俺とモノ。「Stevenson Overall Co.」代表・多賀谷さんの“アガる”モノたちを紹介する散財日記。

日々の生活での「買い物」は重要なキーワードであり、モノを買うことでテンションが上がることが、買い物の本質だと語るStevenson Overall Co.の代表であり、デザイナーである多賀谷氏。ヴィンテージのワークウエアにインスパイアされたプロダクツを独自のセンスで再構築する。素材、縫製のみならず、ディテールワークまで緻密に計算されたプロダクツが真骨頂。テンションを上げるための買い物とお酒は必須で、好きな銘柄は菊正宗純米。そんな氏が日々の中で手に入れた「アガル」モノたちを紹介する散財連載。

多賀谷強守|Stevenson Overall Co.の代表であり、デザイナー。ヴィンテージのワークウエアにインスパイアされたプロダクツを独自のセンスで再構築する。素材、縫製のみならず、ディテールワークまで緻密に計算されたプロダクツが真骨頂。テンションを上げるための買い物とお酒は必須で、好きな銘柄は菊正宗純米

SECURITY GARMENT Chore Jacket

1950年代以前のアメリカには、数多くの小さなワークウエアブランドが存在していた。これもその一つ。当時の一般的なワークジャケットに比べ、ロングポイントの襟が特徴的だ。昨今、この年代のカバーオールの相場を知ってしまうと、もはや気軽に袖を通すことすら躊躇してしまう。

South2 West8 Easy Pants

NEPENTHESが手がけるレーベルのひとつ、South2 West8。アウトドア要素をベースにしつつ、どこか力の抜けた佇まいがちょうどいい。デイリーで使うなら、やはりイージーパンツはありがたい存在。プリントの雰囲気が好みで、気づけば色違いで揃えてしまった。

COMME des GARÇONS Nylon Message Print Bag (by Alisa Yoffe)

青山のCOMME des GARÇONSで目に留まったナイロンバッグ。最近は何もかも洋服が高く感じるが、その中ではギャルソンのこういったアイテムが、逆に安く感じてしまう。いかにもギャルソンらしい分かりやすさも含めて、今の感覚をよく表している一つだ。

Yusuke Okada Framed Photography & Photo Book

アンクルムーブルで個展が開かれていた際に購入した、自然写真家・岡田雄介さんの作品。展示を見ていて、真っ先に目に入ったのがこの白熊の写真だった。浅瀬を歩く白熊と、背景に広がる金色がかった色合い、その印象を引き立てるゴールドのフレーム。その組み合わせに惹かれて購入。同時に写真集も一緒に手に入れた。

Oakley FactoryTeam x South2 West8 Flesh Sandal

サンダルという名前だが、季節感はほとんどない。見た目以上に包まれる感じがあって、寒い時期でも普通に履ける。アウトドア前提のタフさはもちろん、何より歩いていて楽なのがいい。

LION OCH-TUNE FAST Toothbrush

これまで使った中で、いちばん歯垢が落ちる感覚がある歯ブラシ。磨き心地がよくて、とにかく具合がいい。毎日のことだからこそ、こういう道具が一つ変わるだけで気分も変わる。

Chiharu Asakura Miniature Landscape Object

佐島に別荘を購入してから、近所のアンティークショップ〈アンクルムーブル〉に立ち寄った。横須賀在住の作家、チハル・アサクラの個展が開かれており、光を仕込んだ箱庭のようなオブジェに足を止めた。どこか佐島の家に近い空気を感じ、そのまま購入。

(出典/「CLUTCH Magazine 2026年2月号 Vol.102」)

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