今も昔もスタイルを貫く老舗ショップ。「フリークス ストア」が描き続けるアメリカンカルチャーの形とは?

北関東は茨城県古河市の小さなインポートショップからスタートし、30余年の月日を経て、今や全国に36店舗を展開する大手セレクトショップの一角。日本を代表するセレクトショップのひとつとなった名門フリークス ストアが描き続けるアメリカンカルチャーのかたちをインタビュー!

懐古に浸ることなく、進化を続けるアメリカ文化を体現する「FREAK’S STORE」。

デイトナ・インターナショナルが運営する「フリークス ストア」は、創業者・鹿島氏がロサンジェルスで感じたモノやコトを通じてひとりひとりが楽しく生きることを一番に考えている、そんなアメリカの豊かさを日本に届けたいという、言わばアメリカ文化への初期衝動が込められている。

そんな同店の中でもほぼ最古参に位置するクリエイティブ デザイン オフィス ディレクターの落合輝さんは、茨城県古河市で6坪ほどの小さなインポートショップとして始まった第一号店で、当初アルバイトからキャリアを開始。

20190312_1_01
落合輝(クリエイティブ デザイン オフィス ディレクター) 同社が展開するハウスやホテルといった新事業のアートディレクションとグラフィックデザインを担当しつつ、旗艦店に併設された「OPEN STUDIO」ではキュレーターとしても活躍。

「僕が入社した’95年当時は第二次ヴィンテージブームと、いわゆる裏原と呼ばれたドメスティックブランド台頭期が重なり、さらに並行輸入の全盛期にありました。当時は代理店や日本支社がほとんどなく、各ショップが競い合うようにまだ知られざるアメリカのブランドを買い付けられた時代。この20余年の間で一番大きな変化といえば、そういった流通的な部分も欠かせないと思いますね」

20190312_1_02
’90年より多店舗展開を始め、旗艦店でもある渋谷の大型店舗は2002年に設立された。一昨年にはリニューアルを果たし、落合氏がディレクション、そしてキュレーターも務める「OPEN STUDIO」も併設している

1997年に原宿、2002年には渋谷と首都圏進出を果たし、今や全国に36店舗を展開する大手セレクトチェーンとなったワケだが、その根底にはやはりアメリカンカルチャーへの特別な思いが脈打っている。

「ファッションだけでなく、アメリカの文化を届けたいという思いは昔も今も変わりません。ただ、それが特定の年代やスタイルで停滞することなく、常に現在進行系へとアップデートしていきたいですし、それこそが我々らしさでもあると考えています」

20190312_1_03
こちらは落合さんの愛用品。ともに20年以上ご愛用という875&8160。「特にガラスレザーの8160は当時、諸先輩方が格好良く履いていて、ちょっと大人な印象の憧れ的1足。最近はあまり出番がないものの手放せないですね」

創業当初から今なお継続展開する名門ブランドとのコラボアイテムたち。

「フリークス ストア」の代名詞とも呼べる、名門ブランドとのコラボアイテム。創業当時から続くアイテムには一度手に入れたら病みつきになる名品ぞろいだ。ぜひ試してもらいたい。

【グラミチ×フリークス ストア】

20190312_1_04

軽量ウェザー素材を採用したベイカータイプと、ハリとツヤのあるストレッチ素材ソロテックスがスラックスを思わせる別注モデル。ともに1万2744円

【グレゴリー×フリークス ストア 】

20190312_1_05

異素材切り替えながらもダークトーンで統一し、随所に見られるメタルパーツも’90年代に採用されたブラックパーツを採用。2万3760円

【ショット×フリークス ストア 】

20190312_1_06

ダブルとシングルのいいとこ取りで人気を博した別注企画からチンストラップと脇のアジャスターを排除したマイナーアップデートモデル。7万4520円

【問い合わせ】
フリークス ストア渋谷
TEL03-6415-7728
https://www.freaksstore.com

※掲載情報は取材当時のものです。

▼あなたの街のアメカジショップもチェック!

日本全国のおすすめアメカジショップ案内。【保存版】

日本全国のおすすめアメカジショップ案内。【保存版】

2022年09月08日

(出典/「Lightning 2019年4月号」)

この記事を書いた人
ランボルギーニ三浦
この記事を書いた人

ランボルギーニ三浦

ヴィンテージ古着の目利き

全国的に名を轟かせていた札幌の老舗ヴィンテージショップに就職。29歳で上京。Lightning編集部、兄弟誌・2nd編集部で編集長を務めた後、現在は、Lightning副編集長に。ヴィンテージ、古着の知識はその道のプロに匹敵。最近はヴィンテージのロレックスが最大の関心事で、市場調査も日課のひとつ。ランボルギーニ三浦の由来は、もちろんあの名車。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

世界中で探し求める最上の素材。「THE FAT HATTER」秋冬コレクションをクローズアップ!

  • 2026.10.07

日本が世界に誇るハッターであるTHE FAT HATTERの秋冬コレクションをクローズアップ。今回のシューティングでは、それぞれの正義や美学をぶつけ合う場に向かう男たちを表現。彼らの強い決意と威厳を表現したような力強いハットが、精悍な雰囲気を醸し出している。ハットの良し悪しを大きく左右するフェルトは...

55周年を迎えた「MOTO」。周年を祝うスペシャルなレザー&シルバープロダクツを紹介

  • 2026.10.11

レザーやシルバーを駆使した製品を手がけるMOTO。1971年の創業より半世紀を超えて55年。ここでは、周年を祝うスペシャルプロダクツを紹介する。MOTOや本池秀夫さんが纏う唯一無二の世界観にも注目だ。(写真は「本池美術館」の隣にあるアトリエにて。周年限定のライダースジャケットにコンチョを装着する本池...

バガブージャケット、40年目の原点回帰。現代に蘇った名作ジャケットの魅力とは?

  • 2026.10.20

1986年に誕生した〈コロンビア〉の名作「バガブージャケット」が、今年で40周年を迎えた。その機能とデザインは、フィールドだけでなく街へも広がっていった。40周年となる2026年、その原点を振り返りながら、現代に蘇った[バガブージャケット]を見ていこう。 Bugaboo II 1986 Interc...

毎日のそばに、エル・エル・ビーン。秋の定番、フィールド・コートとフランネル・シャツ

  • 2026.10.16

毎日の服に、特別な理由はいらない。気兼ねなく着られて、どんな装いにも自然となじむ。そんな日々のワードローブを支えてくれるのが、エル・エル・ビーンだ。今回は秋の定番、フィールド・コートとフランネル・シャツを着て街へ出た。 100年を超えて今日もいつもの日常着 朝、玄関を出るときに手が伸びて、休日にもつ...

Pick Up おすすめ記事

「Wrangler(ラングラー)」の名作、スタッズを纏う。レザーラバー垂涎スウェードモデルも登場!

  • 2026.10.19

ワークウエアとしての機能だけでなく、ファッション的視点を取り入れることで独自の立ち位置を築いてきた3大ブランドのひとつでありデニム界の異端児・Wrangler。そんな彼らの受け継がれし不朽の名作に“スタッズ”が施された特別モデルが登場した。 “スタッズ”で作るネオ・ウエスタンスタイル ラングラーとい...

FINE CREEKを世界でいちばん熱く語る男。

  • 2026.10.07

この男恐るべし、である。北海道・帯広にあるセレクトショップ、...Dannyオーナー、河合裕介さん。彼のセレクトスタイルは一貫している。自分の愛せるものしか、ショップに置かないのだ。「売れるモノ」をセレクトするのではなく、「自分の売りたいモノ」のみを並べる。この時代にあって、その姿勢はまさに「愚直」...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

バガブージャケット、40年目の原点回帰。現代に蘇った名作ジャケットの魅力とは?

  • 2026.10.20

1986年に誕生した〈コロンビア〉の名作「バガブージャケット」が、今年で40周年を迎えた。その機能とデザインは、フィールドだけでなく街へも広がっていった。40周年となる2026年、その原点を振り返りながら、現代に蘇った[バガブージャケット]を見ていこう。 Bugaboo II 1986 Interc...

毎日のそばに、エル・エル・ビーン。秋の定番、フィールド・コートとフランネル・シャツ

  • 2026.10.16

毎日の服に、特別な理由はいらない。気兼ねなく着られて、どんな装いにも自然となじむ。そんな日々のワードローブを支えてくれるのが、エル・エル・ビーンだ。今回は秋の定番、フィールド・コートとフランネル・シャツを着て街へ出た。 100年を超えて今日もいつもの日常着 朝、玄関を出るときに手が伸びて、休日にもつ...