【お手本にしたい家作り】「西海岸インテリア」に囲まれた部屋作りの4つのヒント。

カリフォルニアの空や海、明るい陽射し、開放的な空気を思わせる西海岸インテリアが、ショップやカフェを中心に大人気だ。白いタイルや木材に、ヴィンテージ感のある家具を組み合わせたり、中古のマンションやアパートをリノベーションするなど、「新築の建物に新しい家具」という以外の選択肢に注目が集まっているのだ。

ただ流行のインダストリアルファニチャーを一般家庭にすんなり溶け込ませるのはなかなか難しい。もともと家庭用に作られたものではないため、店頭では映えるものも住宅では途端に無骨すぎたりサイズが大きすぎたり……。

そんななか、世田谷代田にあるシューズリペア&カスタムショップ「ブラス」の松浦さんは、絶妙なバランスでセンスあふれる空間を実現している一人。松浦さんの自宅を例に、上手に西海岸インテリアを採り入れるヒントを紹介する。

1.リビングは天井の高さで演出!

1200_MG_1873

松浦さんの自宅は無垢材を使った床に、モルタルの壁、そして板を張ったモダンな天井という清潔感のある空間。そこに無骨な印象を与えるインダストリアルファニチャーが色を添えている。建物自体は築50年を超える物件をフルリフォームしたものだ。

家族や訪問客が集まるリビングは大きな窓で、自然光を採り入れて柔らかい印象に。リノベーションで天井高を上げたことにより、大柄で無骨なヴィンテージ家具も違和感なく置くことができている。子ども用のヴィンテージチェアと、旧いトランクをアレンジしたテーブルがアクセントに。

2.タイルとアイアンで無骨に仕上げたキッチン。

1200_MG_1926

暖かみのある木材に真っ白なサブウェイスタイルのタイルがクリーンな印象。インダストリアルな照明が無骨な雰囲気をプラスし、バランスをとっている。松浦さん宅には工業製品を思わせる通な照明が、随所に配置されている。配線さえしっかりすれば、今のライフスタイルでも十分使えるので、インダストリアル系の家具を取り入れるなら、照明から入るのも手だ。

3.あえての見せる収納を取り入れた玄関。

1200_MG_1997

訪問客が初めに接触する玄関では、個性を演出。大のブーツ好きであり、オリジナルブランド『クリンチ』を手掛ける松浦さんは、ブーツ収納用のラックを特別オーダーし、かさばりがちなブーツを魅せる収納棚に。ウッディな空間に船で使われていたという大きなシェードランプが効いている。

4.インダストリアルスタイルの家具を効果的に配置。

1200_west_03

いいものを長く使う。そんな気分にフィットしてくれるのがヴィンテージ感を漂わせるアイテム。無骨さや男らしさを感じさせるインダストリアルスタイルのものを置くと、木材を多く使用していてもナチュラルテイスト一辺倒にならない。

西海岸の空気は、インテリアで作れる。インテリア賢人たちの自宅例を事例に、マイホームを憧れの空間に進化させてみよう。

「家づくり」の実例をもっと見る

(出典/「Lightning 2016年10月号 Vol.270」)

この記事を書いた人
サカサモト
この記事を書いた人

サカサモト

アメカジ系動画ディレクター

Lightning、2nd、CLUTCH Magazineの公式YouTubeチャンネル「CLUTCHMAN TV」のディレクター。元Lightning副編集長ということもあり、クルマ、バイク、ミリタリーなど幅広い分野に精通。現在はもっぱら動画作成機材に夢中。ニックネームは、スキンヘッドにヒゲ面をいう「逆さ絵」のような顔に由来する。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

もはや芸術品! 「Horizon Blue Jewelry」の装飾品の域を超えた美学

  • 2026.06.26

あまりに精緻で、目を見張るほどに美しいHorizon Blue Jewelry。その作品群を目の当たりにすれば、単なるアクセサリーの域を超え“芸術品”とも称される所以を容易に理解できるだろう。ここでは、アートピース級の美しさを湛えるジュエリーのなかから今後発売予定の新作も含めて紹介する。 アクセサリ...

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

Pick Up おすすめ記事

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

革ジャン好きなら一度は通るべき! 「No,No,Yes!」の最上級オーダー“アルチザン”とは?

  • 2026.06.01

「世界にひとつだけの革ジャンを作る」。それは、レザーラバーの憧れだ。革好き注目のブランド「No,No,Yes!」が誇るオーダーメニューの中でも最上級に位置する「アルチザン」とはいったいなんなのか? その正体に迫る。 革ジャンの伝道師・モヒカン小川が実際に“アルチザン”を体験 これは単なる革ジャンの話...

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...