【“カフェレーサー”に惹かれる理由】“ヤレ感”のあるホンダCB750Fに乗るkaiさんの場合

もともとホンダの「CB550フォア」を所有していたkaiさんは、愛車をカスタムをしようと「ミナミモーターサイクル」を訪れた。「ネットやSNSを漁っていたら、ミナミさんの車両がカッコよかったので、お願いすることにしたんです」その時たまたま店に置いてあった現在の愛車「CB750F」と出会った。「車両のサイズ感が僕にピッタリだったんです」

大柄なオーナーにフィットした、存在感のある4気筒カフェレーサー

立派な体格のkaiさんの悩みは、何に乗っても“バイクが小さく見えてしまうこと”だった。コンパクトでパワフルなCB550フォアもそれなりに楽しかったけれど、同時にもの足りなさも感じていたという。その点、CB750Fは、海外向けの「CB900F」と基本設計を共有しており、フレームや外装もCB550フォアより大きかったのだ。

「その場で即決しました(笑)。カスタムのテーマは、とにかく乗り込んでヤレた感じのするカフェレーサー。通勤にも使える機動性も欲しかった」

そこで、ショップ代表の平安山建二さんが、ルックスと走破性を高めつつ、安定性や安全性も追求。点火系や吸排気系、足まわりを中心に手を加えて信頼性を向上することで、普段の足としても使えるカフェスタイルを実現させた。

「通勤はもちろん、よく気晴らしに走りにも行ってます。狙い通りのヤレた感じのタンクや全体のバランスが気に入ってます」

日々のバイクライフをインスタグラム(@ykrd916)に投稿。SNSで知り合った仲間とナイトランに出かけることも多いという。

「カフェに乗り出してから、バイク仲間が増えました。もっといろんなところに行ってみたい!」

HONDA 1982 CB750F

1979年に登場したCB750Fは、排気量748㏄の空冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブエンジンをダブルクレードルフレームに搭載。4into2マフラー、セパレートハンドル、トリプルディスクブレーキを採用し、スポーツモデルとして人気を集めた。kaiさんの車両はミナミモーターサイクルがモディファイし、フルトランジスタ点火を採用して始動性を向上。フロントをローダウンすることで、水平なラインと低く長いスタイルを実現している。

ヘッドライトは160mmのラウンドタイプ。ライトケースとトリプルツリーはブラックに塗装した。セパレートハンドルで攻撃的かつカフェレーサー的なライディングポジションを構築。

タンクは「CB750K」用に換装。地金の出た塗装が“ヤレ感”を強調している。「Loud Pipes Save Lives(大音量マフラーは命を救う)」というバイカージョークステッカーもいい味を醸し出している。

ミナミオリジナルのダブルシートを装着。同時にシートレールを水平化してストレートなシルエットを構築した。小ぶりなテールライトはキジマ製のトラッカータイプ。

エンジンはブラックに塗装。純正のケーヒン製VBキャブレターから丸いボディでレトロな「CR」キャブに変更し、存在感のあるアルミ製エアファンネルに交換。吸気効率を向上させている。

テーパードしたサイレンサーを装備するミナミモーターサイクル製アップスイープマフラーに交換。ブラック塗装を施すことで、ダークでワイルドな印象に。

シート下はストリートカスタム定番の“スカチューン”。ホイールはパウダーの黒塗り塗装。タイヤはファイヤーストーン製で、フロント19インチ、リヤ18インチを装着している。

\人気の“カフェレーサー”をもっと知るならコチラ/

低く構えたセパレートハンドルにシングルシートを備えた「カフェレーサー」と呼ばれるカスタムは、いつの時代も根強いファンに支えられてきた人気のスタイルです。しかしこのジャンル、「何だか意味はよく分からないけれど、カッコよさそう……」と、スマートな語感からオシャレなジャンルと捉えている人は多いかもしれません。もしかして“バイクに乗ってコーヒーを飲みに行くこと!?”。――スタイルが多様化している現代においてはそれも正解ですが、実際のところ、そのルーツはかなり野蛮で、1950~60年代にイギリスで、エネルギーを持て余したバイクに乗る不良たちが深夜営業のカフェに集まり、夜な夜な違法で危険な公道レースをしていたことに由来します。しかし時を経た現代では、カルチャーも発展し、メーカー各社からそれを模したバイクが発売され、高い人気を得ている他、人それぞれの解釈から実にさまざまなカフェレーサーが誕生しています。それ故にSNSでは“これはカフェレーサーじゃない”といった論争もたびたび巻き起こる、謎多きスタイルでもあるのです。そこで「そもそもカフェレーサーとは!?」という基本知識にはじまり、現在人気のスタイル、さらには販売されている新車まで詳しく解説。実際のオーナーや人気ショップの最新カスタムなどを通じて、さまざまな切り口で百花繚乱な“現代カフェレーサー”の魅力をひも解いていきます。カフェレーサー好きならずとも必見の永久保存版です!!購入はこちら

この記事を書いた人
タンデムスタイル編集部
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タンデムスタイル編集部

初心者にも優しいバイクの指南書

バイクビギナーがもっとも知りたい、ハウツーや楽しいバイクライフの提案がつまったバイク雑誌。タイトルの"タンデム"は本来"2人乗り"の意味だが、"読者と編集部をつなぐ"、"読者同士の輪が広がる"といった意味が込められているぞ。バイク選び、ライディングギア選び、ツーリング、メンテナンス情報のほか、チャレンジ企画も大好評!
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