『もーにんぐまん』の名で知られる日本屈指のヴィンテージコレクターの貴重なアーカイブを大公開!

ヴィンテージという概念が存在する世界には、必ずコレクターが存在する。そのカテゴリーは細分化されており、デニムのようにメジャーなものから知る人ぞ知るニッチなものまで、奥深い世界が広がっている。そんな様々なジャンルのコレクターを、テーマごとにフィーチャーし、膨大なコレクションの中から厳選した逸品を毎号ここで紹介していく。

テーラーからレディメイドに移り行く美しきヴィンテージウエア。

高津朝人。1984年生まれ。インスタグラムで『もーにんぐまん』のアカウント名で知られる日本屈指のヴィンテージコレクター。ジャンルや年代に縛られず、1800年代のアンティークから王道のアメリカンヴィンテージ、90年代のストリートまで、俯瞰的にセレクトした私物を公開。それらのポストを通してヴィンテージの奥深さを表現。独自の切り口から、1.6万人以上の全世界のヴィンテージラバーからフォローされている。また公開するヴィンテージのほとんどが、国内のショップで購入。高津さんの中でコレクションを公開することは、数多くの日本人バイヤーへの賛辞でもある。販売することなく、貯め続けているので数千もののアーカイブを所有。10代の頃より米国古着に興味を持ったのが古着の入り口。高校卒業後に、学生時代より通うヴィンテージショップに入社。オンオフ問わず、独自のルートで古着を開拓。またインターネットオークションサイトの黎明期が青春時代に当たるため、デジタルも駆使し、地道に収集した。Instagram@morningman304

1920s Wainwrights

ロンドンにあった名門メーカーのモーターサイクルコート。1900年代初頭のリンドバーグコートに大きな影響を受けたデザインで、胸にジッパーが付くため、1920年代頃のものと推測。

1930s Harley Davidson

当社の中でもスペシャルピースと言えるモーターサイクルコートは、ゴム引きにヘリンボーンのプリント。1900年代初頭の飛行服を彷彿とさせるデザインで、タグやジッパーより年代を推測。

1918 BURBERRY

まさにアーカイブという言葉がしっくりとくるスモッグコート。首からの風の侵入を防ぐたけの独創的な襟のデザインも新鮮。タグの裏には製造年が記載されているため、1918年製と判別した。

1900s Taylor Made

1900年代初頭と思われる洒脱なチェスターコートは、テーラーメイドならではの美しいAラインに、高密度に打ち込まれたウールメルトンを配している。左右非対称のフラップポケットも個性的。

Turn of the century Taylor Made

圧倒的なオーラを放つロング丈のロングコートは、上質なウールメルトンを使用。裏地はチェック柄で、随所にスモーキングジャケットを彷彿とさせるオリエンタルさが同居する。

Turn of the century Unknown

独創的な裾のラウンドが目を引くフランスのサックコート。当時の大衆的なジャケットとして普及されており、量産品ながらもハンドメイドの良さを感じる。ネップ感のあるウール生地。

Turn of the century Unknown

当時のカタログでも確認できるハンティングジャケットで、アメリカものだが動物ボタンを使用。首のコーデュロイやリベットの補強など、非常に凝った作り。ゴールデンブラウンのダック生地。

(出典/「CLUTCH Magazine 2026年5月号 Vol.103」)

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