【建築士・ROCK岩切の自腹リノベーション③】リノベーション成功のカギ「コンセプト」を決める。【カリフォルニア工務店】

アメリカ西海岸のセンスを建築業界へ吹き込むクリエイター集団「カリフォルニア工務店」。クリエイティブ・ディレクター“ROCK岩切”が自ら購入した物件をモデルケースに、新たなるリノベーションスタイルを提案するプロジェクト、その名も“CHIGASAKI HOUSE”。前回、ホンモノのカリフォルニアスタイルを求めて現地へ飛んだロック岩切だったが……?

▼自腹リノベーション企画これまでのお話

【建築士・ROCK岩切の自腹リノベーション①】 実験台になる戸建てマイホームを紹介!【カリフォルニア工務店】

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2021年11月01日

【建築士・ROCK岩切の自腹リノベーション②】本物のカリフォルニアスタイルを求め、西海岸へ!?【カリフォルニア工務店】

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2021年11月01日

“ROCK”岩切とは?

「カリフォルニア工務店」クリエイティブ・ディレクター。お堅いイメージの一級建築士ながら、根っからのカリフォルニアスタイルを体現する。カリフォルニア工務店を取り仕切り、住宅設計からカフェの内装、ガレージ作りまで全国津々浦々を駆け巡る。「カッコいいモノがないなら作ってしまえ!」というロックな思考の持ち主。

ラフスケッチを描いて「どんなカタチにするか?」を再確認

向かった西海岸でロック岩切が面会したのは、現地で活躍する女性2人による建築事務所「デザイン,ビッチーズ」(designbitches.com)。彼女たちとのコラボ企画として、“CHIGASAKI HOUSE”を完成させようというわけだ。

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「デザイン,ビッチーズ」との打ち合わせ前に、まずは自分が望む『家のスタイル』をしっかりと考えてみる。自身のライフスタイルを落とし込んだ、理想の居住空間を実現させるため、ラフスケッチを描いてみた。

これがロック岩切の“夢の居住空間”ラフスケッチだ!

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既存の空間は活かしつつも、やはり趣味であるサーフィンに優しい居住空間にしたい! そんなコンセプトがしっかりあるだけで、おのずと家の理想的スタイルが見えてくる。サーフィンのことを考えてウッドデッキを設けたり、サーフボードやバイクなどをいじる&収納するガレージを設置したり……夢が広がる広がる!

「デザイン,ビッチーズ」により、理想のライフスタイルがさらに具体的に

上記のラフスケッチとともに、「デザイン,ビッチーズ」とのミーティングに臨んだロック岩切。彼女たちが、スケッチを基本に提案してくれたデザインがこちら。

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緑に覆われて(飲み込まれて?)いる庭部分。そこをしっかりと再構築した。勝手口部分にタイルを敷き詰めた野外シャワーを設け、屋内を汚さずに済むようにサーフィンから帰ってきてもその場で浴びられる構造になっている。そしてカバードポーチや芝生を敷き詰め、仲間同士でBBQなど楽しめるようにファイヤーピットまで設置!

外壁はカリフォルニアスタイルな色使いへ!

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【ロック岩切の自腹レポート】リノベーション成功には「コンセプト」が命_07

西海岸らしくクリーンでポップなデザインを得意とする「デザイン,ビッチーズ」だけあり、外壁もカリフォルニアスタイルなものになった。彼女らが手掛けた様々な建築デザインを見れば、そのテイストは一目瞭然だ。

だんだんと全体が見えてきた“CHIGASAKI HOUSE”。このあと、どうやって進めていくのか? 建築士の自腹リノベーションプロジェクト、次回へ続く……!

カリフォルニア工務店公式サイト/http://www.cal-co.jp/

この記事を書いた人
ADちゃん
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ADちゃん

ストリート&ミリタリー系編集者

Lightning本誌ではミリタリー担当として活動中。米空軍のフライトジャケットも大好きだけど、どちらかといえば土臭い米陸軍モノが大好物。そして得意とするミリタリージャンルは、第二次世界大戦から特殊部隊などの現代戦まで幅広く網羅。その流れからミリタリー系のバックパックも好き。まぁとにかく質実剛健なプロダクツが好きな男。【得意分野】ヴィンテージ古着、スケートボード、ミリタリーファッション、サバイバルゲーム
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