決意のフルモデルチェンジ! フルカウントの「0105 LOOSE STRAIGHT」に注目だ。

アメリカンクロージングの大黒柱であるデニムの魅力は、なんといっても新品では完成されていないところ。着用して、洗濯を繰り返すことで、そのオーナーそれぞれのライフスタイルが刻まれていく。これほどまでに自分のライフスタイルに寄り添うウエアは少なく、育てがいのある1本にめぐり合うためには、やはり最新の動向も目が離せない。

そこでいま注目すべきデニムをご紹介しよう。ヘリテージスタイルを提案するデニムブランドの雄、フルカウントが25年ぶりにフルモデルチェンジに挑戦した1本は作り手の飽くなき探究心が詰まっていた。

飾りがなくても、フルカウントだと思ってもらえる。そんな大改革です。

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2019年に定番デニムのフルモデルチェンジを敢行したフルカウント。ここまでの大幅な変更は25年以上という歴史のなかでも初めてのチャレンジとなった。その真意と熱意を代表の辻田さんに語ってもらった。

「創業からラインナップをほとんど変えることなく作り続けてきた定番の5ポケットですが、シルエットや縫製など、作るたびに微妙なマイナーチェンジはしてきたんです。そのときそのときに自分の思っているカッコ良さの基準や、ファッションシーンの流れも取り入れたり。

でもブランドを初めて25年経ったときに、あらためて定番モデルを見直すと、いつしかブランドを始めたころとは少し違ったモノへとなっていることに気がついたんです。毎年のように微調整をするときも、ひとつ前のモデルが基準ですから、少しずつの微調整が25年という歳月が経てばけっこう変わりますからね。そんな節目に、もう一度、創業当時と同じように、僕が理想とするヴィンテージジーンズを見直したんです。それが今回のフルモデルチェンジの一番の理由だと思います。

もともとはヴィンテージジーンズの穿き心地や色落ち、それにバタ臭いカッコ良さを現代で再現できないかというスタートでしたから。今まで培ってきた経験値と生産背景のなかで、創業当時の思いをぶつけるというフルモデルチェンジです。

生地は今まで通りジンバブエコットンを使ったデニムですが、もっとも変わったのはシルエットとバックポケットの飾りを無くしたことですね。ヴィンテージジーンズを徹底的に見直すことで、すべてのモデルのシルエットを変えました。バックスタイルの飾りを無くしたことは、見た目の主張は薄くなったかもしれませんが、飾りがなくてもフルカウントのジーンズだと思ってもらえるカッコいいジーンズを目指した結論です。

見た目はシンプルでも生地や縫製、それにシルエットで勝負できるモデルチェンジになりました。もうウチのデニムを持っている人でも、もう一度穿き込んでみたくなるモデルになっていると思いますので、ぜひその良さを試してもらいたいですね」

25年の歴史を経て、新たなステージへと向かう「FULLCOUNT」。

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ヴィンテージジーンズの腰回りやシルエットをもう一度見直すことで、よりヴィンテージライクなオリジナルシルエットへと変貌。バックスタイルは飾りステッチやピスネームを省略し、シンプルに。2万4624円

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レザーパッチはデザインに変更はないけど、光沢感を持たせた仕上げの柔らかいタッチのレザーを新たに採用している。ここも生地同様に穿き込みと洗濯を繰り返すことで経年変化する部分だ。

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フロントのタックボタンはトップとそれ以下の受け側(ボタン裏のパーツ)でサイズを変更する。さらには丸く立体感のあるパーツをオリジナルで製作し、よりヴィンテージの雰囲気へと変わった。

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バックポケットは大きさなどが変更されただけでなく、飾りステッチやピスネームを廃止してシンプルなバックスタイルに。特徴的なデザインがなくても、カッコ良いジーンズを追求した結果である。

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生地のセルビッジ部分が来るアウトシームの縫製には太番手の綿糸を採用するだけでなく、専用でミシンをセッティングすることで広めの運針に。こうすることで、外側に出るアタリ感が顕著になる。

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インシームの縫製はロックミシンの設定を一般的なものよりも狭幅に設定し、さらにはそのすぐ近くをシングルステッチとチェーンステッチが走ることで、ヴィンテージと同様の仕様へと変更された。

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縫製糸も番手やカラーなどを見直し、適材適所で使い分ける。腰回りは上に向かってグッと絞り込まれ、腰帯部分で外側へと描く独特なラインも、今回のシルエット変更によって生まれた特徴になる。

【問い合わせ】
フルカウント東京
TEL:03-6804-6541
http://www.fullcount.co.jp/

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(出典/「Lightning 2019年3月号 Vol.299」)

この記事を書いた人
ラーメン小池
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ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
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