世界イチ高い鉛筆「BLACKWINGのペンシル」って、どんな書き心地?

先日、原宿のアトラクションズで取材中、代表の西崎さんが使っていた鉛筆に目が留まった。

「そのカッコいい鉛筆、なんすか?」

「いいでしょコレ。実はアメリカの作家とかアーティストが使ってた鉛筆で、かつて発売が中止された時にはeBayで1本40ドルで取引されたらしいです。おそらく世界一高価な鉛筆っすよね」

なるほど。聞けば聞くほど欲しくなるではないか。最近、鉛筆やペンで文字を書かないという人も多いと思うが、編集という仕事柄、原稿はさすがにキーボードで打つが、ラフレイアウトや取材メモは、昔からペンでの手書き。だから、こうした筆記具は、妙に気になっちゃう。

BLACKWINGのペンシル

すべてオリジナルのボックスに入る。北米産インセンスシーダーと日本製最高級黒鉛芯を採用したブラックウィング。長方形の消しゴム付きデザインがアイデンティティだ。様々なモデ ルや限定品が存在するが、今回使ったのは右のオールブラックの限定品「BLACKWING 33 1/3」(※完売※)と、左の金の金具の定番「BLACK WING」(3840円+税/ダース)。書き心地も最高だ。(エス・アイザックス商会 TEL03-6410-7265  https://www.blackwing602.jp/)

実はこのブラックウイング、1930年代にはすでに存在し、度重なる企業買収の末、1998年に姿を消し、現在流通しているブラックウィングは、鉛筆用木材のリーディングサプライヤー、カリフォルニアシダープロダクツカンパニーによる復刻品だという。

レコードからインスパイアされた「BLAC KWING 33 1/3」では、ブラックアウト のブランドロゴが入る
スクエアデザインの消しゴムがブラック ウィングのアイコン。「33 1/3」にはマッ トブラックの金具が付く
鉛筆の先端を守るポイントガードは 必需品。アルミ製で軽く、デザイン も秀逸。マットブラック、ゴールド、 シルバーの3色展開。

とはいえ、その素材や質感、書き心地は、かつてのブラックウィングそのものと言える完成度で、今なお多くのアーティストやクリエイターに愛用されているとか。かつて、かのピューリッツァー賞受賞作家ジョン・スタインベックも使っていたというブラックウィング。

ルート66をマザーロードと記した著書『怒りの葡萄』も、もしかしたらコイツで書いたのかもしれん……こんなロマンを掻き立てられる鉛筆、地球上探しても他にはないぜ。

【問い合わせ】
エス・アイザックス商会
TEL03-6410-7265
https://www.blackwing602.jp/

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning 2019年5月号」)

この記事を書いた人
モヒカン小川
この記事を書いた人

モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

アイヴァン史上初の完全復刻。“ヒストリック コレクション”誕生の裏側に迫る!

  • 2026.05.22

「アイヴァン」2026年春夏の新コレクションとして突如発表された“ヒストリック コレクション”。これまでにもアーカイブを現代に甦らせる試みは幾度か行われてきたものの、どれも細やかなアップデートが施されていた。文字通りの“完全復刻”は今回が初となる。 アイヴァンには立ち返るべき原点がある どこぞのヴィ...

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...

夏を彩るカラーゴールド。「市松」定番の18金シリーズはカラバリ豊富で夏に欠かせないアクセサリー

  • 2026.05.18

湘南に工房を構えるオーダーアクセサリーブランド「市松」。1997年に創業し、その2年後から27年も続く定番の18金シリーズは、カラバリも豊富で、いまや欠かせないブランドの顔だ。プロダクツとしての魅力だけでなく、夏の装いにも重宝する。 「市松」の定番、特別な5色の18金 「酷暑日」という言葉が新たに発...

ロンドン生まれのアイウエアブランド「CUBITTS」が日本に本格上陸! 人気の秘密に迫る。

  • 2026.05.19

英国・ロンドン生まれのアイウエアブランド「キュービッツ」。日本へ本格上陸したばかりでまだ多くを知られていない、その全容を紐解く。 ロンドン生まれ質実剛健な実力派 2013年にロンドンで創業、2025年に日本へ本格上陸を果たした「キュービッツ」。本国では、新鋭ながら圧倒的な知名度を誇り、ビスポークも手...

Pick Up おすすめ記事

ロンドン生まれのアイウエアブランド「CUBITTS」が日本に本格上陸! 人気の秘密に迫る。

  • 2026.05.19

英国・ロンドン生まれのアイウエアブランド「キュービッツ」。日本へ本格上陸したばかりでまだ多くを知られていない、その全容を紐解く。 ロンドン生まれ質実剛健な実力派 2013年にロンドンで創業、2025年に日本へ本格上陸を果たした「キュービッツ」。本国では、新鋭ながら圧倒的な知名度を誇り、ビスポークも手...

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

アイヴァン史上初の完全復刻。“ヒストリック コレクション”誕生の裏側に迫る!

  • 2026.05.22

「アイヴァン」2026年春夏の新コレクションとして突如発表された“ヒストリック コレクション”。これまでにもアーカイブを現代に甦らせる試みは幾度か行われてきたものの、どれも細やかなアップデートが施されていた。文字通りの“完全復刻”は今回が初となる。 アイヴァンには立ち返るべき原点がある どこぞのヴィ...

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...