『クレイジージャーニー』で世界中の危険地帯に乗り込んでいく姿に驚いた人も多いであろう、危険地帯ジャーナリストの丸山ゴンザレスさんは「取材のメモ帳は命よりも大切です」という。ならばそのメモ帳が見てみたい! そこで、海外取材の際、一番大切なものや旅先に持って行くものなどをご本人に伺った。

僕にとってのメモ帳は外付けハードディスクのようなものです。

スラム街などの危険地帯に躊躇なく入っていき、体当たり取材をする危険地帯ジャーナリストの丸山ゴンザレスさん。彼の大切なモノは、当然のごとく取材用のメモ帳だ。

「録音したりコンデジで撮影もしているんですが、物書きなのでメモを見ながら構成して執筆するので取材メモは必須です。メモの内容を見れば話が弾んだとか、内容が薄かったとか取材の取れ高もわかりますしね」

では、メモ帳にはどんなことが書かれているのだろうか。

「固有名詞や質問内容、次にやること、キーワードとかですね。地元の人の会話から聞こえてきたこととかもメモします。意味があろうとなかろうと書いていくので、とりとめがないんですけど。そういうメモを帰りの飛行機やホテルで見返して、さらに書き足したり整理したりするんです。だからお金を盗まれるより、このメモ帳をなくすほうがキツいです」

使っているのは、A7サイズのメモ帳。

いろいろ試した結果、手のひらにすっぽりと収まり、ゴムバンドが付いているものにたどり着いた。筆記具はかっこつけたいときにパーカーの万年筆を使うんだそう。撮影するとデータ化できるコクヨの「CamiApp(キャミアップ)」のほか、無印良品のものがラインナップ。「パーカーは雨具」「タバコ吸ってると『一本くれと言われる』」……ニューヨークあるあるネタなんてメモも。

ほぼ儀式的に旅先に持って行くモノ、買ってくるモノ。

ブックバンド

最近見かけなくなったブックバンド。本を何冊か持って行くときはこれに束ねていく。「これがなくなったらショック大」とゴンザレスさん。’80年代のカレッジを思い出させる品なんだそう。

旅先で買ったTシャツ

訪れた国のTシャツは毎回購入。現場じゃないと買えないのと、なるべくダサくて変わったプリントのものを選ぶのがこだわり。

無印良品のフックハサミ

フックが付いているので画鋲などに引っ掛けて、常備薬などをネズミに食べられないようぶら下げたりするために使用。

現地で手に入れたガイドブック

ローカルのガイドブックや地図は見ているだけで面白い。「地元の人がPRしたい場所がこれでわかるんです」

G-SHOCK

飛行機の中で時計をセットすることで日本を離れる儀式をするので、タフということもありG-SHOCKを愛用。

小さな栓抜きと爪切り

栓抜きや爪切りなどの現地になさそうな小物類は持って行く。コインはお守り代わりに現地で購入した。

(出典/「Lightning 2019年5月号 Vol.301」)

この記事を書いた人
めぐミルク
この記事を書いた人

めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

2000年代初頭に姿を消した「XS バゲージ」が復活! スタイルで選ぶ、3つの選択肢

  • 2026.03.18

アメリカのファクトリーブランド「XS バゲージ」。2000年代初頭に姿を消してから10年以上の時を経て、いま再び動き出す。アイコニックなモデルを含む3つのアイテムを、3つのスタイルで提案する。 もし続いていたら。その記憶を、いまの基準で。 独特な“XS”マークのアイコンを掲げ、さまざまなスタイルのカ...

最古のジャパンアイビーブランド「ヴァン」と伝統の“ジャパンブルー”が織りなす究極のトラディッショナル

  • 2026.03.17

明治時代から"ジャパンブルー"と称され、深い歴史を持つ日本の「青」。そして、日本のファッション黎明期に誕生した最古のジャパンアイビーブランド「ヴァン」。旧きよき伝統という点で共通する掛け合わせが、“究極のトラディショナル”という境地で交わる。 伝統でつながるヴァンと青 スタンドジップアップスウェット...

奈良の名セレクトショップ「アンボイ」代表がおすすめする『ファインクリーク』のレザージャケット4選

  • 2026.03.06

奈良県にある名セレクトショップ、アンボイ。今回はその代表である今西さんに登場していただいた。ファインクリークのレザーウエアを扱い、シンプルながら奥深い着こなしを提案する今西さんのセンスは、多くのレザーファンに支持され、奈良以外の関西近県からも大勢のお客がアンボイに足を運ぶ。今西さんのファッション哲学...

着回し難民は注目! トラッド派の強い味方エドウインのデニムセットアップ。

  • 2026.03.16

お金をかけずにファッションを楽しむという“チープシック”において、着回し力の高いプロダクトは必須。アメカジが大盛り上がりを見せている昨今において、デニムのセットアップには注目しておきたいところだ。そんな時、トラッド的なエッセンスが随所に感じられるエドウインのプロダクトは、我々の強い味方となる。 甘く...

【SETTLEMIER’S×2nd別注】メイドインポートランドの王道スタジャン登場

  • 2026.02.11

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! SETTLEMIER’S×2nd AWARD JACKET  1990年の創業以来、ポートランドの工場で今もなお地元...

Pick Up おすすめ記事

【SETTLEMIER’S×2nd別注】メイドインポートランドの王道スタジャン登場

  • 2026.02.11

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! SETTLEMIER’S×2nd AWARD JACKET  1990年の創業以来、ポートランドの工場で今もなお地元...

2000年代初頭に姿を消した「XS バゲージ」が復活! スタイルで選ぶ、3つの選択肢

  • 2026.03.18

アメリカのファクトリーブランド「XS バゲージ」。2000年代初頭に姿を消してから10年以上の時を経て、いま再び動き出す。アイコニックなモデルを含む3つのアイテムを、3つのスタイルで提案する。 もし続いていたら。その記憶を、いまの基準で。 独特な“XS”マークのアイコンを掲げ、さまざまなスタイルのカ...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

ヘビーデューティど真ん中! レトロなデイパックに注目。

  • 2026.01.26

1977年に発売された『ヘビーデューティの本』という名著をご存知だろうか。当時数々の雑誌で、イラスト・ルポ(自ら現地に赴いて取材した内容をイラストを用いながら報告すること)を描いていた小林泰彦さんが手掛けた1冊で、いまだファッション好きにとってのバイブルとなっている。ヘビーデューティとは、「耐久性が...

着回し難民は注目! トラッド派の強い味方エドウインのデニムセットアップ。

  • 2026.03.16

お金をかけずにファッションを楽しむという“チープシック”において、着回し力の高いプロダクトは必須。アメカジが大盛り上がりを見せている昨今において、デニムのセットアップには注目しておきたいところだ。そんな時、トラッド的なエッセンスが随所に感じられるエドウインのプロダクトは、我々の強い味方となる。 甘く...