キャンプにサバイバル感を! 真夏のミリタリーキャンプはやっぱりアツかった。の巻

今年の夏も、とんでもなく暑かった! 暑い夏の定番といえば、やっぱキャンプでしょ! ということで、夏のキャンプ場を舞台に、不定期連載「暴走超特急」を敢行したぞ。でも、ただのキャンプじゃ、あまりにも味気ない。そんな時に耳寄りの情報が。ミリタリーをベースにしながら、ファッションアイテムへと昇華させる人気ブランドAVIREXの今年のテーマが、ずばり「ミリタリーキャンプ」なのだ。

AVIREXのボスであり、“暴走超特急”の異名を持つ下地兄ィと、ライトニング編集部イチのヘビーデューティ好き、モヒカン小川が、ミリタリーテイストのキャンプギアを集めて、スタイリッシュなミリタリーキャンプに挑戦してみた。さて、どんな暴走を見せるのか?

本誌・モヒカン小川(右)

レザー、真鍮、ミリタリー、飛行機、ジープと、ヘビーデューティなモノに目がないアラフィフ男子。下地兄ィを敬愛し、いつかは兄ィのようになりたいと願う永遠の「暴走準急」。今回は暑さ対策としてビールを大量に買い込んで臨んだ。

AVIREX・下地兄ィ(左)

「暴走超特急」の異名を持つ、AVIREXのボス。ミリタリーはもちろんのこと、アウトドアや航空機、内燃機関全般など男子が好きなあらゆるものに精通する趣味人。「暴走〜」の名のとおり、一旦火が付くと一直線に突き進む行動力の持ち主

第一時限目 まずはここから。前線基地を設営。

カトラリー各3780円/アメリカ軍ヴィンテージ(サ ンバス TEL03-6915-3414)、アーモボックス4536 円、6804円、キャンパートレイセット各2160円、オ イルボトル810円/ヘイズ ツーリング アンド プラス チック(ディテール TEL06-6647-3101)、焚き火 台2万3760円/スポルテスアウトドアツール(スラ イブ TEL044-789-9328)、テーブル5万9400円〜、 ティッシュケース5292円、ランチョンマット各1944 円/バリスティクス(バリスティクス TEL03-5766- 5615)

今回お邪魔したのは、「PICA富士西湖」。富士山の麓に位置し、大自然に囲まれた絶好のロケーションだ。キャンプの基本は「設営」。とりあえず、前線基地を作らないことには何も始まらない。気分を盛り上げるミリタリー調のキャンプギアを並べて、サバイバル気分を盛り上げろ。

第二時限目 敵の襲来の前に腹ごしらえ。

キャンプのメインイベントといえば王道のBBQ ! ミリタリーキャンプでは、細切れの肉を焼く「焼肉スタイル」ではなく、豪快に焼くのが基本。今回はホットドッグも作ったぞ。

BBQならクーラーボックスにもこだわりたい。ホームセンターの水色のやつじゃ、いまいち気分が盛り上がらない。このクーラーボックスは各部にオルカ(シャチ)のデザインがあしらわれ、まさにクール。5万1840円/オルカクーラーズ(デイトナ・インターナショナルAME事業部 TEL03-3565-6914)

第三時限目 夜戦に備えて昼寝。

キャンプで大切なのは、快適な寝床。たらふく食べたら、夜に備えてお昼寝タイム。今回はコットに加え、ルーフテントを装備したジープ・ラングラーもお目見え。位置も高いので、敵の襲来の監視も出来ちゃう!?

下地兄ィもモヒカン小川も、今回初めての体験となる「ルーフテント」。4WDのカスタムで定評のあるテックフォーのデモカー、’12年式ジープ・ラングラー・アンリミテッド・サハラに装備されたルーフテントは、造りもしっかりしていて快適!(TECH FOUR TEL0465-49-1449)

第四時限目 目指せ! ネイビーシールズ。海上訓練。

敵はどこから襲撃してくるかわからない。もしもの時のために、海上訓練を実施した――。キャンプのアクティビティを、すべてミリタリーと結び付けて楽しんじゃうのが「暴走超特急」の流儀。いざ、出陣!

写真右:REMODEL BOMBER JACKET 2万 6784円/写真左:COMBINATION SEE TH ROUGH JACKET 4万1040円(ともにAVIR EX 新宿)

今回お邪魔した「PICA富士西湖」では、カヌープログラムを用意。富士の雄大な自然に囲まれてカヌーを楽しむことができるのだ。宿泊しなくてもカヌー体験は可能なので、興味のある方はお問い合わせを。(PICA富士西湖 http://www.pica-resort.jp/saiko)

第五時限目 これさえあれば、何でもミリタリー。ステンシルで遊ぶ。

ステンシルは、ミリタリーカスタムの基本のキ。今回は米軍実物ステンシルマシンを持ちこんで、Tシャツにステンシルカスタムを楽しむことに。こんな楽しみ方もミリタリーキャンプならでは。

使用したのはヴィンテージのMARSH社製ステンシルマシン。米軍制式採用品で、1/2インチの文字を打ち抜くことができる。紙にはステンシル専用の耐水性オイルボードを使用している。

ステンシルのコツは、一気に強くスプレーをかけずに、軽く何度も吹きかけること。やっていくうちに、いろいろ欲が出て、数色を使った「グラデーションver.」にも挑戦! 下地兄ィとモヒカン小川も大満足の仕上がりになったのでした。

※掲載情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2019年10月号」)

この記事を書いた人
モヒカン小川
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モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
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