懐古に浸ることなく、進化を続けるアメリカ文化を体現する「FREAK’S STORE」。
デイトナ・インターナショナルが運営する「フリークス ストア」は、創業者・鹿島氏がロサンジェルスで感じたモノやコトを通じてひとりひとりが楽しく生きることを一番に考えている、そんなアメリカの豊かさを日本に届けたいという、言わばアメリカ文化への初期衝動が込められている。
そんな同店の中でもほぼ最古参に位置するクリエイティブ デザイン オフィス ディレクターの落合輝さんは、茨城県古河市で6坪ほどの小さなインポートショップとして始まった第一号店で、当初アルバイトからキャリアを開始。
「僕が入社した’95年当時は第二次ヴィンテージブームと、いわゆる裏原と呼ばれたドメスティックブランド台頭期が重なり、さらに並行輸入の全盛期にありました。当時は代理店や日本支社がほとんどなく、各ショップが競い合うようにまだ知られざるアメリカのブランドを買い付けられた時代。この20余年の間で一番大きな変化といえば、そういった流通的な部分も欠かせないと思いますね」
1997年に原宿、2002年には渋谷と首都圏進出を果たし、今や全国に36店舗を展開する大手セレクトチェーンとなったワケだが、その根底にはやはりアメリカンカルチャーへの特別な思いが脈打っている。
「ファッションだけでなく、アメリカの文化を届けたいという思いは昔も今も変わりません。ただ、それが特定の年代やスタイルで停滞することなく、常に現在進行系へとアップデートしていきたいですし、それこそが我々らしさでもあると考えています」
創業当初から今なお継続展開する名門ブランドとのコラボアイテムたち。
「フリークス ストア」の代名詞とも呼べる、名門ブランドとのコラボアイテム。創業当時から続くアイテムには一度手に入れたら病みつきになる名品ぞろいだ。ぜひ試してもらいたい。
【グラミチ×フリークス ストア】
軽量ウェザー素材を採用したベイカータイプと、ハリとツヤのあるストレッチ素材ソロテックスがスラックスを思わせる別注モデル。ともに1万2744円
【グレゴリー×フリークス ストア 】
異素材切り替えながらもダークトーンで統一し、随所に見られるメタルパーツも’90年代に採用されたブラックパーツを採用。2万3760円
【ショット×フリークス ストア 】
ダブルとシングルのいいとこ取りで人気を博した別注企画からチンストラップと脇のアジャスターを排除したマイナーアップデートモデル。7万4520円
【問い合わせ】
フリークス ストア渋谷
TEL03-6415-7728
https://www.freaksstore.com
※掲載情報は取材当時のものです。
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(出典/「Lightning 2019年4月号」)
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