ミラクルジャパンがギアを上げた70年代中期のあの熱狂をもう一度

西暦が80年代に突入する5年前に、昭和が40年代から50年代へと移行しました。西暦の10年の節目と昭和の10年の節目が5年毎に交互にやってくるのも不思議なめぐり合わせですが、思えば西暦も昭和も10年の節目ごとに大きな社会の変化を感じられる幕開けだったように感じます。昭和40年男総集編『昭和時間旅行 ~こころのベストテン』シリーズ第2弾では、その昭和50年の節目を迎える1975年を含む昭和49年(1974)から昭和52年(1977)の4年間を振り返ります。今号の表紙は、昭和40年男世代なら、知らない人はいないと言っても過言ではない、ランボルギーニ・カウンタック。このカウンタックをはじめとするスーパーカーブームに火がつき、頂点を迎えたのが1977年でした。この一大ブームを迎える3年前の1974年には、世界的名画「モナ・リザ」の来日で初日2万人が入場するという熱狂ぶりを見せ、巨人の連覇が途絶えた10月、ミスタージャイアンツ・長嶋茂雄さんが現役を引退しました。昭和50年代に突入した1975年の12月には、あの大事件、三億円事件の時効がついに成立し、世の中を大いに騒がせて幕を閉じた年だったと言えるでしょう。続く1976年は、映画『ジョーズ』が大ヒット。夏のモントリオールオリンピックでは日本勢の活躍にも大いに沸きましたが、なんと言っても記憶に残っているのは、“白い妖精”と言われ、史上初の10点満点を叩き出した、女子体操・ルーマニアのナディア・コマネチ。そして日本国内では、10月に富士スピードウェイで初めてのF1グランプリが開催され、激しい雨の中で年間優勝を争う劇的なレースとなりました。そしてスーパーカーブーム頂点の1977年には、巨人の王 貞治選手がホームラン世界記録の756本塁打を打ち、まさに世界の王となりました。今号はそんな1974~1977年の熱狂をぎゅっと凝縮してお届けします!

「昭和時間旅行」第二弾おすすめ記事を紹介!

1974年 西新宿に3つの超高層ビルが竣工
淀橋浄水場跡地を中心に進められた新宿副都心計画。この年には住友ビル、KDDIビル、三井ビルが相次いで竣工し、西新宿に超高層ビルがそびえ立ち始めた。

1975年 三億円事件時効成立
世紀の大犯罪の時効が12月に成立。時効を目前に皆がその犯人像に注目し“一億総探偵”状態となるも、捜査線上に浮かんでは消えた容疑者はついに逃げ切った。

1976年 超音速旅客機「コンコルド」定期運航開始
商業的には失敗したと言われる「コンコルド」。しかし昭和40年男世代にとっては憧れの乗りものだった。2003年にその歴に幕を下ろしたマッハの夢を再検証する。

1977年 ロッテから「ビックリマンチョコ」発売
初代「ビックリマンチョコ」のおまけは、ドキッとするリアルな描写とシュールなモチーフで大人気に。正方形のシールは子どものいたずら心を大いに刺激した。

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昭和40年男 編集部
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1965年生まれの男たちのバイブル

『昭和40年男』は、昭和40年(~41年3月)生まれの男性のための情報誌。誌面では同年齢の活躍を紹介したり、そろそろ気になってくる健康面をサポートする記事の他、かつて夢中になったあれこれを掘り下げる記事を多数掲載!「故きを温ね新しきを知る」──本誌は、昭和40年生まれのための温故知新を提供できる存在になるべく、「ノスタルジックな想い出が呼ぶ共感」を「明日を生きる活力」に変えることを命題に誌面づくりに奮闘中!!
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